みなさん、こんにちは。
前回は、サラリーマンとは
どんな仕事かみたいなお話をして、
結局やりたいことやってる人は
ほとんどいないので、
嫌だなぁーという気持ちを
押し殺さずにやれば、いくらかは楽かもというところで
終わってしまいました。
前回の記事はコチラ
今回はサラリーマンの中でも、
『管理職』について
お話したいと思います。
実は私、かつて部長をしていました。
見えないでしょーって、私のこと
知ってる人ほとんどいませんよね。
小さい会社とはいえ、
その中でも出世は早いほうで
４０歳になる頃には部長になっていました。
思えばこの辺りから仕事に対する違和感は
MAXに近づいていたかもなーと思い出します。
みなさん、課長とか部長って
どんな印象をもっていますか？
まだ会社勤めをしたことがない人には、
何か偉そうに大きな机に座って
部下を怒鳴りつけているとか、
大して働いてないのに給料だけ
沢山もらっていそうとか
上の人に取り入るのが上手いだけとか・・・
あまりよくない印象があると思います。
しかし最近の会社では、
いわゆるプレーイングマネージャーと
呼ばれる人たちが多く
偉そうにふんぞり返っているだけの人は
あまり見かけません。
実際にお客さんを相手にするような
仕事を持ちながら
管理能力や人材育成能力も求められる
スーパーマンのような人が管理職に
登用されます。
管理能力よりもプレーヤーとしての
実力が評価されて管理職になる人が
多いように思います。
そういう人のほとんどは、
性格にクセがなく誰に何を頼まれても
絶対に断らない、
いわゆる良い人と呼ばれる人が
多いんじゃないでしょうか？
お客さんの信頼をすぐに集めてしまうような
すばらしい人です。
今あっ、オレ（私）のことかもと思ったあなた、
みんなに信頼されて
ヒーロー扱いされていませんか？
私もまさにヒーロー扱いされて
踊りまくってました。
ちょっと難しいお客さんだと、
いつも自分が先頭に立って壁になり、
上からのプレッシャーは
全部自分で受け取って、
他の人に任せるということを
知りませんでした。
でも、いくらみんなの味方だ！みたいな顔してても、
会社の方針とか使命みたいなモノは、
自分の思いと違ったとしても、
さも自分の意思のようにみんなに伝えなきゃいけません。
このときは、オトナな自分を全面に出すんですが、
素直な自分とはかなり葛藤しています。
素直な自分とオトナな自分の解説はコチラ
こんなことずっと続けていたら
必ず疲れが溜まると誰でも
想像できますよね？
飲み会やらお客さんとの食事会も、
有無も言わせず出席するのが当たり前です。
社内の会合とかだと、みんなの前で一言みたいなことを
突然言われるかもしれないので
人前で話すのが苦手な私は、
いつも勝手にビクビクしてたのを思い出します。
その頃は、部長なんだから当たり前だと思っていましたが、
１人の人間として考えると
ほとんど毎日、嫌なコトしかしてなかったなぁーと思います。
役職が上がれば上がるほど、
自分を捨てなきゃ務まらないみたいな・・・
そりゃ違和感も増して、
疲れも溜まりますよね。
しかも溜まるスピードは上の役職になるほど
加速していきます。
でも、ほとんどの役職者は
疲れが溜まっていることを認めようとしません。
人の面倒を見る立場の自分が
疲れている場合ではないと思ったり、
少なくとも他人には認められて偉くなったので、
自分は正しいと思う力が強い人ばかり
なんです。
当然、強い誇りもあるし、
家族に金銭的な贅沢をさせられる嬉しさもある。
会社の中だけでは肩で風を切って歩けるし・・・。
そんな思いが、疲れていることを気づかせてくれない
要因であると私は思います。
みなさん、燃え尽きないように気をつけましょうね。
さらに管理職になると、
会社に対する依存度が高くなります。
プライベートで遊びに行くのに、
名刺を持っていってしまう悲しい人もいます。
そんな人は定年しても、
現役時代の名刺が捨てられません。
例えばそんな人が突然リストラされると、
他の会社でも同じようなポストに就くことに
コダワりすぎて再就職に失敗します。
そんなときこそ失望ばかりするのではなく、
自分の正しい立ち位置を知るチャンスだと
思って下さい。
自分の正しい立ち位置を知る記事はコチラ
大きな世界から見たら自分はちっぽけだなーと、
自分で素直に認められた先には
必ず自分の人生を取り戻す
ヒントが隠されています。
なんか疲れてるつもりはないんだけど、
最近眠れないんだよねーとか、
休みの日も仕事のことばかり考えて、
家族とうまくいかないんだよねーなんて
少しでも気になることがある方は、
自分の姿を客観的に眺めてみて下さい。
自分が変わる必要があると感じた方は
何を変えることができるか見極めて下さい。
そのままでも楽に生きられる
方法は必ずあります。
それでは、また。