11/28 は OBII の忘年会イベントです。

当初飲むだけのイベントだと思ってたんですが、
ただ飲むだけではなくてディスカッションもやりますよ。とのことです。

その中で話しをすることになってまして、
ルールは下記の通り。
セッションの進め方
セッションはファシリテーターとゲストスピーカー数名によって進めます
まず、ファシリテーターからテーマとなっている分野の限界や課題を説明します。
ゲストスピーカーから、限界を乗り越える「3つのアクション」を提案していただき、
それを元に自由討論を行います。

基本ルール
楽しく、前向きに。セッションでのディスカッションについては、
後ろ向きな批判や愚痴は「なし」でお願いします。

で、私の回のお題はブログ限界論。

ということは「ブログ限界論を突破するためのアクションプランを3つ提案せよ」。
というのが僕に与えられたミッションのようです。

そのため、そもそもの話として「"ブログの限界っ”て一体何をさしてるの?」
ということが分かっていないと話にもならないということになります。

僕自身、ちゃんと分かってるか自信が無いので今一度
調べてみました。

取り急ぎの結論としては、「ブログの限界とは○○である。」の
○○をリストアップされている方はひとりもいらっしゃいません。

なので、上原さんの一連のエントリとRTCカンファレンスの
実況中継から、○○の部分を類推してみたいと思います。

まず、上原さん。


RTCカンファレンス - イベント案内


下書きのようなもの | 近江商人JINBLOG


特に重要だと私が思ったのがこのエントリ。
ブロガーじゃない男のブログ論 | 近江商人JINBLOG

私にはこの「みんなで一つのテーマに対するコミュニケーションを重ねて文脈を形成するプロセス」としてのブログをもっとも面白いものと感じているために、そのプロセスを分断してしまうスパム系のものを忌み嫌う傾向があります。今回の件ではその一点において「ブログつまらない論」を発議し、それを肉付けするためにBlogfanでのアクティブ数減の数字や卑近な燃え尽き例を挙げたりしていった、という順になります。


もう一点、先日のRTCでも激しい自戒を込めて提起した「ブログって結局リアルでのし上がるための道具でしかなかったのかよ!」については、残念ながら実態としてブログをそこまでのものとして終わらせてしまう人は多いのだろうな、と思っていますし、それをつまらな要因と捉えているところもあります。実際のとこはそこまでの存在としてブログを捉えている人ならばいい方なので、理想論すぎですがね。


(中略)


RTCの懇親会でdankogaiさんに「ブログ限界論じゃなくてブロガー限界論。ウエハラさん限界論なんだよ」と言われたときは、その場では軽くアハハ と流していましたが、実は本当にそのとおりなんだよな、と笑い泣きしてしまいそうでした。自虐自戒。まあ、軽く流していただく分には今回のブログ限界論は 俺限界論(笑)だったんですよ、と。でも、今回の件強く反応した人にとってもそれぞれの俺限界論だったんだったりしてね(笑)

(色付けは小越が行いました)

端的に言えば「ブログの面白さは意見交換のダイナミズム」という前提の下、

ブログの限界とは・・・

1)スパムの蔓延である

2)アクティブユーザー数の減少である

3)硬派な内容を書かない人が増えることである

4)ブログをリアルでのし上がるための道具と捉えている人が多いことである。

5)ブロガーの限界。

以上の5点を指摘しようとしたように見受けられます。
ただし、それを提案する文章が「ブログがつまらない」という表現だったため、
ブログをばりばり楽しんでいる方から「いや、ブログ面白いでしょ」という意見が出た
ように思いました。

次に実際のイベントのログ から。
カイ士伝さんが取られていたようです!ありがとうございます。

上述5点に加えて新しい論点は、

ブログの限界とは・・・

6)個人の情報発信のプラットフォームの変遷である
 ブログ→mixi →携帯

7)ブログの広告費が安すぎることである

8)面白いブログを発見する仕組みが機能していないことである

というところでしょうか?

長くなりましたので、これについての個人的意見などはまた別に書きます。