脂肪が燃焼(分解)するとは、脂肪と酸素が結びつき、水(汗、尿)と二酸化炭素(呼吸)に分解されること。(パルチミン酸)

CH3(CH2)14COOH+23O2→16CO2+16H2O。

一方、汗をかくとは、体温調節のために恒常性維持機能(ホメオスタシス)が働いて、身体が必要以上に熱くならないように熱量を放出して調節しているだけです。※平熱(快適な温度)を維持するため。個人差あり。

この場合、水を飲めばすぐに体重は戻ります。

脂肪を燃やしたい(分解したい)と言う場合、
単純な話、酸素がないと脂肪は分解されないということ。

酸素を運ぶのは血管であり血液しかない。さらに燃やした脂肪は身体表面にあり、身体表面には毛細血管しかないため、血液がドロドロ(食事摂取による血糖値上昇、もしくはストレスによる血糖値上昇および血管が収縮状態)になっては、毛細血管へ血液が入って行けず、酸素不足に陥ります。

そのため脂肪は燃えないということになります。

さらにむくみの原因もここにあるのです。

むくみとは酸素不足状態を回避するために、毛細血管が太く変化している状態です。

手の指等でよく現れます。

指先を無くなる直前の歯磨き粉のように絞ってみてください。
すると血液が指先に寄り、赤くなると思いますが(赤血球の色)、指先に若干痛みが走る方は少なくないと思います。

この痛みは収縮した毛細血管へ、風船のように?血液を流し込んだために起こる痛みです。

エステのマッサージなど肉を絞るようなマッサージも同様の原理で、
血液、酸素を毛細血管へ流し込むためのもの
であり、同様に痛みを伴うものとなります。


エステに一日だけ通って、1~2キロ簡単に落ちてしまうように、酸素が毛細血管へ流れ込むだけで脂肪は簡単に燃焼します。そして血液が流れ酸素がいきわたると、肉は簡単に柔らかくなります。(分解途中)

ジムに通って大量に汗をかいても、もなかなか体重が落ちない原因のひとつもこれです。

運動中に飲むスポーツドリンク。

それなりの量で砂糖が入っていますので、血糖値が上昇し血液がドロドロになるため毛細血管への酸素運搬料が減ってしまい、すなわち脂肪の分解量が低下します。

水かお茶を摂取する方が得策でしょう。


まあそうは言っても汗をかくことによる爽快感でストレスが軽減されたり、血圧上昇による圧力で毛細血管へ血液が行くようになったりと、相対的な流れもあるので一概には言えませんが。

心臓の負担、筋組織の破壊と再生(筋トレ)による細胞老化を考えると、健康になるという目的で行うのはあまりお勧めではないように思えます。

楽をして痩せたい(脂肪を落としたい)のであれば、血糖値上昇を抑え、酸素供給が行き渡るようなマッサージ、柔軟体操をする というだけで十分体重は落ちます。

なぜなら酸素無しには脂肪分解効果は望めないのですから。(科学的に)

体重だけにこだわるのであれば、余計な筋肉を落とした方がよほど効果は高いです。
しかしそれはまた別の話なのでまたいずれ。