筋肉量を増やして基礎代謝をUPさせよう!

というのは全く意味が無い(関係が無い)。


基礎代謝の計算上、性別、身長、体重、年令だけで算出できるので、筋肉量は考慮されていないのです。
(ハリス-ベネディクトの式
男性
BEE = 66.4730 + 13.7516w + 5.0033h - 6.7550a
女性
BEE = 655.0955 + 9.5634w + 1.8496h - 4.6756a
(w:体重(kg),h:身長(cm),a:年齢(歳))


基礎代謝を構成している大部分は筋肉以外の臓器であり、基礎代謝のうち、筋肉が消費するのは15%に満たない。

すなわち、基礎代謝を上げる目的で筋肉をつけてもダイエットには役立たないのです




基礎代謝を上げるということだけに注目するのであれば、摂取物による血液の汚れ具合を考えた方が良い。

物質は酸素が無いと燃えない。脂肪もまた然りであり、酸素と結合しなければ脂肪は燃焼しない。

燃やしたい脂肪が付いている個所は身体の表面であり、表面に酸素を運んでくれるのは毛細血管です。

毛細血管はとても細いため、サラサラの血液でなければ入っていけません。

食事によりドロドロになった状態の血液は毛細血管へ入っていけず、その際燃焼がストップするのです。

ドロドロにする要因となるのは血糖値です。血糖値の上昇により、インスリンで代謝されるまでの間、燃焼がストップし、その際に脂肪が蓄積されます。

数時間ごとに甘いもの(砂糖等)を摂取していると、一日中身体表面の燃焼がストップしているため、脂肪がどんどん蓄積されます。この血糖値上昇による燃焼のストップが冷え性の原因となります。


上記のことを踏まえると、筋トレにより筋肉量を増やすことと、基礎代謝の関係は全くない。ということにはりますが、同時に血液循環のことを考えるのであれば、重要になってくるのは血行が良いかどうかということになります。

血行を良くするには老廃物の排出だったり、柔軟な肉体が必要になります。
食事の際も、堅い肉を食べると消化が悪いように、自分の身体の肉(脂肪)も同じです。柔らかい肉であれば、酸素と結合しやすく分解されやすいのです。

そうすると、柔軟体操がかなり効果的だということになります。
入浴やマッサージ、ヨガなども効果的です。

その結果筋肉量が若干増えるということはあるかもしれませんが、基礎代謝ということに関しては、やはり無駄な努力に終わることでしょう。体重に関してはむしろ筋肉量の分だけ増える可能性もあります。
脂肪を落とさないまま腹筋等を始めると、相撲取りやプロレスラーの腹筋のように、細くなることなく、硬い肉の塊となってしまうのでご注意です。