マウンテン・大人の???&うめスパ | 「お菓子な家」

マウンテン・大人の???&うめスパ

お待たせしました!いよいよ山で食べてきたものを紹介します。

あなたはこの衝撃的メニューの耐えれるか!?




うめスパ  ¥700

見よ!この麺の量の多さを!この太さを!

これぞマウンテン名物のスパゲティーなのです。これが普通サイズ。

もはや麺はスパゲティーと呼べるようなものではなく、うどんに近いような。





そして、恐ろしいのがこのの多さ。ギットギトのベットベト。

食べても食べてもサウジアラビアの石油のように湧き出てくる恐怖。

このうめスパは全メニューの方でもまともな方だと思われる。

太いスパゲティーにきざみ海苔が振り掛けられ、頂上にはウメ。

この面の多さに対してウメの量の少ないことよ。悲しいねぇ。

このメニューは彼女が注文したもの。無難すぎず冒険もしすぎず。

まずウメ味が全体に行き渡る様にぐちゃぐちゃに混ぜる。

それから一口食べさせてもらったのだけれども、とんでもない!

口の中には麺の味がほとんどを占める。ウメなんてほんのり味がすればいいほうだ。

さらに、ギトギトした油の後味の悪さ。よくこれがお店に出せるな~と思ってしまう。l


そして私は「大人の???」を頼んだ。隠しメニューの一つで

???が分からないと食べさせてもらえないのだ。

事前にマウンテンファンサイトで予習してあったので難無く言えたのだが

「大人の???」・・・・なんとも怪しい名前だとは思わないだろうか?

怪しいお店に怪しいメニュー・・・・みなさんは何をご想像するのでしょう?

うかつにも私は「おもちゃ」を思い浮かべてしまった。







大人のお子様ランチ
  ¥800


出たーっ!これがうわさの「大人のお子様ランチ」だ!

大人なのにお子様ランチ!いいね。いい名前だね~、マスター。

何となくに見えるのは気のせい?上下ひっくり返しても顔みたい♪

でも、どのへんが大人なの?

大皿の上に盛られた大量のピラフ

さらには肉団子3つミニハンバーグ3つケチャップがいっぱい、トマト数切れ

そして、注目すべきはアメリカの国旗が立てられた巨大ウインナー。





長さ十数センチはあろう巨大ウインナー・・・・

大人の男性のアレを思い出させるような立派さ。「大人の」の理由はここから?

普通ではありえないが、ここはマウンテン。別世界だからありえる話。


その量の多さにはビックリしたものの、案外美味しそうだったので

この時はらくらく登頂できるものだと思っていた。まだこの時は・・・。


さっそく肉団子を食べてみるが、サッパリしていて、どこかレトルト感がある。

そしてミニハンバーグも食べてみる。肉団子とあまり味が変わらず。

そして巨大ウインナーを食べてみた。もうでかくて太くて口に入れるのが大変。

ボイルされているようで、皮はパキッとしていた。

しかし、このパキッと具合がとんでもなくて、皮を噛み切れないほど硬い。なんだこれ。

しっかりと肉の味をした巨大ウインナー。

そして、山盛りのピラフ。見た目は本当に普通そうで、ちょっと残念だったが

それはとんでもない誤解だったことがすぐに分かる。

一口食べると、口の中にはニンニクの味でいーっぱい!!

ピラフの具はニンニクと玉ねぎとグリンピースのみ。もちろん油ベトベト。

最初はなかなか美味しいかも?なーんて余裕かましていたが

食べても食べてもニンニク特有の味しかしない地獄のようなピラフに

4分の1程度食べただけで飽きてしまう。まだまだ・・・まだたくさん残っている。

地獄の味を堪能しながら、たまにハンバーグやウインナーを食べるのだけれども

正直、どちらも美味しいもんではないうえ、肉なので嫌になる。

嫌になってもまだまだ残る「大人のお子様ランチ」。地獄はどこまでも続く。





お店に入った時はあんなに興奮していたのに、あの気持ちはどこへやら。

すっかりゲンナリとして無口になる私たちカップル。

ただ目の前の地獄絵図を眺めているだけの状態。

それをよそに、周りの客は目の前の地獄をペロリとたいらげてしまう。おそろし。


限界を感じた私たちは、もう残そうと決意した。

しかし、ここはマウンテン。残したら罰金とか何かペナルティがあるのではないかと思い

ウエイトレスのメガネのおねーさんに聞いてみたところ、残してもいいとのこと。

ありがとう、やさしいおねーさん。あなたの一言で私たち迷える子羊が救われました。





それが分かれば気にするものなどない。というわけで、2人で遭難しました。

もうもったいないとか言ってられない。早くこのモンスターの前から去りたい一心。


最後にどうしても「大人の」の理由が知りたくてレジで聞いたところ

マスクをした怪しい店長が現れた。そして答えを一言告げる・・・


「おじいさんの顔だから」


ああ、そんなことか。答えが分かったうれしさの反面

マウンテンだから意外な何かが・・・・という淡い期待がはずれて残念。

会計を済まして、我々は下山した。


ああ、外の空気はおいしいや。生きてて戻れてよかったね。ガムおいしいや・・・

そんな当たり前の事を幸せにすら感じさせてくれたマウンテン

「遭難」という不本意な結果に終わってしまったが、本当に貴重な体験だった。

二度と行くもんか・・・・そんな事を思っているが、きっとまた行くだろう。そんな気がする。


◆評価  ★★☆☆☆