いつもブログをご覧頂きありがとうございます。


今回の患者様は当院は大阪府堺市にあるのですが、愛媛県からご来院頂きました。


遠いなか、ありがとうございます。




この方は2006年から2010年まで4年間頑張って矯正をされました。


矯正を終了してから、くいしばるようになってしまい、その歯医者でくいしばりの話をしても、対処法がみつからなかったそうです。


その後、耳鳴りがし、右耳が常にゴゴッと鳴る。左側の頬を常に噛んでしまい、食事がしにくい。


舌がヒリヒリする。毎日、苦痛に日々でした。




その方のお口を拝見してみると、矯正をする際、上顎2本 下顎2本 合計4本の歯を抜いて矯正されました。歯並びはきれいになっているのですが、噛みあわせがあっておらず、右で咬合紙(高さを見るのに噛んで頂く赤い紙)を噛んで引っ張ると抜けませんが、左で噛んで引っ張ると、スルッと咬合紙が抜けてしまうのです。


歯を4本抜いている為、口腔内が狭くなっている為、舌が歯に押し付けてしまい、くいしばってしまうのです。


舌を歯に押し付けているので舌もヒリヒリしているのです。


手足もそうなのですが、きちんと5本5本 合計10本あるので機能をはたしています。


歯も同じです。歯を抜くと口腔内が狭くなりくいしばりやすくなってしまいます。




矯正で歯を抜くと早く、歯並びが綺麗になりますが、その後の事を皆様にわかって頂きたいですね。



噛み合わせは食いしばりと非常に関係が深いです