2011年1月。その時の体重は85キロ。

前年12月に『痩せよう!』と決意をし、ジムに2週間通いづめました。

20代の頃は、運動したり入浴したりで汗をかきさえすれば一日で1~2キロくらいは簡単に落ちたので、『痩せようと思ったらいつでも痩せられる♪』という自信はありました。

しかし当時32歳となった自分の身体は、若かりしあの頃と変わっていた。

2週間通いづめたにも拘らず、総重量として500g落ちたかどうかという結果。

走りまくって、サウナ入りまくって、大量の汗をかいたことは間違いなく、
食事だって小食にしたし量もほとんど摂ってないかったにも関わらず、結果は出なかった。

そしてそのまま年が明け正月太りも相まって、体重は人生MAXの85キロへ。

スーツのサイズがキツイ。
食後の眠気が半端じゃない。
光がまぶしい。
などなど。

正月休み明けはとにかく怠さがあった。

ある日、尿から甘い匂いがしたように感じた時、『糖尿病じゃ?!』という意識を芽生えた。
実際糖尿病であったかどうかは定かではないが、症状を検索してみるに、ほぼ同様の症状があらわれていた。

痩せなくなったこの身体で、今の状態でこのままいって10年後の自分を想像して恐怖した。

彼女も嫁もなく、糖尿病や他の病気にかかり、やがて透析をするようになり、誰の看病もない人生。

そのイメージがかなりリアルで恐怖だった。

痩せていた20代前半。当時は60~62キロくらい。細マッチョだった時代もあった。
当時描いていた将来と、現在(当時)、そして現在から見える将来へのイメージ。

『自分の人生こんなはずじゃなかった!』


という想いがこみ上げる。

『若かったあの頃の自分(の体型)に戻ろう!』
『今の自分は自分じゃない!あの頃の自分が本当の自分だ!』

と心の底から思った。


その瞬間から、わずか2か月後、気づけば体重は60キロジャストまで落ちていた。
(2週間で10キロ、1か月目18キロ減、2か月目で累計25キロ減)
死への恐怖、病への恐怖。独り身の恐怖。今後の人生への恐怖、後悔したくないという思考が自分を突き動かした。

運動、筋トレは一切せず、いかに楽して痩せるか?
ただただそれだけを追求した結果ではあるが、

まず最初に簡単に痩せられた昔と、汗をかいても痩せなくなった今では何が違うのか?というところから考えた。

30歳を超えたら痩せづらくなる。と多くの人は言うが、痩せられる。

この『30歳を超えたら痩せづらくなる』という言葉にも、大きなヒントが隠されている。

人は30歳を超えると(年齢を重ねると)、何がどう変わるか?というところだ。


その2へ続く。

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