※BL妄想日記です
苦手な方はお気をつけください。
「していいよね?」
「ぅう…」
「ね?」
唇が…
大野さんの唇が俺の唇のすぐ近くにある…
「…ぅ…うん」
「照れてるニノ…可愛い…」
雄 の 目 を し た 大野さんに 抗 え る はずもなく
返事をした途端に 期 待 が 膨 ら ん で 、く っ つ く 前 に 舌 を 出 し て た
はむって 挟 ま れ て 、かぷって 噛 ま れ て 、ちゅるって 吸 わ れ て
息が 奪 わ れ て 、心が丸ごと持ってかれるキス
「…はぁっ…はぁ…」
「続き…する?」
「…はぅ…ぅ…」
頭を真っ白にされてしまって、危うく頷きそうになったけど
「……だめぇ…」
「仕事、だから?」
「…仕事…だからぁ」
「そっか」
なんとか踏み留まった
ふぁ…よかったけど
キスだけでもう 足 腰 ヤ バ イ …
「仕事行く前にシャワー浴びるよね?」
「大野さんは…」
こういうタイミングで寂しいと思ったらダメだから
「先に出て、一回ホテルに帰りますよね?」
ちゃんと普通の顔して聞いたのに
「こんなニノを置いて?
そんなわけないでしょ」
「うわわっ」
「一緒にシャワー浴びてく」
少しだけ寂しいと思ったことが簡単に伝わってしまっていて
びっくりしている間にひょいと抱えられた
「ニノさぁ…痩せたよね」
「え?そう?」
浴室の手前で下ろされて、まだコートも脱いでないのに
大野さんには分かるらしい
「こんなガリガリになっちゃって…ちゃんとお腹いっぱいになるまで食べないと駄目でしょっ」
そしてそれは不服な変化だったらしい
「そんなに痩せたかなぁ?」
「痩せたね、4.5…いや、5キロは落ちてる
こんなの許せない、頑張って太らせなきゃ!」
「あははっ」
太らせる為に頑張るって真剣な顔で言ってるのがなんだか可愛くて笑えた
「笑い事じゃないよ、抱えた時この腕にずっしりと重みを感じないと!上に乗っけた時に身体にドスンとした重みがないと駄目!」
「はぁ~い」
「俺が側に居たらこんな痩せかたさせないのに…」
「ふへへ」
「ニノ!ヘラヘラしないの!ちゃんと太ってもらうからね!」
「ふへへ~」
「ニノー!」
なんだろうね?
叱られちゃってるんだけど、笑いが止まらないこのかんじ
幸せ…な、かんじ
つづく