今日の愛ルケ(#65) | にっけいしんぶん新聞

今日の愛ルケ(#65)

この記事は渡辺淳一先生の連載小説「愛の流刑地」を記者が個人的な視点で読み解く記事で、性的な描写かなり出てまいります。そのような記述を好まない方、ネタバレを嫌う方、並びに15歳未満の方はご遠慮ください。
なお、記者がまとめたあらすじ中の灰色文字部分は、作品のテイストをできるだけ伝えるために原文をそのまま引用した部分です。

再会 十五

ゆっくりと、しかしたしかな指の攻撃に冬香はやがてたまりかねたように、「ねえ・・・」と訴える。
欲しい、ということなのだろうが、菊治はあえてきく。
「なあに?」
冬香が首を左右に振るのにかまわず、菊治が中指を鋭敏な個所に集中させると、冬香が再び訴える。
「ねえっ・・・」

さらに甲高く、小刻みに震える冬香に菊治はきく。
「欲しい?」
「はいっ・・・」
「なにを?」
さすがに、そこまで答えないが、
求めていることはたしかである。
だから、初めから素直に脱げばよかったのである。
渋々というふうにショーツを引き、続いてスリップも脱がせる。全裸にされた冬香は体を海老のように曲げて隠そうとするが、おおっているものはなにもない。慌てても手遅れだ。
逆らいつつもやがて仰向けにされた冬香。
恥ずかしさに耐えて、しかと目を閉じている顔も、虚ろに開いた唇も、思いがけず露出されて戸惑ったような両の乳房も、そこからくびれて、腰に続く艶めいた腰の線も、股間を守るように寄り添った黒い茂みも、すべてが生々しく、女の匂いをかもしだしている。
「すごい・・」

今まで追いかけてきた若い女とは違う、成熟した女の美しさと妖しさが溢れている。



きくじ は なかゆび をつかった
ふゆかは35ポイントのダメージをうけた!

きくじ は なかゆび をつかった
ふゆかは75ポイントのダメージをうけた!

きくじ は 「ほしい?」 をとなえた
ふゆかは10ポイントのダメージをうけた!

きくじ は 「なにを?」 をとなえた
ふゆかは40ポイントのダメージをうけた!

きくじ は ショーツ をぬがせた!
かいしんのいちげき!
ふゆか はえびになってしまった!

いや、記者はドラクエはやりませんが、イメージこんな感じでしょうか?
とにかく菊治、あきらかに調子に乗ってます。
まあ仕方ないですね。今までは、

きくじ は なかゆび をつかった!
しかし、おんなには きかなかった。

きくじ は 「ほしい?」 をつかった!
だが、ここではつかえなかった。

きくじ は あせった!
おんな は さめてしまった。
きくじ は なえてしまった。

きくじ は ふっかつのじゅもん をとなえた!
しかし、なにもおこらなかった。

・・・まあこんな感じだったんですから。
ちょっとしつこかったですかね、ドラクエ路線。

それにしても「なにを?」だの「初めから素直に脱げばよかった」だの、ましてや「渋々という形で」脱がすだの、ほんとちょっと優位に立つととことん調子に乗る、のび太みたいなやつです。
なにをぉ、きくじのくせにぃ!
いつかそう言われますよ。

さてそんな菊治ですが、いざ脱がしてしまうと冬香の裸体を絶賛です。
3児の母ということですがまだまだ36才、相当艶めかしい体をお持ちのようです。子育てに追われる母ちゃん像とは大きく異なりますね。大人の色香はむしろ出産後に得られるものなのかもしれません。

記者はスカパーに加入しているのですが、恥ずかしながら時折アダルトチャンネル群のプレビューをサーフィンすることもあります。
そうしてみると、熟女系、人妻系の番組の多いこと多いこと。時によっては半分くらいがそうであることもあります。ただ、三十路四十路はともかく、五十路六十路となると目をそむけてしまいますが。
とにかく、二十歳前後の小娘よりも30を超して冬香のような成熟した色香に魅力を感じるという男性が非常に多いということなのでしょう。

ん?あ、いい年してプレビューでぐるぐる廻してるんじゃねえよ、という声が聞こえてきましたよ。ええ。たしかにリモコンを押しながら虚しくなります。
でもやってしまいます。
そしてスカパーに入っていたら、きっとあなたもやります
間違いない。

ああもう、そんな話はどうでもいいですよ。
ずっと読んでいて、ひとつ思っているのは冬香が3人産んだかどうかは定かでないということです。
年上バツイチ子持ちのおっさんと結婚、それを捨てて菊治とムニャムニャ、という展開も可能性としてはありますから。
いつかそのあたりも明らかになることでしょう。

そんなことより次回、菊治はこの魅力的な裸体をどう料理するのでしょうか。
菊治、いよいよ正念場です。