●ピアノを続けて大人になった今だからわかること
こんにちは。
市川市のピアノ教室 ノア音楽教室の大岡史恵です。
昨日は、レッスンの後に、昨日のブログでご紹介した連弾の曲を娘に付き合ってもらって、次々と弾いていました。
どの曲も、情景が浮かぶ美しい曲。
以前、作曲者の池田奈生子さん自らレクチャーしてくださったときのレジュメを広げながら、
そうだったそうだった、
わたしはこの曲が好き、
この曲もあの曲も、いいね~♡
と、娘と盛り上がりました。
ちなみに、娘はあんまりピアノは弾けません。
ピアノをちゃんと練習してきたことがないし、わたしも教えていないので。
なので、ほぼ右手だけ、そして時折かなりへんてこな音も鳴らしてふたりで笑いながら、
でも、素敵な曲! と音楽全体を感じ取ることはできていたみたいです。
ピアノは、気の長い習い事…。
つくづく、そう思います。
「楽譜を見て、弾きたい曲をなんとか弾けるくらいになれば」
ピアノを始めるとき、子どもたちに始めさせようと思うとき、そう考える方は多かれ少なかれいらっしゃると思いますが、
現実には、3~4年でそうなれるわけもなく、
日々の練習もある程度は必要です。
大人の生徒さんなどに、
「先生は特別だから」
と言われることがありますが、
いやいや、わたしだって、ピアノをやめたくてやめたくてたまらなかった時期はあるし
(理由は、特になかった。めんどくさかったのかな、笑)、
大人になってからのブランクも、実は十数年あります。
自分から「やりたい」とは確かに言いましたが、
ピアノが大好きだったかというと、そんな気持ちはあまりなかったように思います。
強制もされなかったけれど、「なんとなく」続けていた子ども時代でした。
確かに、生徒の皆さんよりずっとたくさんピアノの前に座ってきたし
(でも、世の中の音大に入った方々と比べるとぐーんと少なかったと思うけど)、
譜読みをはじめ、何らか、楽に理解できることもあったと思うけれど、
わたしはわたしの迷い込んでしまった世界の中で、「ダメだ感」を抱えて生きてきました。
でも、長い学生生活を終えて、
ロシアに飛び出て、音楽のシャワーを浴び、
封印の十数年を経て、今こうして毎日ピアノの前にいて
(自分の練習は、ほとんどしていませんが)、
「ただ音だけ弾いていた」子ども時代に身についたものが、
ようやく心に響くところまできたと、感じています。
今になって、
新しい曲に出会ってワクワクしたり、
子ども時代に弾いた曲をまた弾いてみて素敵なところをたくさん再発見したり、
そんなふうに感じられるようになったわたしです。
わたしは本当に、なんでも気づくのが遅いので
(これまでの人生で、折々にそんなことがありました、汗)、
きっと、世の皆さんは、同じところまでくるのにもう10年くらいは早くくると思います…。
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