就職活動と学歴 | nito column

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教室長や講師達の、日々の「気付き」を綴っていきます。

みなさん、こんにちは。


講師の亀岡です。

この度、大学を卒業するとともに、nito個別学院も卒業することとなりました。

nito個別学院で3年半ものあいだ講師を続けさせていただき、ご指導いただいた皆様に感謝の念が絶えません。

本当にありがとうございました。


四年制大学を卒業し、春から企業で働く身となった私から、「就職活動と学歴」について少し話をしたいと思います。
恐らくこのブログを目にされているということは、勉強や受験に少なからず関心がある生徒の方(またはその保護者の方々)でしょう。

きっと受験勉強がイヤになってしまったり、学校の勉強についていけなかったりした経験があるかと思います。

そのときに、「この勉強は何の役にも立たない」「いい中学/高校大学に入ったって、何がいいのかわからない」「学歴なんてくだらない」そういった気持ちになったこと、ありませんか。

確かに、学歴がその人すべてを表しているなんてことは到底ありえませんし、中卒高卒でも高い専門性を持った仕事についている人が大勢います。プロスポーツ選手だってそうです。


しかし一般の企業への就職となると、就職活動という高いハードルをくぐり抜ける必要があります。  近年の就職活動は、広告会社の作り上げた就活情報サイトを通じて、一度に50社、100社ものエントリーが簡単にできてしまいます。

その結果、少しでもチャンスをつかもうとして有名企業や大企業に対し大量のエントリーが殺到するという異様な事態になっています。

大企業の総合職の倍率が100倍超、なんてこともざらにあります。

当然、企業側は数千数万もの履歴書を限られた人数でチェックしなければなりません。

そういった時に、○○大学卒、△△高校卒といった学歴は「この人は、(受験勉強でそうしてきたように)会社に入ってからも真面目に仕事のやり方を学んでいきそうだ」「ルールにしたがって行動できそうだ」といった具合に、手軽にその人を測る方法、選考のフィルターとして重視されるのです。

学歴が影響するのは、選考だけではありません。

ある大学生は企業説明会の予約が満席なのに、別の難関大学生がログインすると空きが見つかり予約することができる。

の企業を受けるか受けないかという以前の時点で、機会面での差別がなされているのです。
脅しではなく、これが私の見てきた現実です。


皆さんには、きっと「夢」があるはずです。

体的な職業でなくても、こんな暮らしがしたい、あんな物がほしい、などの望みが大なり小なりあかと思います。

それを叶えるには、どういった仕事をすればよいでしょうか?

アルバイトだけでそれは叶うでしょうか?


皆さんには、少しでも自分の夢と未来を想像してみて欲しい。
そして、それを叶えるためにどういった手段が必要か考えてみて欲しい。
学歴は、きっとそんなあなたを強力にサポートしてくれる武器になります。


もちろん、いい学校で得られるものは学歴に限りません。

圧倒的な知識を持った先生・教授が提供する良質な講義、勉強でプライベートでも刺激を与えてくれる同級生、そして、社会人になってしまえば絶対に手に入らない、膨大な自由時間。

これらは皆さんの夢そのものの幅を広げてくれることでしょう。


これが、私からのメッセージです。


最後になりますが、生徒の皆さん、保護者の皆様方、塾長をはじめとするnito個別学院の皆様には本当にお世話になりました。
この場をお借りして皆様に感謝の言葉を述べさせていただきたいと思います。
本当にありがとうございました。




東大法学部 亀岡



※ この卒業ブログの亀岡先生は3月に卒業、春から銀行へ就職されました。