【腕がねじれています】

腕をまっすぐ正面に伸ばし、手の平を上に向けてみてください。
二の腕から前腕、手首にかけて、フラットになりますか?

少し内側にねじれてしまっている人が多いと思います。

原因はPCのマウス、キーボード操作、スマホの持ち方、車のハンドルの握り方、鞄の持ち方、過去のスポーツ経験時の腕の使い方(主に球技)などなど。

余程腕の使い方を気にしていない限り、歳を取るにつれ腕がねじてたまま固まってしまいます。(関節、筋肉の糖化現象により。)

【腕がねじれていると】

腕が捻じれていると

・猫背(ストレートネック)
・肩凝り
・骨盤の歪み
・O脚
・二の腕の太さ

その他色々。

といった身体全体まで歪みや硬化として影響を及ぼします。そして歪みや硬化が内臓の血行に影響し、免疫低下を始め様々な疾患の原因ともなります。

腕のねじれを解消すれば、上記の症状も改善されると言えます。

【腕のねじれの取り方】

腕は大きく分けて、鎖骨、肩甲骨、二の腕、前腕、手首、手に分けられます。

ここでは手首と前腕のねじれ改善について書きます。手首、前腕の改善方法で、結果的にその他も改善されるからです。

『ビビッときたら書くブログ』 by nippy


回内と回外。

ねじれている人は回内の状態で硬くなってしまっています。
橈骨と尺骨が捻じれている状態で、尺骨側の血行不良を招きます。それにより糖化からのセルライト化を生んでしまいます。血管が脂肪やセルライト(AGEs:最終糖化産物)の厚みで見えなくなってしまい、注射を打つ時に困るパターンです。腕のねじれからきてます。
ガングリオンの根本的な原因もねじれにあると推測できます。

※とてもわかりやすい記事がありましたhttp://plaza.rakuten.co.jp/555yj/diary/201308040000/

なので回外側への可動域を広げていけば改善されるということです。

手軽にできる改善方法としてはこの動画がとても効果的。




痛みやツッパリ感がなくなるまでやりましょう。

ただしセルライトまで消したい人はそれだけでは足りません。
ねじりと合わせて、ひたすらに腕の肉を揉んで剥がしてください。

筋肉、血管、リンパ腺などそれぞれを摘まめるくらい柔らかくしましょう。

肌質が劇的に良くなります。大きくなった細胞が、きめ細やかに若々しく戻っていくのが目に見えて分かります☆

しかしセルライトが出来るべれるまで悪化している方は、良くなる過程で好転反応として腕の毛穴から吹き出物のような老廃物が排出されます。痒いし時に痛いです(炎症反応など)。数日で落ち着きますのでご安心を。

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【ねじるポイント】

前腕には尺骨と橈骨の二本の骨があります。
結合部分は手首の横にある2つの出っ張りと、肘の横の2つの出っ張り。

ねじれている人はこの結合部がズレている場合が多いです。もしくは回内時のねじれのまま筋肉、脂肪で硬化している場合。

・親指を反対の手で握り、外側に倒す感じで手首、橈骨のねじれを直し可動域を広げる。
・親指を握ったままグルグル回すのも効果的。
・他の指も一本一本握り、後ろ(手の甲側)、外側(回外側)へ捻り、同様に可動域を広げていく。

・手首を反対側の手で掴み、外側へ捻る
・肘を反対側の手で掴み、外側へ捻る

などなど、最も重要なことは、骨を意識して行うこと。
『ビビッときたら書くブログ』 by nippy


改善方法を自分で考えて色々アレンジしてみるのも面白いです☆

【腕のねじれ改善がO脚の改善に繋がる】

機序を説明すると恐ろしく細かく長いので連動作用を端的に言うと、

手首のねじれ⇒腕のねじれ⇒肘のねじれ⇒肩のねじれ⇒肩甲骨の歪み⇒背骨の歪み⇒骨盤の歪み⇒大腿骨のねじれ⇒脛骨・腓骨のねじれ

という感じに繋がっています。

O脚改善において、腓骨のねじれを改善していても、数日で戻ってしまう人は、腕のねじれが原因である可能性が高いです。

腕のねじれが治ると、腓骨のねじれが同時に治ったりするので不思議です。(不思議じゃないけどw)

脚と手の修正でわかりやすい動画がありました。


【その他の原因、効果】

反り腰、肋骨が出るなどの原因もまた、腕のねじれによるところが大きいです。

肩の位置、肩甲骨のズレなどが、腕のねじれ改善により修正されます。

修正のコツは、手首や腕をねじる際、肩甲骨の根元、鎖骨の根元(首の真ん中)から意識して、全体的に捻るという感覚です。


野球肘などの肘のスポーツ障害も、使い方によってねじれが生じ負荷がかかることによるものです。

日々のストレッチ、マッサージで柔軟性を保ち、柔らかい手首と腕を養いましょう。

・150km/hの剛速球
・強烈なスパイク
・300ヤードのドライバーショット
・バトミントンのスマッシュ


なども、回内と外旋(肩)が大きく関係しており、仕組みはどれも同じです。
回外と内旋との差、勢いが力学的な力を生みます。

脱力と柔軟性。これが最も重要です。

硬くなる原因は糖質、ストレス(これも糖質です)、呼吸などによる交感神経の使い過ぎなどなど。

力が入っては最高のパフォーマンスは発揮できません。

関節の全てを柔らかくし、ムチのような腕を作っていきましょう。
身体の柔らかさは、頭の柔らかさ、心の柔軟さにも繋がります。