薬の名前とそのいわれ。
英語で粘液をムーカス、Mucusといい、
粘膜をムコーザとかmucous membraneという。
胃薬の粘膜を保護する薬の名前には
ムコスタ(大塚)があり、
粘膜が安定するところから
ムコが安定(ステーブル)で
ムコスタになったのだろう。
ムコスタ錠
気管支粘膜を減らすので
ムコソルバン(帝人ファーマ)、
ムコ(粘液)をソルブ(溶かす)
ムコダイン(杏林)もある。
ムコソルバン
ムコダイン
ガスモチン(大日本製薬)。
この薬は消化器のぜん動をよくする胃腸炎の薬。
本当はガスとモチリンというホルモンから来たのだが、
消化管の中のガスも沈静化する。
治って、ガスもチンとなる薬だ。
ガスモチン
アレロック(協和発酵)
アレルギーをロック、ブロックする。わかりやすい。
アレロック
ヘクサニシッド(なんとなく、くさそう)
末梢血管拡張剤、発売中止
フラメンコ
筋弛緩剤、発売中止
古い薬
ローガン(大統領に似ている)
α1β遮断剤系の降圧剤、ほとんど使われない。
ハジメ錠50(人の名前か)
降圧剤、狭心症、不整脈の薬、かなり古いくすり。
さて、
ホンバン(杏林)、ジエチルスチルベストロールの製剤で、
前立腺に対するアンドロゲンの刺激作用を抑制することによって、
前立腺がんの増殖を抑えるくすり。
ホンバン、名づけた意図は何だっただろう?
英語名:Honvan
ホンバン注
ホンバン錠
コンブ二つ。
アスコンブ(ケニファ)
胃薬。
アスコンブ粉
タココンブ(CSLベーリング株式会社)
ヒトフィブリノゲン トロンビン画分 アプロチニン ウマコラーゲンで作ったもの。
髪の毛混入で一時期中止。外科領域における手術時の組織の接着・閉鎖
に使用する。いかにも、ひっつきそう。
タココンブ製剤