子宮癌肉腫(横紋筋肉腫)の母の闘病記録

子宮癌肉腫(横紋筋肉腫)の母の闘病記録

2015年1月
60代後半の母が『子宮癌肉腫 横紋筋肉腫』と診断されてからの闘病記録

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手術をする為には事前に大腸検査が必要でした。
その大腸検査も手術もかなり予定がいっぱいだったようですが、早急に進めないとまずい母の状態…。
先生は外科の先生や大腸検査の先生と相談して、少しでも早く手術ができる様色んな手配をとる約束をしてくれました。

診察室を出た母はやはりショックだったようです。
母「まさかあんなに大きくなってるとはね」
私「でも手術できるから良かったよ!画像見た時はビックリしたし、もしかしたら手遅れなのかと思ったけど、手術できる状態で良かったんだよ!」
母「そうだね。お母さんも最初見た時は手術できないかと思ったよ。」
私「最初に癌になった時もそうだけど、お母さんはツイてるんだよ!だから今回もきっと大丈夫。」

この時まだ私は、大変な手術になる事や術後の回復が長くかかるだろうという事しか予想していませんでした。
お腹いっぱいに広がった大きな腫瘍の画像を見ながら真っ先に思ったことは「手遅れなのか?何か方法があるのか?」でした。

先生「このままの状態でいる事は良くないですね。出来るだけ取り除かなければ…」
私「取ることが出来るんですか?」
先生「正直開いてみなければわかりませんが、このままでは良くないです。」

まだ手遅れではなく手術の可能性があることに、一筋の希望が見えました。

先生からの選択肢は
①手術で取る(腸や周りの臓器への癒着は開いてみないとわからない。人工肛門になる可能性有り)
②放射線(腫瘍が大きいのであまり効果は期待できない)
③何もしない
でした。

意見は母も含めて全員一致でした。
「出来ることならこの腫瘍を取り除いてください!」
11月後半のある日の朝、母は天国に旅立ちました。
再発発覚からわずか3週間の、本当に急な旅立ちでした。

まだ夢の中にいるような気持ちです。
でも不思議と、寂しさはあっても悲しくはありません。
母とは最後にとても幸せな時間が過ごせたからです。
今はただ、私を産んでくれたこと、たくさんの愛を与えてくれたことに感謝の気持ちしかありません。

お母さん、心からありがとう。


最期の時を迎えるまでの闘病記は、また書けるようになったら改めて更新します。