縮み志向はやめよう
いま幕張メッセでモーターショーが開かれている。
トヨタが発表した世界500台限定販売のレクサスブランドのスーパースポーツカーLFA は 凄い!の一言。
なんと最高速度は325キロ、お値段のほうも3750万円とビッグである。
でも、こんな車どこで運転するの?と日本国内では首をかしげたくなる。
ヨーロッパの制限速度のない高速道路か、アメリカのほとんど車が通らない砂漠のど真ん中なら、思い切りぶっ飛ばせるのではないだろうか・・・・
まあ、我々一般庶民には 高値の花 ということだろう。
だが、世の中エコの時代にこのような超富裕層しか買えないガソリンバラマキのような車をトヨタが出してきたということは、世界はリーマンショックから徐々に立ち直って来た証拠ではないだろうか。
きっと、月内にも500台くらいの予約は入るに違いないのではないか?(海外中心かな?)
発売は2010年末らしいいが、早く現物を見たい人は週末に幕張に出かけるしかないだろう。
もし幕張に行かれるなら電車をお勧めしたい。
昔、幕張の会社に勤務していた頃車通勤していたのだが、モーターショー開催中の週末の夕方にオフィスの駐車場から高速のインターまでいつもなら5分のところが1時間以上かかったことを覚えている。
すばらしい車を見た後のイライラは避けたいものだ。
さて、本日の日経新聞に司令塔不在との記事があった。
民主党の経済政策には矛盾があることや、このままでは2番底に向かうのではないかとの議論が十分なされていないことに対するエコノミスト諸氏の意見が載っていた。
民主党は鳩山総理が 友愛 なる言葉を使っているが、この言葉に日本国民の夢を託すことはできない。
もっと具体的で明確なゴール設定がないと国民はますます不安にあるばかりである。
ガソリンが下がったり、高速道路がタダになったり、子供手当をいただけるのもいいが、税収不足などを補うには、増税しかなく、ゆくゆくは消費税10%以上を覚悟しなければならなくはるはずである。
そうなれば、低福祉、高負担 の国になってしまう。
民主党は自民党路線の否定や弱い者を助ける姿勢だけではなく、もっともっと日本が強くなれるような話を展開していただきたものだ。
話はまた元に戻るが、トヨタは燃費が良くて、価格も手ごろなプリウス一本やりの戦略から徐々に転換してきている。
その表れがワンランク上のエコカーSAIの投入ではないか。 燃費はいいが、価格はそこそこいい値段だ。
極めつけが冒頭で紹介したスーパーカーLFAである。
トヨタのように縮み志向をやめてたとえ気分だけでもこの秋空のように晴れやかに行きたいものである。