水について | F.O.E. to F.O.E.

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Friend or Enemy から Friend of Earth な生き方へ。
人も動物も植物も鉱物も、地球から生まれてきた細胞には
すべてとつながり合える記憶が刻まれているはず。
登山・ガーデニング・健康オタク道などつれづれに。

人が生きていく上で、一日も欠かすことのできない水。

皆様はどんな水を飲んでいらっしゃいますか?

私が子供の頃は、水道水の質が良かったのか

それとも水の質への意識が低かったからなのか

飲むのは当たり前に水道水でした。


ついでに、お茶も家で淹れて飲むのが当たり前で、

缶入りのお茶が発売された時、


「それはお金を出して買うものなのですか!?」


という衝撃が走ったのを覚えています。しかも、


「なぜ、時間が経っても色が変わらない!?」


それも当時の激しい疑問。

遠足の定番甘い紅茶も、午後の紅茶ではなく

手作りで水筒に詰めたものだったなぁ。

ついでに同じ頃、ポカリスェットが発売され、


「甘くてしょっぱい飲み物ってアリ!?」


と、学校中で、まずくてキモイ飲み物として

肝試し的におそるおそる皆で飲んでみたのを

懐かしく思い出します。

それから麦茶もウーロン茶も缶で発売され、

ペットボトルの出現がまた、

新たな衝撃をもたらしたのも束の間、

ミネラルウォーターのブームが。


「水って買うものなのですか!?」


などと愕然としたのは遠い過去。

振り返れば日本の飲料業界は、

私の記憶のたどれる30年間の間に、

ずいぶんを躍進を遂げ、巨大な産業となったのですね。


ミネラルウォーターのやってきたヨーロッパに比べ、

もともとは日本の水道水の質はいいはずでしたが、

水への意識が高まった現代日本社会において、

水道水は、できれば浄水器を通し、

そのまま飲まない方がいいものとなったようです。


私は外出する際は、水はボトルに詰めて出掛けますが

先日スポクラで持参した水を飲みきってしまい、

給水器の水を飲んだら、耐えられない塩素臭に

吐きそうになってしまいました。

あれが体にいいとは、とても思えませんでした。


かといって、ペットボトルで水を買うのもいやなんです。

大量のゴミとなるペットボトルや、

運送で消費される燃料とそれに伴って発生する二酸化炭素が。


それで浄水器となるわけですが、いろいろ検討しました。

宇宙船にも採用されたという超定番のシーガルフォー

そして性能ではシーガルフォーをしのぐとも言われている

マルチピュア

マクロビの方々に支持を受けているハーレーⅡ

このあたりまでは品質にこだわった製品なので良かった。

しかし、それ以上に足を踏み入れると

水の世界も恐ろしかった。


精神世界や新興宗教にも近い、

様々な水のチカラを謳った様々な浄水器があり、

値段もあってないようなもの。


どこの世界でも同じかもしれませんが、

健康法の世界と同様に、信ずるものは救われる的な

排他的で盲目な構造が、そこに存在しているようでした。


ビルトインタイプの浄水器は初期投資も

ランニングコストもそれなりにかかるし、

一度取り付けたものを取り外すことも勇気がいるため、

一時はハゲるかと思うほど悩みました。


で、最終的に購入したのは、純水を作る機械です。


<ひさびさの愛用メカご紹介>

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左側の白いタンクに水を入れてスイッチオンすると、

電気ポットと同じ要領で水が沸騰します。

その水蒸気が管を通って冷やされ、右側の

透明なタンクに溜まるという仕組みです。

科学だね。

夜寝る前にセットすると、翌朝4リットルの純水ができています。


このメカは、4年位前のドルの安い時に

アメリカのアマゾンから取り寄せ。

400ドル弱なので、送料込みで5万円くらいだったでしょうか。


ミネラルもすべて取り除いたピュアなH2Oなので甘い

コレを買って本当に良かったと思ったのは、

左のタンクの蒸発した残り水の臭いを嗅いだ時。

水道水に入っているすべての有害物質が濃縮され、

強烈な科学臭を放ち、底に澱んでいる濁った液体。

絶対毒。


なぜコレに決めたかというと、

・仕組みが疑いようもなく単純明快。

・カートリッジなどが一切いらないので

 ランニングコストがまったくかからない。

・値段が極端に高価でない。

・ゲルソン療法の腸内洗浄で純水を勧めているから。

という点でした。


難点は、1回に4リットルしかできないので

野菜や米を洗うには量が足りないこと、

そして電気を使うので、災害時に困ることです。

何年も使ってみて、純水の良さはよく分かったので、

純水を作るビルトインの浄水器を

設置することにしました。

輸入した部品を自社で組み立てて販売している

商売っ気のない、実直な会社を見つけたので、

まず実家に取り付けてみたところ、

とても良かったので、同じのをうちにも。


浄水器で一般的なのは、活性炭や中空糸膜で

水を濾過するもの。

上記シーガルフォー・マルチピュア・ハーレー2などは

すべてこの方式です。

それに対し、逆浸透膜方式と言われる浄水器は、

0.0005ミクロンの穴の空いた膜に、圧力をかけて水を通すことで

穴よりも小さいミネラルを取り除いた、限りなく純水に近い水を作ります。


水の中のミネラルを取り除くと言うことを

問題視する意見もあり、純水を飲むと

体内のミネラルが奪われるという意見もあり、

水に対する考えも、健康法と同様に

人それぞれなので、コレが絶対とは思いません。


ただ、水の味と飲んだ時の本能的な感触で

これは安全だと感じ、何年も使ってみて

良さは変わらないので、私はコレで。


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