タマネギの流氷漬け

将棋を中心に、長男の少年野球等、子供たちの日々の感じたことに対して書いていきます。


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静岡市清水の『まある』に行くついでに富士山コスプレ世界大会を覗いてきました。世界といっても日本人しかいませんでしたので世界コンピュータ将棋選手権と意味合いは似てるのかなと(笑)

嫁と子供で行ったので、滞在時間は5分程、嫁曰く「何が面白いのかさっぱり~」、子供曰く「何で女の人の絵が書いてある車がいっぱい並んでるの?」。

嫁と子供らがクレープ売り場に吸い込まれた隙に気になるコスプレイヤーと痛車をスマホでパチリ。私はそれで心がほくほく。ところで誰のコスプレなんでしょうね。まあそんなことは可愛いけりゃどうでもいいんです。清水エスパルスもJ1に上がり今一番清水は盛り上がってます!
ではまた!








うちの坊主も負けじと




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久し振りにブログを更新します。但しこんな形で更新するとは夢にも思っていませんでしたが(苦笑)

今回のソフト不正疑惑の要点は、そもそも
三浦九段が棋風を大きく変えるような指し方を最近し始めて、それがソフトのような妙に違和感のある指し方で、しかもタイトルホルダーも含めた名だたる対局者らが圧倒されたというのも、その疑惑を色濃いものに向かわせた。

ここで今回の事の成り行きを以下推察すると、

~対局者~
対局者A「なぜこれほどまでに急激に踏み込みが良くなったのか?」B「攻めたと思ったら急に守ってくる。波長が合わないな」

→頻繁に終盤離席

A「これは何かやってないか?」B「そうだ。絶対に何かやってるに決まってる。なぜなら三浦九段はあのような踏み込みの良い棋風では無かったはず。ソフトを使ってるに違いない。そう考えないと不自然過ぎる」

→対局中の将棋ソフトの不正使用を強く疑う。時を同じくしてこの頃に『技巧』というPonanzaに匹敵する程の最強ソフトが無料公開され、スマホ上でも操作できるようになっていた

→しかも三浦九段の勝利した最近の対局の棋譜の解析をするとその『技巧』の最善手との一致率が80%という高確率に

A,B「これはクロ確定だ」
対戦相手のC,D,Eからも三浦精査の依頼あり

→連盟に告発(5人とあるが、それが繋がりの無い5人なのか、研究会の仲良し5人なのかは不明)

~連盟~
→「5人もの棋士が言ってきたのだから間違いない。一致率、離席の多さも含めクロ確定です。これでそのまま放置して三浦九段が竜王になった後で不正が公になればスポンサーは離れ、将棋界は崩壊する」「一刻も早く三浦の竜王戦への挑戦を止めさせるべき」→「不正をしていない?既に確たる証拠【一致率、離席の多さ、5人の棋士の言質】は押さえている。正直に白状しなさい」「開催も迫り、代役の依頼も早急に行いたいので、一刻の猶予もない。やってる云々まではもう問わないから『体調不良』として休場届けを出して竜王戦の出場を辞退しなさい」「期日は明日の15*00まで」

~三浦九段~
私は何一つやましいことはしていない。よって『休場届け』自体出す理由が無い。

~連盟~
本人から『休場届け』が無かったので、年内の対局を禁止処分にします。この件で詳細な調査は済んでいるのでこれ以上は追求は行わない(クロだと確定してしまうと新たなクロ探しに火がついて収集がつかなくなるのでこの辺で手打ちにしてあげましょう)。

と、こんな感じだろうか。本人の反論文でソフトを自宅で使って研究をしていたとあったので、棋風が変わるのは実は至極当然なのかもしれない。そのソフトが自身よりも圧倒的に強かったなら尚更その指し方に陶酔して真似ようとするからだ。森下卓がツツカナを研究に使用して、人との対局に怖れなく踏み込んで来るようになったのと似ている。

このような問題はソフトの凄まじい棋力の進歩を考えると、遅かれ早かれ誰しもが容易に想像できた事例だ。よって規制をかけるのが連盟は遅すぎたのが一番の原因。よって今回の件も、判断が拙速で証拠も開示していない所をみると連盟の形勢不利は否めない。

しかし、何にせよファンあっての将棋界。ファンの心を離れさすような今回の件は二度と起こさないでほしい。そして早急に決着してほしい。願わくば三浦九段はシロ、連盟側に非があったという結論で。

追伸
昨今の棋士の環境を考えるとコンピュータソフトはもはや切っても切れないツールになっている。自宅に帰れば自分よりも遥かに強い師匠に毎日当たり稽古をしてもらえるようなものだ。 このソフトの活かし方は人それぞれ。定跡の先を行くために使う者や詰みの有無を調べる者、はたまた形勢判断力そのものを取り入れようという者まで実に様々。

そんな中、三浦九段は、それまでの序盤の定跡研究家というベースの上に更に中盤以降も定跡化して取り込み、終盤では一気呵成に踏み込む勇気を手に要れた、実はコンピュータで強くなった成功者だったのではないか?

本当にそうだとしたら、そんな勇姿を竜王戦という名人戦と並ぶ最高棋戦で観られなかったことを考えると残念でならないし棋界にとっても酷い損失だ。
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久々のブログ更新です。

さて前回の電王戦開催告知更新から既に囲碁頂上決戦も終わりそして今度の叡王戦にあの羽生前名人参戦と話題が豊富過ぎて更新が延び延びになってしまいましたのでまとめて今回します。

まずは第1期電王戦。いやはやPonanzaはむちゃくちゃ強かったですね。山崎叡王も二局目では居玉で自陣を盛り上げ、その玉は築き上げた城から遠ざかるという山崎流を披露しましたが流石にPonanzaには通用しなかったですね。でも仕方がありません。将棋ウォーズにいるゴールド棋神よりも遥かに強い最強棋神が常時降臨している訳ですから、そう考えると人間が勝てるわけないですよ。


と、対局直後にはそのような重い空気が蔓延していましたが、次回の叡王戦に羽生前名人が名乗りを上げ、重い空気を一変させました!勝ち進めば最強コンピュータプログラムとの頂上決戦が待っているわけで、誰もが喜びと不安のない交ぜになった複雑な心境に陥ったはずです。

でもついこの前に兄貴分にあたる囲碁界でコンピュータとの頂上決戦が行われ、トップ棋士が敗北するという衝撃的な出来事がありましたが、対局した李世ドルの「プロ棋士だろうがアマチュアだろうが囲碁は楽しむことが基本だ。だがある瞬間から、私が囲碁を本当に楽しんでいるかという疑問は常に持っていたが、今回のAlphaGOとの対局は本当に間違いなく思う存分楽しんだ」「AlphaGOとの対局の経験で、碁の伝統的、典型的な打ち方、人間の創造力や格言などに対して少し疑問を持つようになった」という感想が羽生前名人の叡王戦参戦を大いに後押ししたことは想像に固くありません。


また内容もトップ棋士李世ドルをAlphaGOが圧倒したわけですが、その様はまるでヒカルの碁で描かれたネット空間に潜むサイバー棋士『sai』の再来だと囁かれました。いやそれ以上にsaiの力を吸収し、後々に絶妙な好手となる正に光る手を放つ『ヒカル』の強さそのものでは無かったでしょうか。



ここで、先日、羽生がナビゲーター役を務めたNHKスペシャル『天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を語る』という番組が放送されましたが、ものすごい反響でしたね。その番組の中でAlphaGOがなぜそこまで強くなったかについて触れられた箇所がありましたので以下引用します。


羽生「いや殆どの手は考えてないです。将棋は強くなるっていうことは沢山の手を考えなくて済むようになることが強くなることで、沢山の手を読めるから強くなるのではないです」


ハサビスは人間ならではのこの直感を人工知能で模倣しようとした。直感の力は多くの経験を積むからこそ育つ。そこでまずAlphaGOに過去行われたおよそ15万局分の盤面を画像として与えた。


するとAlphaGOは様々な石の並び方を徹底比較。各局面で勝ちに繋がる展開に共通して現れる石の並び方を自ら見つけ出した。それに照らして次の一手の選択肢を絞り込む。選択肢の全てを検討するのではなく、絞り込んだ手だけに集中してその先の展開を予測する。


人間ならではの直感力がついに人工知能に組み込まれた。


ハサビス「以前作られたチェスの人工知能では一億通り以上もの中から手を探していました。それがAlphaGOの場合ほんの数万手でいいのです」


ハサビスはそれだけでは満足しなかった。次に目指したのは人間を超える創造性である。


そのために行ったのがAlphaGO同士で対局を繰り返すことだった。その数、実に3000万局。人間が毎日10局打ち続けても8200年かかる。囲碁の歴史でまだ人間が考え付いていない未知の戦法をAlphaGOに発見させようとした。


李世ドルが戦っていたのは囲碁という小宇宙の全容を知る、いわば神のような存在だったかもしれない。


この件で私は、第四局のような振る舞いを差し引いても、AlphaGOは神の隣に座ることのできた『未来からの使者』なんだと確信しました。5000年の歴史も8200年という倍近くの未来から新定石を引っ提げてこられたら太刀打ちできません。それでも1局は勝利をしているわけで、つくづく人間の素晴らしさというものを李世ドルさんから教えてもらいました。

ここでまた将棋に話を戻します。ではAlphaGOのようなコンピュータプログラムが将棋でも再現できるのかという次なる疑問が自然に湧いてきます。どんどん石が増えていく囲碁と比べ、取ったり取られたりと持ち駒も重要な要素になる将棋ではDeep learningの行う画像認識力が発揮しづらいのではないかというのが一般的な見解です。

しかしBonanzaがもたらした三駒関係なる盤面の法則はまさにAlphaGOの行ったDeep learningの画像認識そのもの。そこに三駒で関係を持たせるという指令を人間が与えた1点を除けば。逆に言えばDeep learningとは全駒関係の法則を見つけ出す究極の方法ではないでしょうか。そこにいかに持ち駒の認識を絡めるか。それさえ解決すればAlphaGOならぬAlphaSHOGIの誕生が現実味を帯びてきます。

11月開催の電王トーナメントにAlphaSHOGIが参戦。Ponanza以下の既存プログラムを圧倒し、二代目電王となる。そして電王戦。

羽生善治 vs   AlphaSHOGI

将棋界における未来からの使者との対戦。いや~考えただけでもわくわくします。あ、Googleが将棋なんか眼中に無い可能性も大いにありますが、番組で羽生さんと対峙してチェスまでして深く交流したハサビスさん!いっちょお願いします!あの人類史上最高の天才羽生さんと対局できるんですよ。ここは一肌脱いで下さいな。

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さあいよいよ明日から第1期電王戦が始まります。大方の予想は電王Ponanzaの2勝0敗なのでしょうが、今回は8時間という長時間の持ち時間を有し、しかも名人戦のような封じ手を挟んだ2日制の対局ですから蓋を開けてみないと分からないというのが私の正直な感想です。

注目ポイントは両者がどのような時間配分(Ponanzaは時間設定)をしてくるのかです。Ponanzaを我が子のように愛する山本氏なら、序盤から湯水のように時間を使わせ、特に評価値の定まらない局面では目一杯考慮させる時間設定にしてPonanzaの潜在能力を最大限に発揮させてくるでしょう。

一方、山崎叡王はPonanzaの時間配分をいかに気にせず、自分のペースで進めていけるかがカギだと思います。とりわけ封じ手の権利は今回は山崎叡王のみが有しているので、相手の手が限定される局面で封じ手をし、その先を一夜通して滾滾(こんこん) と考え抜いて一気に差を広げるようなシナリオに持ち込めるかが勝負の分かれ目のように思います。

話題性という観点ではバラエティー溢れる今までの団体戦には及びませんが、真剣勝負という観点では、後半ややもすれば負けることに慣れてしまい、面白味が半減していましたので、今回の頂上決戦では何がなんでも勝たねばならぬという初期の悲壮感を身に纏って、背水の陣で山崎叡王に臨んでもらえれば、より盛り上がるんではないでしょうか。

どちらの棋風も奔放な指し回しをするので開始早々から目が離せないと思いますが、とにもかくにも2日目の夜になっても形勢が揺れ動いているような大熱戦を期待して明日を待ちます。



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第26回世界コンピュータ将棋選手権(参加チーム)

今年もこの季節がやってきましたね。でもって今大会の見所をまとめてみました。

⚫GPSが多種構成で出場予定。ここ暫くかずさという辺鄙な場所で開催されていたため見送られていた東大キャンパスPCを総動員したあの最強GPSクラスタが帰ってくるか?
→これは場所が川崎に変わったので期待大。ルールも切れ負けではなく秒読みになっているので時間を要するというクラスタの弱点が緩和され、Ponanzaを始めとした強豪達にとってはかなりの脅威になるはず。

⚫ツツカナ、習甦が2年ぶりに登場。
→特にツツカナの変化に注目ですね。一丸さんがまたあのノートPCでバタバタと巨象を倒す勇姿を見たいものです。

⚫57チーム中17チームが初参加。使用ライブラリにはBonanzaが9チームに対し、Aperyは12チーム。
→Bonanza、Awakeの勢力争いも楽しみ。あとやねうら王も5チームが採用していますが、そのチームが『大合神くじらちゃん』、『きふわらべ』、初参加の『読み太』他と未知数揃いなので正直活躍するのかどうか全く分かりません。また公開やねうら王は開発者がまだ改良中のよう。採用が吉と出るかそれとも・・・。

⚫Apery、大将軍とどちらも旧名で登場
→特に大将軍はこの前の電王トーナメントで先方用意のPCスペックの関係(メモリが小さくなっていた)から泣く泣く4駒関係を諦め、急造の3駒関係で出場していましたが、今回の大会はスペック無制限なのでメモリも128GBと増設でき大将軍本来の姿で出れます。そろそろ『4駒関係』旋風を巻き起こす頃合いかも知れませんね。(追記:アピール文書を読むと何かとリソースを食う4駒関係は諦めるようですね)

⚫あの技巧が4年ぶりに出場
→といっても4年前とは別人ならぬ別プログラム。前回の電王戦ではAperyを搭載したnozomiに敗れ、早々に決勝トーナメントから脱落してしまいましたが、floodgateではTopratingを叩き出すなどPonanzaを脅かすダークホースになるでしょう。


まだ山崎叡王 vs Ponanzaとの勝負は始まっていませんがコンピュータ同士の熱い闘いも必見です。個人的にはGPSが圧倒的な存在感をもって復活してほしいなと思ってます。

最後にお隣の囲碁界に一言。コンピュータがトッププロに並ぶのは10年先と思われていたのが、突然どこの馬の骨とも分からない AlphaGoなる黒船が来航してトッププロを圧倒し、誰もが囲碁の未来を憂えるような状況に一変してしまいましたが、いやいや実はここからが面白いはず。

今後はZenや他のプログラム達もGoogleのDeep Learning手法を規模は違えども取り入れ急速にその差を埋めていくはず。将棋界がいままさに群雄割拠、戦国時代の局面であり、次々にコンピュータが新手を産み出しています。さらにそれをまた人間が取り入れて戦術が洗練されてと、好循環が起こっています。何もトップが負かされてそこで終わりではないんです。だって将棋は10の120乗通りという天文学的な指し方が存在し、流石のコンピュータでさえも数%しか解明できていないわけで、10の220乗通りの囲碁では尚更です。

今後コンピュータによりますます将棋、囲碁が魅力を増せばいいですね。対向するのではなく共存、うまく利用するこれが今後の人工知能も含めたコンピュータとの正しい付き合い方です。

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今日からUEC杯コンピュータ囲碁大会が電気通信大学で始まります。

『 Googleが「Alphago」を発表し、ドワンゴが「DeepZenGoプロジェクト」を発表し、中国では「異構神機」と呼ばれるプログラムを発表し、コンピュータ囲碁の開発競争がにわかに盛んになっており、益々コンピュータ囲碁のイベントに注目が集まっております。

この大会は、世界各国から多くのプログラムが集まる世界最大規模のコンピュータ囲碁大会です。3月8日現在、35チームが参加表明しており、5つの国と地域から過去最多の参加数を集める大会となっております。

過去最多優勝経験を誇る「Crazy Stone(仏)」、過去何度もCrazy Stoneと優勝争いを繰り広げた「Zen(日)」、成長著しい「DolBaram(韓)」、Face Book開発チームの「darkforest(米)」、台湾の開発チームによる「CGI Go Intelligence(台)」など、世界最高峰のプログラムが優勝を争います。

UEC杯優勝、準優勝のプログラムは、「電聖戦」に出場し、プロ棋士と対戦します。毎年ビックネームが続く中、今年は小林光一棋聖が出場します 』(日本棋院HPより抜粋)

しかし先日の囲碁トップ棋士に4勝1敗というAlphagoの衝撃的な活躍に今回の一連の大会はやや色褪せます。 それほどまでにAlphagoの打ち回しが神の一手を彷彿させるような衝撃的なものだったからです。

ただし本当にその打ち手が最善だったのか、他にもっと良い打ち手があったのかは謎に包まれたままになっているのが消化不良として残りました。

よってお隣のコンピュータ将棋で見てみると、昔ではツツカナ、AWAKE、最近ではApery、技巧、nozomiといったライバルの出現によって初めてPonanzaの指し手の善悪が分かるようになっているわけで、Alphagoの真の実力を推し量るには、やはり真のライバルが出現しないことには何とも言えないというのが正直な所ではないでしょうか。

欲を言えば優勝プログラムは電聖戦よりも、Alphagoに挑戦できるような舞台がほしいです。因みに私はかつて『GPSクラスター vs Ponanza』を熱望してましたが、例えば『Alphago vs UEC杯優勝プログラム』なんていう対戦カードが組まれた日には小躍りしちゃいます。

ということで、今回の大会は他のコンピュータ囲碁プログラム達が、果たしてどれだけの実力をつけてきているのかは密かに必見です!
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(囲碁記事を更新しました)

先頃、第1期電王戦の詳細が発表されました。

第1局
【日時】2016年4月9日(土)~10日(日)
【場所】関山中尊寺
先手 Ponanza  vs  後手 山崎隆之叡王

第2局
【日時】2016年5月21日(土)~22日(日)
【場所】比叡山延暦寺
先手 山崎隆之叡王  vs  後手Ponanza

【対戦ルール】
持ち時間8時間・60秒秒読み・二日制(封じ手有り)



時を同じくして囲碁のトッププロvsコンピュータとの対戦も発表されましたね。

【日時】2016年3月9,10,12,13,15日  各日13*00~
【場所】 韓国ソウル市 フォーシーズンズホテルソウル   (囲碁将棋チャンネル・パンダネット・you tubeにて中継あり)
【賞金】100万ドル(1億1000万円)
李世ドル vs  AlphaGo(Google傘下Deepmind社製AI)
【対戦ルール】勝ち負け関係なく5局全局開催
中国ルール(コミ7目半)・持ち時間2時間・60秒秒読み3回

こちらは囲碁将棋チャンネルから拝借した画像です。ところで李世ドルってこんな若者でしたっけ?なんか芸人よいこを彷彿・・・いや失礼



奇しくも将棋界と囲碁界が同時期にコンピュータとの頂上決戦を行うことになります。ただ意味合いは大きく異なり将棋の方はコンピュータが圧勝するであろうとの見方が大半で、逆に囲碁はまだトッププロの方が勝ち越すであろうという見方が強い。

しかし将棋も封じ手を間に入れた持ち時間8時間の二日制のため、かなり人間側もやれるんではないかと個人的には思っています。山崎叡王には心身共に万全の態勢でPonanzaとの対局に挑んで欲しいと思います。そしてあわよくばPonanzaに連勝して電王戦を盛り上げてほしいですね。

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NHK将棋テキスト2015年11月号に衝撃的な内容が掲載された。そう、千田翔太五段の自戦記だ。

『コンピューターの強さを知れば知るほど人間同士の将棋を研究することに意味を感じなくなる』

このような冒頭の件から始まり、問題局面の考察をコンピュータの示す解析手順で示し、敢えて自分の意見は封印する。

終始コンピュータ目線に徹した文章は、Ponanza開発者山本氏が書いたと言われても信じてしまいそうな内容だ。そこにプロ棋士としての意地やプライドは微塵も感じられない。自分はAperyに2割しか勝てない、そのソフトに意見を聞いて何が悪いのかというわけだ。

強いことは分かるが、そのソフトに頼りきってしまうといざ未知の局面に出くわした際に肝心の自身の考える力が醸成できておらず棋力向上には繋がらない。そのように考える棋士が圧倒的な中、この研究姿勢は貴重である。これが正しいのか、正しくないのかは今後の千田五段の活躍の如何で確かめたい。

さて、そのコンピュータとの頂上決戦『第1期電王戦』に挑む人間側の闘いが佳境を迎えている。ベスト4の組み合わせが郷田vs行方、村山慈vs山崎となったが、この中ではコンピュータの強さを嫌という程味合わされた電王戦経験者は村山ただ一人なので、もし村山が叡王になれば、前回以上の事前研究をして本番に挑んでくることは想像に難くない。

では残りの者はどうか。行方、山崎もその若さゆえの柔軟さを持ち合わせているため、粗探しとまではいかないがある程度ソフトの棋風というのを感じれる程までは研究してくるであろう。

しかし郷田は違う。現在でもコンピュータとは一線を引き、文字通り脳に汗をかいて、自らが導き出した答えのみが自らを昇華させると信じている。電王戦出場に決まっても、本番に最高のパフォーマンスを演じる、このことのみに主眼を置いて普段の対局姿勢同様に気息を整えてくるであろう。

ならば私は願う。人間側が勝ち越したという意味合いしか持たなかった前回のFinalの闘い方はもう飽き飽きした。次はぜひ郷田ようなコンピュータとは対極に位置する、異種格闘技戦の檜舞台に相応しい存在が代表になってほしい。本当に。


一方コンピュータの最高峰を決める闘いが、いよいよ1週間後に迫ってきた。主な上位ソフトは以下の通り。

『ponanza、大樹の枝(旧Apery)、超やねうら王、Selene、習甦、大将軍(旧N4S)、ひまわり、Calamity、大合神クジラちゃん 電王戦Ver、nozomi、D将棋、tanuki- 等』

NineDayFever、AWAKE、GPS将棋、YSS、激指といった猛者たちがいないことより、上記の中からは間違いなくponanzaが主役を演じると思われるが、昨年のAWAKEのようにこの電王トーナメントで新たなスターが誕生することを期待したい。そしてコンピュータ同士の最高峰の闘いで、我々に将棋の深淵を見せて魅了してくれれば、電王戦も一際耳目を集めるはずだ。

何はともあれ1週間後が待ち遠しい。因みにダークホース候補には超やねうら王を推したい。ソフトもそうだが私はあの開発者がどうも気になる。何しろ彼は人をどうやったら笑わせれるか?という大阪人気質の塊であり、同じ大阪人としてこの開発者には故郷の匂い(臭い?)を感じて仕方がない。でもって本当に“超”なのかを見極めたい(笑)
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『千里の棋譜』というAndroid版無料アプリが2015年7月よりGoogleストアにて公開されていたので、早速DLして先程第1章を終えました。



製作がchild-dream社という私の大好きな会社だったので、期待はしていましたが、その期待を上回るストーリー展開で次が待ち遠しくてたまりません。

内容はコンピュータvs将棋最強者との頂上決戦前に、失踪した時の名人をフリー記者の可愛い主人公が探すというアドベンチャーゲーム仕立てのノベルです。

登場人物には大山十五世名人や羽生名人、森内九段など将棋界の実在人物を模した人が多く出てきてリアル感が演出されています。特に高橋九段は自身のブログ(みっち・ザ・ワールド )でも紹介されているように、そのまま実名で出演されていてアニオタぶりをいかんなく発揮しているのには苦笑です。

今後最終章の第4章までをずっと無料で公開されるとのことで、物語以上にこの会社の真意が謎でしたが、この製作者ブログからご本人の将棋愛から来る普及活動の一環との告知があり俄然親近感を持ち、私も応援したくなったので、私のしがないブログの掲載に至りました。。

このアプリは無料なのが驚きなのですが、更に驚きなのが、人気将棋アプリ『将棋クエスト』とも連動していることです。

『■「将棋クエスト」と連携
人気上昇中の将棋対局アプリ「将棋クエスト」と連携。物語中で将棋の対局場面があった場合に将棋クエストを起動して、コードを入力することで、実際にその対局ができるという趣向を用意します。
将棋クエストからも将棋ミステリへの告知を行って、相互にユーザーを共有します。また、将棋初心者は対局に勝たなくても進められる一方で、対局して勝った人には台詞が増えるなど、上級者初心者の双方に配慮した仕様にします。』

また製作者の一番の狙いが将棋の普及にあるため、将棋を知らない初心者でも遊べるように本編とともにライトユーザー用のシナリオも用意していますので、安心してプレイしてみて下さい。
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「週刊文春」(8/13・20 夏の特大号)にドワンゴ/川上会長×羽生善治名人が人工知能と将棋の未来について会談した記事が掲載されていました。今日はその感想です。

川上会長の話は勿論なのですが、羽生さんの博識ぶりには舌を巻くほどです。将棋の道に進まなくとも一流の研究者になっていても不思議はないと感じました。

内容は凄まじい勢いで進歩する科学というお題目で、コンピュータの進歩から始まり、Googleの自動運転技術、シェフワトソン、そして2045年の技術的特異点、シンギュラリティに話は発展していきます。

ここでシンギュラリティという聞き慣れない言葉が出てきたので詳しく調べてみると


『  技術的特異点(Technological Singularity)とは、未来研究において、人類の技術開発の歴史から推測して得られる未来のモデルの正確かつ信頼できる限界(「事象の地平面」)を指す。

「強い人工知能」や人間の知能増幅が可能となったときが技術的特異点になると考えられている。フューチャリストらは、特異点の後では科学技術の進歩を支配するのは人類ではなく強い人工知能やポストヒューマンとなり、従って人類の過去の傾向に基づいた変化の予測モデルは通用しなくなると考えている。

この概念は、最初に数学者ヴァーナー・ヴィンジと発明者でありフューチャリストであるレイ・カーツワイルにより提示された。彼らは科学技術の進展の速度が人類の生物学的限界を超えて意識を解放することで加速されると予言した。

この意識の解放は人間の脳を直接コンピュータネットワークに接続することで計算能力を高めることだけで実現するのではない。

それ以上にポストヒューマンやAI(人工知能)の形成する文化が現在の人類には理解できないものへと加速して変貌していくのである   』
(NEVERまとめ http://matome.naver.jp/m/odai/2129964977043486801/2129994399646915703)

つまりシンギュラリティとは人工知能自らが今の自分よりも知能の高い人工知能を生み出し、またその人工知能が更に上を行く知能を生み出しというように、その特異点以降の技術進歩のイニシアチブが人類から人工知能にとって変わられるというような一種悲しい日ということのようです。

このシンギュラリティは決してSF的な話ではなく列記とした確実にやって来る避けられない日とのこと。しかし人間も馬鹿ではないので人工知能が暴走しないように足枷を履かしてうまくコントロールしていることでしょう。

と、話は逸れましたが、羽生さんが今後コンピュータに期待する部分がとても面白かったです。それは升田幸三を人工知能化して再現してもらうといったものです。こちらの息遣いや、表情、仕草から何を考えているかを読み取り、その上で次の一手を捻り出すように。

なるほど、今の無機質な計算で答えを弾き出すコンピュータソフトよりもずっと魅力的でわくわくしますね。そのようなものを創るには、残っている棋譜はもちろん、その人の書いた書物やエピソード、数々の発言などを取り込んでその人そのものに成りきることができる人工知能が必要ですね。

で、もし升田幸三が実現できたなら、次は大山康晴、坂田三吉、はたまた江戸時代の天野宗歩というように次々と欲が出て、夢物語が現実になりそうです。あ、囲碁ならもちろん本因坊秀策でしょうか(笑)。

この動きは何も将棋、囲碁に限った話ではなく、あらゆる分野でこのような歴史上の偉人を人工知能化する動きが活発化していくことでしょう。中にはもういない身内を再現する人も出てくるかもしれません。でも余りにも身近過ぎて実際話してみると別人だと分かってしまって一気に興醒めしてしまう可能性もあり、その辺の匙加減は難しそうです。


会談の締めくくりで、川上会長が羽生名人に叡王戦出場の熱いラブコールを送っていましたが、コンピュータとの勝敗が今後の将棋界の運命に直結してしまう恐れが十分ありますので、正直出場したくないでしょうね。私もそのような気持ちを抱えて決戦に臨む羽生名人の姿を見るのは忍びないので出なくてよいと思います。

ではどうすれば羽生名人は出場してくれるのか?

キーワードはAIでしょう。例えばコンピュータ側を先程の升田幸三AIや大山康晴AIなど多くの偉人AIが参戦できるようないわば“AI&コンピュータソフト混戦トーナメント”化してしまえば、天照大御神を岩戸から出すように羽生名人も参加してくれるような気がします。このような夢物語企画は川上会長、ドワンゴの得意分野でしょうか(笑)。今後に期待します!
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