実はこのブログを立ち上げた理由のひとつにこの対局を多くの人に知ってもらいたいということがありました。24の過去棋譜一覧で見つけたときには思わず歓声を上げて喜びました。
この対局は夜中Liveで見ていたのですが、背筋が凍るぐらい衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えています。
図は先手tucky3さんが数々の捨て駒等、手筋の応酬で後手ボンクラーズを受けなしまで追い込んだ局面。
先手玉は荒涼とした相手陣地に味方将兵を周りに配備して潜り込んでおり、やっとボンクラーズの連勝(なんと74連勝中!)も止まるかなと見ていまいた。
観戦者からも「おめwwww」「やったー!」「まるでボスキャラを仕留めたような清々しい気分だ~」などといった祝福コメントで溢れていたところ、思いもよらない手を後手ボンクラーズが繰り出してきました。
その後手ボンクラーズの次の一手は・・・
「△8一桂」
??思い出王手?見ている者、皆が皆そう思ったのでは。
そして桂先の玉寄せにくしとばかり▲8二玉と桂の懐に潜り込んだ局面。
先ほどの祝福ムードが一変。
「まさか」「考えているということはひょっとして?」
そして不気味な静寂(自動設定時間の28秒ですが)が流れたあとに後手ボンクラーズより驚きの一手が指されました・・・
「△9二金」
あらら、この金はいったい?思い出連続王手?
そして▲9二同玉に△9三飛のノータイム指し
観戦者一同騒然!「キタ━(゚∀゚)━! 」
「なんとこれは詰み?」「非情!」
図以下▲9二同玉 △9三飛 ▲8二玉 △9一銀 ▲7二玉 △7一歩 ▲同玉 △8二銀打 ▲同成銀 △同銀 ▲同玉 △9一金 ▲7一玉 △8二銀 ▲7二玉 △7一歩 ▲同角成 △7三飛 ▲6二玉 △7一銀 (以下▲6一玉 △5二角まで)
までの初手△8一桂からの25手詰め!
一瞬、ボンクラーズが将棋の神様に見えました。
それにしても相手が人間だったら99%勝ちだったのに・・・(ToT)/~~~
tucky3さんに思わず感情移入してしまいました。