【背骨(胸椎)の可動域を広げる】

肋軟骨の凹みは胸椎が曲がったまま固まることによって引き起こされる。
姿勢によって引き起こされるということであり、姿勢を正せば治る。

一度曲がった背骨でも意外と簡単に治る。
背骨は26個あり、各関節の微細な角度の積み重ねが大きな曲がりを生む。
漏斗胸の場合、腰椎、頸椎は動くが、胸骨が硬く曲がらなくなっている(もしくは前傾が悪化していく)というのが主な原因。

胸椎の後傾(反る)への関節硬化が最もたる原因と考えられます。
反る方向への関節部分が詰まっていると考えると解り易いと思います。
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硬化するのは椎間板。背骨と背骨の間にある線維軟骨。
コラーゲンとゼラチン質から出来ていて、糖質と結びついて糖化しやすい。
糖化した細胞は硬くて脆い物質となる。

硬化の原因は糖質過剰摂取(慢性的高血糖)や、ストレス過多による糖化と考えられます。
糖質もストレスも血糖値を上げるという意味で生体へのダメージは同じ。
改善する場合、糖質制限やストレスを減らすことがより早い改善を生みます。

【椎間板を解糖し可動域を広げる】


最も効果が高かった3つの動き。その3とかぶりますが、

魚のポーズ
凹み部分への意識もですが、背骨への意識も大事。支点となる位置を徐々に上に上げていく。


ラクダのポーズ
魚のポーズ同様、背骨の支点を徐々に上の方へ変えていく。最終的に背骨1本(26個の骨)全体が柔らかくなります。


ラジオ体操第一(2:09~の動き)
これがとても効く。椎間板の解糖へとても効く。錆びついた(糖化した)背骨の詰りを取りましょう。


自分的にかなり納得いくレベルまで来ましたが、もう少し行けそうなのでずっとやり続けていこうと思います。

【改善(途中)経過】

7月25日
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8月26日
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7月25日
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8月26日
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【胸を張ってはいけない】


胸を開き、胸を張るという感じになりますが、張ってはいけない。
あくまでも緩ませた状態を通常の状態とする。

可動域が広がる前はかなり苦しい状態を維持(胸を張っている状態)することになりますが、
可動域が広がると弛んだ状態が通常状態となります。

胸を張ってしまうと呼吸も苦しくなりますし、色々弊害が出ます。

改善方法としては後ろへの可動域を重点的に行うこととなりますが、
前屈方向への柔軟性も高めましょう。


そういった意味合いで、ラジオ体操の背骨(胸椎)の旋回運動が最も効果的と思いました。

【まとめ】

漏斗胸は自力で治せる可能性が高いです。重度であっても軽減は可能。続ければ改善出来ると思っています。

自分の場合は軽度でしたが、ある程度の改善まで1か月もかかりませんでした。

身体は構造を知り、使い方を意識すれば簡単に変わります。
漏斗胸はあくまでも身体の使い方の結果であり、遺伝ではないと思います。(無意識に親の身体の使い方を真似て育つということを遺伝というのであれば遺伝ですが)

手術しかないのか・・・と諦めず、一度チャレンジしてみてください。
身体の構造、構成物質は誰もが同じです。同じ動き、使い方をすれば同じ身体つきになるのは必然です。

肋軟骨は動かせます。

これらの記事が、漏斗胸で悩める人達のわずかな希望になれれば幸いと思います。