あなたの中に
あなたは何ひとつとして
持たなくても良いんだ。
いいや むしろ
何ひとつとして
持たない方が良いんだ。
あなたが
何も持たない時
あなたは不安と心細さの中に
一人で 佇んでいる。
それまで
あなたの表面に在った
何かを持ち回り 何かを
握ったままの 一見すると
強靭な あなたは何処にもいない。
あなたが
何ひとつとして
持たない時には
それまで表面に居たはずの
あなたが馴れ親しんで来ていた
あなたは 影を潜めてしまい
強靭な あなたなど何処にも
居ないくなってしまう。
それは
あなたが何かに
掴まり何かを握る事から
生まれ出ているだけだ。
借り物の生であって
あなた独自の生じゃない。
誰かの発見した
やり方を真似して
あなたが どんなに賞賛されて
どんなに大きな評価を受けた所で
そんな生や そんな評価は 二束三文だ。
全部 嘘っぱちでしかないよ。
そんな所で
評価を受けてしまったら
あなたは勘違いをしてしまって
あなたの独自の生を探そうとは
しなくなってしまい
いつも
誰かの真似を
する事ばかりを 考えてしまい
この先も 誰かの後ばかりを
追いかけ続けるようになってしまう。
誰かの真似を
し続けた延長になど
あなた独自の生は存在していないよ。
それは もっと
別な場所に在るものだ。
あなたのオリジナルの生は
あなたの中の不安の塊のような
あなたにチャンスを与え続けて
あなたが怖いままで歩き出してしまえた時に
そこに初めて あなた独自の生は
生まれ出してくれるものだ。
それは 力など
これっぽっちも要らない生だ。
そして独自の生は
誰かと比べたりしない
そんな暇など まるで無いんだ。
次から次へと
新しいものが生まれて来てしまい
あなたは感動に次ぐ感動を味わい
喜びの中に生きるから
人と比べたり
している暇など無いんだ。
まずは あなたが
何ひとつとして持たない事から
その生は いつでも 何処からでも
誰にでも 簡単に始める事が 出来る生だ。
あなたの心の見つめ方の
手助けが出来ます。
誰も知らない楽な生き方
絶望から あなたを救い出し
生きる上での大きなヒントを与える
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