東証マザーズ1号銘柄退場 | IPOジャパン編集長  西堀ブログ

東証マザーズ1号銘柄退場

昨日、インターネット総研の上場廃止が決まった。


東証マザーズ1号銘柄は1999年12月22日に

IPOしたリキッドオーディオとインターネット総研

の2銘柄だった。


リキッドオーディオは社名をニューディールと変更し

出直しの最中である。


それにしても飛ぶ鳥を落とす勢いでIPOした2銘柄の

上場当時の時価総額はりキッドオーディオ793億円

インターネット総研7,001億円であった。


それが今はリキッド(ニューディール)22億円、

インターネット総研73億円と見る影もない。


先週、東証の西室会長が最近マザーズに上場した

企業の経営者を集めて、マザーズ市場上場企業の

業績不振と頻発する不祥事に対して遺憾を述べた

そうだ。


新興株式市場の役割をもう一度良く考えなおす

時期に差し掛かったのかもしれない。


上場ハードルは低くとも、退場ルールは厳格に運用する

ような制度にならねば投資家は新興株式市場に戻って

こないかもしれない。


そんな中でJASDAQが新しい市場を創るとか・・・

コンプライアンスとかいうことだけではなくて

上場と退場の制度をしっかりと創った上で

スタートしていただきたいものである。