●感動的。ダムで働く人、そして大渡ダムに親しむ☆
ダム愛好家(?)の、私と502さんは、
大好きな高知県の大渡ダム の見学に行ってまいりました。
ダムを見るのも楽しいけれど、ダムにもっとお近づきになる為に、
もっともっと勉強して知りたい!
502さん が、見学の予約を取ってくれました。(アリガトー502さん)
どーも普段は小学生が学校行事なんかで見学にはくるけど、大人2名が見学に来るのは初めてだったらしいです。(笑)
だけど、すっごく親切に色々教えてくれて
しかもこのKさんという方がすっごく素敵な方でもぉ最高でした☆
連日の雨により、一番下のゲート「コンジットゲート」が一門開いています。
この素晴らしき大渡ダムの勉強をさせて頂きました。素晴らしい一日であります。
まずは、広い会議室のような部屋に通されて、ビデオを見ました。
大渡ダムの出来るまで、そして大渡ダムの役割などが説明された、
子供向けのビデオとのことですが、
なかなか勉強になる良い内容です。
担当をしてくれたお兄さん、Kさんに色んな質問をぶつけるのですが、
とっても親切丁寧に答えてくれました。
Kさーん、超いい人!ヽ(*´∀`)ノ
お次は、念願の「操作室」に案内してくれました!
なんと!
ここはダム管理所の中枢であります!
色んな機械がズラーっと並んでいて、スゴイ。
↑今開いている真ん中のコンジットゲート。
全部で5個あるうちの、3つめです。
これが「3号」というゲートで
ただいま44cm、開いています。
そしてその44cm開いた部分から放流している水量は、毎秒約44トン、という表示です。
なるほどー内線513番ダヨー(・ω・)
これが、その装置なんですが、勝手に数値を変えることはなくて、
流入量を見ながら、下流に流す安全な量をコンピューターで調べて、
ゲートを何センチ開けるかを割り出すのだそうです。
そして、さまざまな過程をえて、ついにカギを差してから「ON]ボタンでようやくゲートが開くのだとか!
水をひとつ流すだけでも、責任重大な任務なわけです!
司令室のようなかっこいいテーブルとでっかいモニター!
ウギャー!かっこいい!(〃∇〃)
あのねー、ダム下流域で人が出没しそうなスポットには、あちらこちらにカメラが設置してあるんですってよ!
たとえば釣りをする河原とか、キャンプする河原とか。
放流するときには、危険だからピンポイントで呼びかけたり、直接行ってお知らせしたりするんですって。
こーして放流にあたって下流域の安全を守るのも、ダム管理のお仕事なんですって♪
私前に早明浦ダムのまん前で見とれてるときに、注意アナウンスが流れたけど、
あれってやっぱピンポイントに私に向けた勧告だったんやねー。
カメラで見られてたんか~。キャはずかし。(//・_・//)
このお部屋では、常に気象協会とかから情報を提供してもらいながら
お天気チェックに余念がないそうです。
大雨が来る!っとかなると、緊張するそうですよ。
やっぱそーなんやね~(・∀・)
さて、お次はいよいよ♪
ダム内部へと案内していただきました!
まずは管理事務所から外にでて、貸し出されたヘルメットをかぶっていざ!(・ω・)/
天端の上を渡るようにして乗っかっている大きな装置。
これは、さきほどのコンジットゲートを点検するときに使う「ガントリークレーン」と言います。
大きな機械なよ~(゜ロ゜)
この大雨ですが、貯水量かなり少ないようです。
このことについて質問したところ、
夏の梅雨時期から9月の台風の時期までを「洪水期」といって、満水位が低く設定されているのだそうです。
(ダムによって違いますが。)
雨が多く降ることを想定して、空き容量を作っておく為です。
なんだか夏は渇水のイメージだし、逆に水を多めに貯めておかないと!?
って思いがちなんですが、そーではないようです。
冶水しなくてはならないので、こーいった設定も重要ですね。
ちなみに仁淀川に数あるダムでも、他はみんな四国電力の発電ダムで冶水能力がない為、多目的ダムである大渡ダムがこの川の冶水の責務を背負っています。
さて、あの扉よりエレベーターに乗って地下(ダム体内)へと降りてゆきます。
ここが地下2階の監査廊です。
約200メートルくらいあるそうです。
中はかなり湿気が高く、どこもかしこも水浸し。
気温は少し低くて約20度。
寒いほどでもなくて、湿気が高いので涼しくちょうど良いです。
3号コンジットゲートは稼働中ですが、1号は使われていないので中に案内してくれました。
「四国地方建設局 大渡ダム 主放水設備 主ゲート
圧着式高圧ラジアルゲート 重量89トン 昭和55年3月製作」
カギのかかった部屋の中には色んな装置が置かれています。
キャワユイ電話機。
内線511カナ?(・ω・)
さらにこの部屋の奥へと入ってゆくと、巨大なコンジットゲートがあります。
素敵なKさんについて、さらに階段を降りてコンジットゲートの中で働くラジアルゲートへと向かいます。
この黄色いでっかい長いものは、油圧ジャッキで、
これで押さえつけてゲートを開閉しています。
この網はコウモリよけですって。
そして!
足元にはどでかいラジアルゲート(89トン!)が鎮座しておられた!
おお~アナタがそうでしたか~!
あの縦長の四角いゲート(コンジットゲート)の中に居ます。
外からでは黄色いラジアルゲートの姿は見ることが出来ません。
ゲートを見下ろしながら楽しそうにお話してるKさんと502さん。
さらに、禁断の・・・!
ラジアルゲートに触れてみることに。
ああ、これが壮大なるラジアルゲートだ。
この方が、強力なパワーで水圧に耐えながら水を小出しにする偉大なゲートだ。
押さえつけてフタがぴったりと閉じられているが、あの向こうはまさにダムの底。
水深30メートル?くらい。
全く水漏れしてない。ぴっちりと塞がっているワ。
ちょと覗き込んでみた。
!!!!!!!
ゲートの・・・
ゲートの外の世界がぁぁぁぁぁ~~~!(゜ロ゜)
キャア!減勢工が見えるではないの!
隣の隣の部屋で、3号ゲートが放出する水流まで見えるではないの!
アタシってば、ついにこっちの世界に来てしまったのね!
お母様ーーぁぁぁ!・°・(ノД`)・°・
感無量。
こんな体験させて頂いて、マジ感謝。
Kさん、小学生にはここまで見せないそうです。そらそーよね。(笑)
しかも、所要時間1時間って最初言っていたのに、
質問にもひとつひとつ丁寧に、イヤな顔することもなくじっくりと説明してくれたり
ちょっとした楽しいトークも交えながら、軽く2時間越えてたわ。(笑)
ほんと、Kさんありがとう。
勉強になったし、すごい楽しかったよ!
まだ若くて私よりも年下の青年、Kさん。
最後に、Kさんの言葉で印象的だったこと。
ダムの管理は誰からも感謝されることはなくて、やって当たり前と思われる仕事。
だけど、これだけの大きなものを動かす責任は大きく、やりがいを感じる、と
そうおっしゃっていました。
ダムを作る人達も尊敬に値しますが、こうして日々、ダムを管理する人は
河川の安全を常に真剣に考え、ひいては人々の平和な暮らしに大きく貢献する偉大な仕事をなさっています。
誇りを持って仕事に携わる若いKさんの姿は、眩しいくらいにキラキラと輝いていました。
ダムは、堤体に技術者・職人の汗と情熱、未来への希望を感じ
そして維持管理には、専門家の誇りと凛とした正義感を感じる。
誰からも好かれることのない、誰にも知られることのない、裏の仕事ではあるけれど
この人達の生き様が、この世の平和と人々の安定した生活を守ってくれている。
そんなことが感じられた一日でありました。
どうもありがとうございました☆
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