お空のアイドル、ベベに。
掛かりつけの病院に最後の挨拶をして
ベベは東京に戻ってきました。
いつも寝ていて大きいベッドに移動させてまもなく
懇意にしていただいてる方々が来てくださって
ベベの周りはべべを想う愛情で賑やかになりました。
みなさん、生前にベベを可愛がり、お世話のお手伝いしてくださった方ばかり。
ベベのために涙をながし、頑張りを称え、
泣いてばかりいる私を慰め、励ましてくださいました。
最後の肉球。
もう白くなってるけど。
一回もお外歩いたことないから綺麗でしょ？
私が抱っこの時も一緒に寝ている時も世話している間じゅう、ずっと握っていた肉球です。
そして出棺。
里親様が旅立ちの時に飾ってあげやすいように、
大きなお花を頭をとった状態でたくさん用意してくださり
両親が買ってくれたべべらしい元気な色のお花と一緒に飾ってあげました。
いつも目を開けて寝てるベベでしたので、丸で生きているかのよう。
ご飯には大好きだった高カロリーミルクも振りかけて。
二コ兄、アポ爺とマミーの写真も一緒に。
ベベ、またね。
大袈裟じゃなく５０回くらいキスをして。
たぶん、ベベは 「もうマミー、しつこいじょー！」 と言ってます。
たくさんのお花に囲まれて、ベベは天国支部に向かいました。
メールにもブログにもFBにもラインにも
たくさんたくさんの方から励ましとお悔やみのメッセージ頂戴しています。
コメントなどには個別にお返しできずにいて申し訳ありません。
でも全部読んで、その都度、ありがたく、泣いています。
ベベの事を全国のこんなに多くの方が応援してくださっていたと改めて感動しています。
重度の水頭症で売れないからと、そのまま犬舎でほうっておかれていたら
こんなに生きられなかったであろうし、沢山のみなさんに知っていただくこともなかった。
べべは重篤な状態で生まれてしまったけれど、ベベはべべの犬生を行き抜き、
同じように介護をしているオーナーさんや、病気を抱える子に希望を与え、
私に無償の愛とお世話の歓びを教え、彼の使命を全うしたかな、と
少し、そう思えるようになりました。
でも。
小さくなってしまったベベ。
今の場所にお供えをしたら、二コラが大至急食べてしまったので＾＾；
ご飯の時だけはいつものように高い位置で。
「べべ、ごはんだよ～」
いつもそういうと、ぶつかり稽古をやめて、こちらをちらっとみました。
ずっと使ってた、ベベが噛み噛みして曲がってしまったシリンジが
所在なく、処分もできず。
べべに、話しかけることは変わらないけれど
いつものぶつかり稽古の音もせず
おなかがすいたときのピーピー泣く声もせず、
急に部屋が静かになり、まだ茫然としています。
本当に、ただ、悲しく、寂しい。
ニコの散歩もあるしアポの病院もいかなきゃいけないし
レスキューのことも再開しなきゃですが、もう一日だけください。