太陽光発電で電磁波過敏症になった人がいる
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こんにちは、日本の家づくりcaféブログのオーナー、REIKOです。
今回はオススメしたいこちらの家づくり本から、太陽光発電に関する一節を紹介します。
太陽光発電が話題ですが、その一方で電磁波過敏症になるかもしれない危険もあることを頭の片隅で、憶えておいてほしいです。
太陽光発電で電磁波過敏症になった人がいる(P,100)
太陽光発電を設置してから電磁波過敏症(以下ES)になる人がいます。
京都府在住の人の場合、勤務先の屋根に44万キロの太陽光発電装置が設置されてから発症したようです。
初めは額のまわりが押し下げられ、脳がしめつけられる感じだったようですが、段々ひどくなり、声が出なくなったり、吐き気、心臓が苦しい、目の奥に力が入る、顔が赤くなりむくむなどの症状が出たそうです。
晴天の日には発電量も増し、それに比例して症状も重くなったようです。
その方は何年か前にシロアリ駆除剤で化学物質過敏症(以下CS)を発症し、その後回復したそうですが今度はESになってしまいました。
この件で仕事ができなくなり3ヶ月後療養することになったそうですが、自宅では家電製品や携帯電話にも反応するようになったそうです。
その後30年勤めた会社を退職されました。
他にも太陽光発電装置を設置後、頭痛やどうきに悩まされ、発電開始から3日目でブレーカーを切り、メーカーとの交渉の末、5ヵ月後に発電装置を取り外した福岡の女性など、何人もの人が太陽光発電装置の側に行くと体調の異変を感じる人や、設置後の異変を訴えESになった人がいると言います。
確かに太陽光発電は、環境に良いクリーンなエネルギーとして注目をあびています。
化石燃料と違って発電時に二酸化炭素を排出しませんが、太陽電池の耐用年数は20年そこそこで、今のところはリサイクルする技術はないそうです。
いずれはゴミとなりますので、世界中に太陽光発電装置が急激に広まることが本当に良いことなのかはわかりません。
そして設置費用もばかになりません。
日本では大型台風の接近で飛ばされる危険もあります。
太陽光発電装置が本当に必要な地域もありますが、もう少し慎重に検討する必要がありそうです。
そしてCSの患者さんの多くがESを併発していますので、アレルギー疾患のある人や軽度でもCSの症状がある方は、太陽光発電装置の設置は見送ったほうがよいでしょう。
「2階の屋根に設置した発電装置が、1階までは影響を及ぼしていない」といいますが、CSを発症している人やESの人には通用しないかもしれません。
花粉症の人が増えていますから、そういうアレルギー疾患がある方は、くれぐれも太陽光発電装置にはお気をつけくださいネ
それでは、また次回~