※腐ってます。ゆえに、嵐内のBLがお嫌いな方は気分悪くされると思いますので


スルーでお願いしますねっ(ぺこり)







翔くんには渡さない。



俺の潤くん・・・・・・






翔くんに唇を奪われているのをたまたま見てしまって俺・・二宮は



持っていた赤ワインがなみなみ入るグラスを手から落としてしまった。




「っつ・・」



生成り色のラグマットが真っ赤に染まり、



ローテーブルに落ちたグラスが粉々になった





ローテーブルから滴り落ちるワインに体中の血液が



心臓に集まったような気になる





潤くんにプレゼントしてもらった



ホワイトデニムに飛び散る赤ワインに脳みそが腐りそうだった





滴り落ちるワインを指につけ口に含みちゅーちゅー吸うと




甘い・・・・・




口に含んで口移しで飲ませてほしかったのに








「誰?二ノか?」




潤くんが髪を手ぐしでとかしながら



だるそうに素足でペタペタ歩いてきた





「平気か?怪我は?見せてみろ」




「翔くん来てるんだ?」





「あっ・・・まぁ・・・ライブの構成の相談で・・」




「ふっ・・・ライブでキス?上等だな」




「二ノ・・・誤解だよ。ちがうって」




俺の髪を耳にかけて、怪我を確認しながら



甘い吐息をふーふーかけてくる潤くんの唇は



いつもと違い血色がいい




ずっと気が遠くなるようなキスをしてなきゃこんな色にはなんねぇ




「二ノ?妬いてんのか?」





優しい手が俺のうなじを毛ばたきでなでるように上下し



俺は不覚にも、体がしびれ、半開きのクチのワキから



ヨダレを垂らしてしまった





「おっ・・・二ノ。そんなんじゃ潤くんは満足させらんねんぞ」




俺の肩越しに飛んできた低い声は




自信に満ちている




いかにも、「潤は俺でしかいかないんだ。残念でした」




そう俺を小馬鹿にしているようで、




落ちていたガラスの破片を手にとり、震える指





「なに?どうする気?それで俺のこと、、やっ・・・ちゃうとか・・・あはは」




翔くんにだけは渡さない。



俺が手を振りあげた瞬間、俺の手首は強くて熱くて



優しい手に掴まれた






「やめろって。二ノ。・・・・・・・悪りぃ・・翔。帰ってくれるか?」





にやけながら俺と潤くんに視線を合わす翔くんは




白い壁にもたれかかり腕組みしながら、こう吐きだした





「二ノ?ベッドワキのダストボックス見てこいよ。ナニをしてたか、わかるからさ」








ガラスを俺の手から外した潤くんは、そのまま




翔くんの方に近寄り




翔くんの頬を平手打ちした





すげー音とともに翔くんが壁伝いにずるずると滑り落ち



そのままうずくまってしまった







外に目を向けると、春雷が光り




ぽつぽつしていた雨はシャワーのような雨にかわっている


バルコニーに叩きつける雨で翔くんが流されてしまえばいい


消えてほしい・・・・・・翔くん


ごめん・・俺、潤くんが欲しくてほしくてたまんないんだ


心底アイシテル







深呼吸すると、開けっ放しの窓から雨に濡れた土と木々の懐かしい香りが



俺の心を少しばかり穏やかにしていきそうだった





「車使っていいから・・帰れ。」




ローテーブルの上の愛車のキーを翔くんの前に置いて




潤くんは窓を閉めようとした





「閉めないで。潤くん。この香り・・嗅いでいたいんだ」






つづく


タイトルが・・・あっ・・すみませーん。そゆ系で・・すみませーん(笑)




ぽちしていただきありがとうございます。




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