【ピグ寄席】司会上達マニュアル<其の壱拾弐> | ウル虎のぉと

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そのときそのとき興味のあることを

其の壱拾 で述べたように、大喜利はクイズではありません

司会者が問題を出し、回答者が答えるという図式はたしかに同じですが、

大喜利は機知に富んで面白い回答が正解になるからです。

その点で、クイズと大喜利は大きく異なってきます。


しかし残念ながらピグ寄席では、単なるクイズやなぞなぞにしかなって

いないお題を出している司会者をたまに見かけます。これは、司会者が

大喜利とはどういうものなのかを理解できていない証拠です。

今一度、お題がクイズやなぞなぞになっていないかを確認してください。


また、其の壱拾、其の壱拾壱で紹介した悪いお題の例以外にも、

ドラえもんの新ひみつ道具は?や、

新しいアンバンマンのキャラクターは?や、

AKB48って何の略?といった、誰でも思いついてしまうお題は

「またそれか、もうええわ!」と思われるので避けましょう。


無人島にひとつだけ持って行くなら何?や、

願いがひとつだけ叶うとしたら何を願う?

といったお題もよく出ると思いますが、単に日常会話の質問であり、

とても大喜利のお題とは言えません。

ボケろと言われても、いわゆる『広いお題』ですし。


他にも低レベルなシモネタダジャレを誘発しそうなお題は

やめましょう。さらに、表現力・発想力の乏しい回答者(特に子供)は、

なんでもかんでもマツコ・デラックス田代まさしの名前を

出したがるので、誘発しそうなお題になっていないか注意が必要です。


ちなみに、私がピグ寄席で見た中で、最低だと思ったやりとりがこれです。


お題:「まずいもの」

答え:「うんこ」

観客:「うまい!」


何がうまいねん!

アホか!

ニ度と来るな!



~つづく~