1月31日勝剣稽古 | 西警察少年剣友会

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西警察少年剣友会は、愛知県警西警察署をお借りして、主に小学生、中学生の指導・育成につとめています

今日でもう1月が終わり。

ついこの間お正月だったのに、もう12分の1終わってしまった。

本当に時間がたつのが早い。

 

さて今日は朝から左の臀部の上部が痛い。

歩く時に痛む。

こりゃ困ったなと思って稽古へ行く前にテニスボールでマッサージをしてみたが、しばらくは痛みが消えるが、また痛くなる。

 

でも大丈夫。稽古を始めたら痛みは消えた。

何だったのでしょうか?

 

どうでもいい話で始まってしまいましたが、今日の稽古。

いつも通り子供たちと何人か稽古して、何人目かにやったM山君。

「面抜き面を教えてください」

えっ!面抜き面。

 

あまりやったことがない

 

日本剣道形で二本目に小手抜き面がある。

そして以前にYouTubeで面抜き面の動画を見たことがある。

その時は剣道形2本目のように、左斜め後ろへ剣先を下げながら下がりながら抜いて打っていた。

そのように教えたものの・・・

あまりうまく出来るまではやれなかった。

その後、よくよく考えてみると、面を打ってくる相手の面を、左斜め後ろに抜くのはあまり合理的ではない。

相手は自分の左側へ抜けようとする。その左側へ捌けばぶつかってしまう。

では、右へ捌く?右足前に構えているので右斜め後ろへは下がりにくい、右横へ捌くことになる。

すると間合いが近くなり、引き面になってしまう。

ということは、まっすく後ろに下がる。

 

こういうことだ。

 

相手が面を打ってくる。

ギリギリまで我慢して、相手の腕が伸びきるところで、まっすぐ後ろへ下がって相手の面を空振りさせる。

空振りして竹刀が行き所をなくし、下へ落ちるところで前に出て、または下がって面を打つ。

抜く時は竹刀を下げても振り上げてもいい。

実際は振り上げたほうが、面を打つ時振り下ろせば済むので早いかもしれない。

下げて抜けば、面ががら空きになるので、相手に「よしっ」と思わせることができる。

子供は振り上げて抜く、ある程度出来上がっている人は下げたほうがいいと思う。

その中で一番大切なのは足さばき、一瞬でいろんなことをしないといけないので、特に抜いた時の左足。

膕が曲がっていては次の面に出られない。

小手抜き面よりも大技になるので、足をしっかりつくっていきたい。

 

こんなことがあって

その後久し振りにおみえになったT口先生に懸かった。

ぐいぐい攻め入ってみえる。

何度かいいところを取られたが、自分としては満足。

下がらず、バチバチと火花が散るように攻め合い、しかし攻め浮かされる感覚はなかった。

右腕の力も程よく抜きつつ、攻め合うことができたので大いに収穫がありました。

ありがとうございました。

 

そしてT橋先生

久し振りでした。

自分ではなかなかいいところを打てていたと思うが、どうもT橋先生の伸長を生かした面を打たれる。腕もしっかり伸びているので、返して胴に切ろうと思っても、かなり上の方で受けないと面に乗られてしまう。

出小手は当たる。

 

出来ればどんなタイプの方とでも、対応し、どんな技でも繰り出せる。そんな風になりたいと思うが、なかなか難しい。

 

前のブログで松風の話を書いたが、バチバチの強対強の剣道も楽しい。