3月に放射性物質の基準値超え→取水制限があり、
水パニックになった関東。
あれから数値はかなり落ち着いてきましたが、
皆様水をどうされていますか?
あの311の時まで、地震や災害の準備を
一切行っていなかった私は、地震の鉄則
すぐに浴槽に水をためる
さえ知らず、もちろん買い置きの水もなく
安全な水が手に入らないことのつらさを
生まれて初めて実感したことでした。
去年の5/20、ちょうどおよそ一年前に
水について という記事を書きましたが、
あの時はまさか、こんな日が訪れるとは思いませんでした。
放射性物質の除去に有効だということで
逆浸透膜浄水器や蒸留水器に注目が集まっていますが、
ゲルソン療法という健康法に関心があった関係で、
たまたま両方とも持っていたのです。
しかし、それが果たして本当に有効なのか、
確信が持てなかったので、311の後しばらくは、
長野の水をポリタンクで送っていました。
今確認している範囲の情報は次の通りです。
<逆浸透膜浄水器>
膜を通じて圧力をかけることで、小さな水分子だけは何とか通れる
穴から水分子だけを通すことで、不純物を取り除き純水を作る浄水器です。
アンダーシンク型の画像(カウンタートップ型も販売されています)
・放射性物質の分子は、逆浸透膜のフィルターの穴よりも大きいので
かなりの割合で取り除ける。
・フィルターは、純水を作る際にできる大量の捨て水で洗浄されるので
放射性物質が大量に蓄積することはない。
<蒸留水器>
原水を沸騰させて水蒸気にし、空のボトルに移動させ
冷やして純水を作る機械。
アマゾンなどでも5万円以下で購入できます。
・ヨウ素の沸点は約184度。100度近くにまで温度が上がると
多少は飛びやすくなる。セシウムの沸点は600度以上。
水の沸点よりも高温にならないと蒸発しないので、
水との分離は理論上可能。
・原水を入れたタンクに放射性物質・不純物が残るので、
タンクの洗浄をこまめに行うこと。
*************************
これに基づいて、上記の2機種がどの程度
不純物の除去能力があるかを実験をしてみました。
逆浸透膜浄水器を買った際についてきた水質測定器、
TDSメーターは、水中に含まれている導電物質(主に金属類)の
濃度を測ることができます。
15ppmを超えた場合はフィルターの寿命というのが目安だそうです。
まず、水道の原水を30秒流した後で測定しました。
次に、逆浸透膜浄水器を通した水を測ってみました。
6PPMでした。
次にこの逆浸透膜浄水器を通した水を
蒸留水器にかけて測ってみました。
メーターが正しければ、逆浸透膜浄水器→蒸留水器で
純水が作れました。
水道水から直接、蒸留水器を通しても純水は作れるのですが、
311以前に、水道水から蒸留水器を通して純水を作っていた頃、
塩素などの不純物がかなりタンクにこびりつき、
掃除がとても大変でした。
今はその頃よりも原水の危険性が高くなっているので、
一度逆浸透膜浄水器に通して、ある程度きれいになった水を
さらに蒸留水器にかけています。
結果、原水のタンクの残り水は、ほとんど汚れなく
流すだけできれいになる状態です。
しかし、こんな機械にお金を使えないし置く場所もない
という方も多いと思います。
実際、毎日水を作るのに電気代もかかっています。
そこで、逆浸透膜浄水器を通した水を
ボトル代だけで汲むことができる
サミットストアの「美し水」もTDLメーターで測ってみました。
結果は8PPMでした。
同様な水を汲めるスーパーは全国にあります。
ミネラルウォーターも買えない、
ウォーターサーバーも難しい、
浄水器も買えない、という場合には、
水道水よりはかなり安全な水が
安価に手に入れることができると思います。
上記の結果や水の安全性については、
あくまで参考程度として各自でご判断いただけますよう
お願いいたします。
今日もありがとうございました☆