“追い詰められて”動くか “追い詰められる前に”動くか | 会計事務所応援 ブログ

“追い詰められて”動くか “追い詰められる前に”動くか

みなさん、こんにちは。

 

ここ3週間近くにわたり、
ブログの更新が滞りまして申し訳ありませんでした。

本日より再開いたしますので、
引き続きよろしくお願いいたします。

 

さて、この数週間、東北地方から沖縄県まで、
私どもが全国の会計事務所様に
提供させていただいております
財務ソフトCASH RADARシリーズを

 

20年以上にわたってご愛用いただいております
税理士先生の事務所に
「1日あたり1.5事務所」ほどのペースで
お伺いしておりました。

 

東京からの片道の移動だけで
6時間近く要する事務所もあり、
40代中盤に差し掛かった私にとって激務ではありましたが、
刺激的な日々を過ごしておりました。

 

税理士先生によっては、
私自身が3年5年お会できていなかった方も多く、

その後60代、70代を迎えている先生でも
みなさんいい意味でギラギラしている
年齢を感じさせない所長先生ばかりで、

 

前向きな発言とそれらの言葉を
裏付ける行動力を目の当たりにして
私たちは本当に素晴らしいお客様に恵まれていると
改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

私が、そんな感覚になったのには理由があります。

 

私たちとお付き合いのある税理士先生は、
常に世の中の動きにアンテナを立てて
敏感に行動されている方々ばかりなのです。

 

前向きな発言、それを裏付ける行動力を
発揮できる背景には、
事務所が危機に陥る前に対策を打つ意識を
普段から持ち続けていることに他なりません。

 

というのもこの1、2年、
主に『在宅スタッフの活用』をきっかけとして、
初めて私どもが提供しているサービスや
CASH RADARなどのシステムを新規に導入いただく
会計事務所の先生が増えてきておりますが、

 

その動機として、

「困り果てて、他に手段がなく...」

というケースが決して少なくないのです。

 

なぜそこまで追い詰められてしまっているのかは
各事務所様によって様々ですが、
いずれにしてもギリギリの状態で
ある意味やむにやまれず決断されたのだと思います。

 

ただ、みなさんの事務所でも、
顧問先様との関係においてこのようなことを
何度か経験されていると思いますが、

ある程度経営全般が安定しているなかで、
改善の手段を施す場合と、
土壇場まで追い詰められてからそうするのとでは、
支援側のパワーのかけ方がまったく違ってきます。

 

改善策実施から良い方向に向かう確率も
やはり余裕がある方が
各段にアップすることは間違いないでしょう。

 

その点、本当に追い詰められていると自覚しない限り
行動にまでは移さない会計事務所が
世の中にはどれほどあるのでしょうか。

 

私自身も、私どものサービスをご検討中であった
先生やその関係者の方々のなかには、
その後過労で倒れられたり、
なかにはお亡くなりになった先生もいらっしゃいました。

 

あるいは、どこに原因があったのかは
今となっては知る由もありませんが、
職員の一斉退職に遭遇したり、
顧客持ち去り騒動に遭ったといういうことも
目の当たりにしてきました。

 

誰も望んでいない結果を
招いてしまったということです。

 

 

お医者さんが患者に話す、
「治療より予防」といった表現を、

税理士さんから顧問先様をはじめとした中小企業様へ
お話しになることがありますが、
決して会計事務所も
例外ではないと私は思えてなりません。

 

『士業からサービス業へ』

 

単なる業界向けの標語ではなく、
私たちの業界で生き残りをはかっていくために
他業種同様、真剣に取り組んで
いかなければならないところにまで、
私たちは来ているのではないでしょうか。

 

かつてはあまり感じることのなかった
事務所間での“力の差”が
このところ明らかに開いていることを感じます。

 

その地域地域で、
もし「一強他弱」のマーケットが
スタンダードになってしまうのであれば、

ぜひとも私たちとお付き合いのある税理士先生は、
その「一」を守り続けていただきたいと願うばかりです。

 

 


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