姿勢が崩れると腰の痛み、膝の痛みがでることが多いです。


また夜寝ている時に食いしばったりすることで肩こり、頭痛が出る人が多いです。

寝ている時と起きている時の顎の位置が大きく変わる人がいます。

レントゲンを撮ることによりわかるようになりました。

顎が前後に回転することで顎についている筋肉がひずみ、身体をずらしてしまい姿勢が悪くなります。

夜寝る時の装置、昼起きている時の装置を区別することにより早期に顎のひずみを改善出来るようになりました。

 

 

起きている時は顎の位置は
横になると顎の位置は
後ろに回転して下がります。

 

 

顎についている筋肉は4つあります。

側頭筋、咬筋、外側翼突筋、内側翼突筋です。

顎のずれでこの4つの筋肉をずらせてしまい姿勢が悪くなり、食いしばるようになります。


使用している装置の種類
寝る時の装置、起きている時の装置は顎の診断により決定

 

 

顎関節症の治療なら大阪の【西村歯科】顎の痛み・食いしばりを改善

 

 

主訴

食いしばり

親知らずを抜いてほしい

 

 

岐阜県から46歳女性が来院されました。

食いしばりをなくすことは可能です。

 

ポイントは姿勢を整えて舌を口蓋にピタッと当てるようにすることです。

こうすると身体のバランスが良くなり身体の力が抜けます。

こうなると口の中が広くなり食いしばりにくい口腔内になります。

 

 

 

下顎に装着する舌挙上装置

 

この装置は下がっている舌をうえに上げる装置です。

さらに良い姿勢にするようにします。

 

 

良い姿勢にして、舌を上げる装置を装着すると口腔内が広くなり

食いしばりがだんだんと改善されていきます。

 

どんな状況にあれ基本的に親知らずは抜歯するように勧めます。

今回は初診時に抜歯しました。

主訴:舌が歯に擦れていたい。どこの歯科に行っても良くならない。45歳 女性

 

初診時の問診表です。

 

 

 

 

ピンク色は夜寝る時に上の歯に装着

下の透明の装置は下の歯に装着 食事以外にできるだけ長時間装着する。

 

この二つの装置は

装着するだけで舌が上に上がり、擦れて痛い歯はその場で痛みがなくなります。

まず最初はマウスピースの装着から始めます。

歯を削ったりの治療は絶対に行いません

 

赤い丸で囲った歯が舌がすれて痛むのです。

舌が歯に当たると一般的に歯のでっぱりを削ってしまう場合が多いです。

 

 

 

実際は赤丸のように歯にレジンを足すと舌が避けて反対側に傾くようになることが解っています。

歯の擦れが無くなります。

 

マウスピースを入れてみて装置を外しても良くならなかったら赤印のように歯に足して

治療を行う予定です。

カウセリングシート

 

問診表

 

来院時の記録

 

 

改善するためにしたこと

1,姿勢をよくするために夜用の装置、昼用の装置を装着した。

2,姿勢をよくするための指導を行った。

3,身体に悪い影響を及ぼす銀の詰め物を取った。

 

結果

主訴の90%改善された

 

体験談を書いてもらった。

 

半年ぐらいで 半分ぐらい良くなりました。
けれど仕事をするとまた痛みが 出るのくり返しでした。
まくらの高さ、寝る時の姿勢も 指導して頂きました。
歯だけ治しても良くならないと 先生はいつもおっしゃっています。
私は首、肩にいつも力が入っているのでそれを治さないと治らないと言われました。
いつも姿勢の指導をして下さいますが、前回、正しい立ち方、正しい首の位置、首の力の 抜き方を教えて頂きました。
すると今回、首を意識するようになり、激的に 良くなりました。
体がよくなり、姿勢もよくなりました。
体がよくなったので、反対にマウスピースが合わなくなっているといわれました。
最初はマウスピースが合わなくなって、体、アゴが痛かったのに。おどろきました。
毎回おどろかされます。本当に通わせて頂いて本当に良かったのです。
体は全部つながっています。 いつも何屋さん?と聞いてます。
体全体見てくれます。いつもありがとうございます。

 

令和5年2月6日 M.I 様

 

 

身体の力を抜くと以下の写真のようになります。 

 

 

身体に力が入ると以下のような写真になります。

 

 

 

   良い姿勢  悪い姿勢
下顎 前方に出ようとする 後ろに下がろうとする
口蓋に付くように上がる 下がっている
呼吸 吸いやすい 吸いにくい
口腔内 口の中が広くなる 口の中が狭い
発生しやすい 発音しにくい
首・肩 楽である 常に凝っている
くいしばり くいしばりにくい くいしばりやすい

 

 

良い姿勢、悪い姿勢で口腔内がこんなに変わります。

 

 

ポイントはお腹の力を抜き、肩の力を抜いてください。

上がっている肩が下がります。

いっぺんに首肩がその場で楽になります。

 

 

もう一つ注意することがあります。

 

 

筋トレで胸を張りバーベルを上げますが、普段は絶対に胸を張らないでください。

絶対ですよ。

 

【関連記事】

姿勢の重要性