クインカンクスとヨッド | 西洋占星術 in福岡 「星の歩み」

西洋占星術 in福岡 「星の歩み」

西洋占星術に魅せられて、2011年3月に占星術師としてブログデビューしました。
 長い間勉強してきたことを何らかの形で少しでもお役に立てたらと思います。星は常に歩み続けています。星の動きと心の動きをつれずれ語っていけるブログになればと思います。

占星術では星と星の間に作られる角度のことをアスペクトといいます。


星が意味する意識的なものを、行動によって現実化したり、事象化する力となります。


個人が持っているアスペクトは、行動傾向を表し未来に起こる宿命や出来事を示唆しています。


このホロスコープに秘められ、示唆されたアスペクトがのちのち、個人が持つ同じ配置のトランシットの天体の角度が起こったときに発芽して事象化すると考えられています。


例を挙げれば、もともと天王星と冥王星のコンジャンクションを持った人、そしてこれに太陽など個人天体がアスペクトしていると、時が流れふたたび天王星と冥王星がアスペクトをとった時にホロスコープに示唆されている事が発芽して事象化するのです。


今現在天王星と冥王星が90度の角度を取っていて、社会の改革が始まり新しい時代へシフトしようとしています。


この改革に関わってくるのが、1967年辺りに生まれた天王星と冥王星コンジャンクションを持った人達ということになります。


ただし影響を大きく受けるのはこの二つの天体に対して、太陽や月などの個人天体がアスペクトしている人達ですね。


この改革に対し、太陽が関わっていると個人の人生そのものと大変革が繋がるという意味になります。


大阪市長の橋本さんは、確か太陽が関わっていたと思います。


この世代は、古い権力体制を破壊し新たな価値観を構築しようとする意識を持ちます。

行動として現れるのです。


私が自分で持っていて不思議さを感じるのが、150度のアスペクトです。


これをクインカンクスといいます。


そして星と星とのアスペクト60度に対して、150度を形成するひとつの星。

この三つでできる図形をヨッドと言います。


頂点の星の力が、この二つの星の表す意味だけに使われ縛られるという意味になるようです。




実は私の授業を受けて頂いた方が、クィンカンクス(150度)を持ってあって、それも度数ピッタリです


お話を伺っていると、これはどの天体が暗示しているのだろうという特徴的なこだわりと思いが強い部分を感じていました。


サインをみても、この部分は感じられなくて不思議に思っていたのですが、改めてこの方のご自分の気持ちを開放して書いてあるブログを読んですごく腑に落ちたのです。


このクィンカンクスは、星の意味を力をそして星の意味する部分の個人のこだわりを強めるのですね。

そして運命的な難問として出てきて葛藤し、その葛藤を調整してその役割を意識して受け入れることにより成長して能力を発揮するのです。


ヨッドの場合は、3つの天体が意味する能力を天才的に発揮すると言われます。


ただしその運命的な役割に気づいて受け入れないと、同じがんじがらめの状況が続くとされます。


私の場合もそう考えると納得できますね。


二つのヨッドを形成している天体は、月、冥王星、火星、海王星です。


幼い頃と現在の運命的な家庭による縛りは月が示唆し、深層心理や潜在意識は冥王星や海王星、情熱やこだわり、そして男性性は火星が示唆しています。


この部分にやはり強烈なこだわりや思い入れがあるのも自覚できます。


そしてこれは、今の仕事に繋がっています。


ヨッドは、運命的に導かれる道を指し示しているのですね。


別名、神の指と呼ばれています。


今回改めて理解を深められたのは、人との感情的な深い交流にあります。


なかなか深い感情を吐露することは、人と人の関係では難しいのですが占星術や心理学を深く理解するためには心の開示は必須条件だといえます。


この仕事だからできる事ですね、ありがたいです。


永く関わり、深く入り込み互いに心の垣根をとっぱらうことで、考察できることは大きいです。


イメージはやはりさそり座ですね。


天秤座が示す浅い表面的な付き合いでは、得られないものをさそり座は獲得する。


心を開いて向き合って頂いて、そういうお仕事をさせて頂いてありがたいなと思います。


クインカンクス興味深いです。


これからの私の研究テーマのひとつで、永く関わっていきたいと思います。