その後

　あれから、1カ月以上の時が過ぎましたが、

１年前のように感じられます。

　ルナが天国へ旅立った日、午前中、用事があって帰って来た後

1人で雨の中、鉢植えに埋葬しました。

捨てずに置いてあった大きな鉢に、ルナのお気に入りの

ピンポン玉とリンリンボールも一緒に入れました。

　木だと、数年後、根づまりして掘り起こさなければならなく

なるので、花にしたいと思ったものの、この時期に売られている

花は長く咲き続ける花がなかなかなくて限られている中、

選んで植えました。

　ルナが使っていた物をそのままに置いておくと、

悲しい気持ちが引きずられてしまうので、

住んでいたカゴは、その日のうちに片付け、

道具や遊び場もゴミ袋の中へ入れました。

片付けていくほど、悲しみが少しづつ消化されていくのを

感じました。

　次の日、長年お世話になった鳥の病院へ

予約のキャンセルと亡くなった事の報告をしたら、

次の日に花が送られてきてビックリしました。

慌てて、ルナがいた場所に送られて来た花と

写真も飾ってそれっぽくしてみました。

　

　ルナの体調が悪くなる数週間前に撮影した写真です。

ティッシュの先を上手く嘴と舌で丸めるのが好きなので、

少しだけ遊ばせてました。あまり、長くそこにいさせて

食べてしまったら大変な事になるので、すぐに放したけど

満足そうにしてたのを思い出します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　9月4日撮影

　初めは、ルナの事を思い出すと泣く事があったけど、

今では、泣く事はなくても胸が苦しくなることがあります。

　可愛い可愛い、私のルナ。

あの小さなぬくもりと、小さな心音も、あの匂いも、

恋しくて仕方がありません。

＊ブログ村は、今年中に終わります。

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退院2日目～天国へ

9月13日（月）

　体重１９．６ｇ。

吐き気と嘔吐が止まりました。

ご飯を食べてないからなのかな？

もしそうだとしたら、ルナの体はご飯を受け付けなくなっていた

ということになります。

　止血剤が真っ黄色なので警戒をして飲もうとしません。

小松菜の小さい葉っぱの先が丸っぽくなってスプーンのように

なっているので、そこに薬が入った水を入れて差し出すと素直に

飲んでくれました。

これを朝・昼・夕・晩に飲ませたり、ピンクの容器に変えても

だめだったので、夜に緑の容器に変えたら

飲んでくれるようになりました。

　麦も数粒食べただけ。食べようとしても嘴に加えてポイします。

朝から夕方まで糞づまり。

　この体重と血便が1日以上続いています。

どうみても生きているのが不思議な状態なのに、

ルナは、しんどうそうにするどころか眠ろうともせず、

私を見つめ続け、カゴから出せば嬉しそうにピッタリとくっついたり畳の上を散策しました。

　夕方には、糞詰まりが治り血便が出ました。

ふらつきが出ているのに私と旦那君の間を行ったり来たりして、

カゴの中では床に敷いてあるキッチンペーパーを齧ったり、

落ちている麦を数粒だけ食べたりしてました。

そして、止まり木には必ず止まります。

　この日は、少しでも一緒にいたかったので、

外出は短めに、短時間だけど小まめに放鳥させてあげて、

カゴの中にいる時も話しかけたりしました。

9月14日（火）

　朝、起きてカバーを取ると、ルナは隅の方で床の上に

目を開けたまま天国へ飛び立っていました。

空腹と貧血でふらっといったのかな？

苦しくなかったかな？

辛くなかったかな？

2年前から胃拡張だと診断されてからは、ずっと、麦だけの

食事と通院だったから辛かっただろうな。

　ルナのおかげで、たくさんの知り合いや友達ができました。

ありがとう。

　ルナのおかげで、たくさん癒されました。ありがとう。

　私が、ルナには、10年は生きて欲しいと言ってました。

10年どころか11年も生きてくれてありがとう。　

　私が「ルナが少しづつ弱っていく姿を見るのは辛いから

最後まで見届けれるか自信がない。」と友達に言ってたからかな？最後まで、弱っている姿を全く見せず旅立っていきました。

ルナが一番つらいはずなのに私の為にありがとう。

　何度も「ありがとう。」と言いながら涙を流しました。

　昨日、もっと放鳥させて肩に止まらせてあげたかったと

少し後悔はありますが、11年と2カ月のルナと私の生活は

終わりました。

　人と動物は会話ができません。

会話ができれば、どうしたいか聞いて希望を叶えることが

できるけどできないから全て飼い主が決めなければなりません。

どんな選択をしても、果たしてこれで良かったのだろうか、

もう少しこうしてあげれば良かったとか思ってしまうものです。

今回は、ルナのおかげで、あまり悔やむ事がない方に

選ぶことができて良かったけど、これから先、鳥を飼うつもりは

今のところはないです。

きっと、ルナほど良い子は２度と巡り合うことはないでしょう。

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入院5日目、退院することに決める

9月12日(日）

　昨日に比べて体調が良さそうでした。

血便再発（止血剤追加）。嘔吐・吐き毛あり。流動食あり。

食べてない時の体重２２ｇ。

最後は、家で看取りたいから、体力があるうちに連れて

帰りたい。

　止血剤は急に効くものではないそうです。

まだ、血便が治ってないのでこのまま止血剤を服用させることに

なったけど、なかなか止まらない場合は、貧血になってもって1日。

とりあえず、2週間後に診察の予約を入れましたが、

それまでは、もたないような気がしました。

　帰宅後、入院する前とは違って、よほど嬉しかったのか

元気になってはしゃぎだしました。

軽く飛ぶと、そのうに入ったままの流動食がピュッと

嘔吐することが数回あったのですが、ルナはあれ？今何か出た？

て感じの様子です。

　久しぶりにルナの匂いを嗅ぎたくてクンクンしたら、

残念ながら病院の消毒のような匂いしかしませんでした

　プラケースは嫌がるのが分かっていたので、

住み慣れた、いつものカゴに底上げをしバリアフリーにしたけど

それが気に入らなくて、カゴを這い上がったり、

上の段の止まり木がないのに、設置していた個所の

方を見上げて止まりたそうにします。

仕方がないので、落ちても怪我をしない高さに止まり木を

設置して納得してもらいました。

　入院する前は寝るか食べるかのどちらかだったのに

食べもしないし寝ようともしません。

ただひたすら、ずっと、私を見ているのです。

外に出してあげれば、旦那君が声をかけても私にベッタリと

へばりついて離れようとしません。

　これは、そろそろ・・・

ルナも自分で思っているのかもしれません・・・

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