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2005年03月31日

今日の愛ルケ(#147)

テーマ:連載小説
この記事は渡辺淳一先生の連載小説「愛の流刑地」を記者が個人的な視点で読み解く記事で、性的な描写かなり出てまいります。そのような記述を好まない方、ネタバレを嫌う方、並びに15歳未満の方はご遠慮ください。
なお、記者がまとめたあらすじ中の灰色文字部分は、作品のテイストをできるだけ伝えるために原文をそのまま引用した部分です。

春雪 十七
 
全裸の冬香が菊治の上に、ややうしろ向きに座り、背とお臀が軽く前屈みの姿勢で宙に浮いている。冬香を知る誰もが想像できない姿だ。
冬香は上体を起こして腰をわずかに動かした途端、「あっ・・・」と声をあげ、思わぬ快感にうずくまるように前屈みになる。
初めての体位に戸惑っているのが、発する声の異様さ姿勢の落ち着きのなさからもうかがえるが、冬香は下りようとせず、むしろ怖わ怖わながらも腰をずらして、新たな快楽を探りはじめているようである。
むろん、菊治はそれに賛成である。新しい快楽の探検に協力したい。
菊治は冬香の腰を下から支えて軽く前後に揺する。「あっ・・・」と冬香はのけ反り、さらにその刺戟で「いやっ・・・」と前屈みになり、菊治の太股に両手をつく。
快感の刺戟が強すぎたか、恥ずかしさに気づいたか、躰を捻って下りようとするが、それは許さない。ここで止めれば、耐えてきた自分がおいてきぼりを食らう。
「だめ・・・」ときっぱり拒否し、お臀に当てた両手を前後に揺らし、押し上げる。
「やめて・・・」という声とは裏腹に、息を荒げながら、自分からまあるいお臀を前後に揺らしている。
 
 
夕焼け小焼け日がれて・・・
 
いえ、まだお昼前だはと思うんですが、カーテンで閉ざされて淡い闇となっている菊治のお部屋には、大きなお月様ならぬ、まあるいお臀がぽっかりと浮かんでいるようです。
 
などと牧歌的なことを言っている場合ではありませんね。
シーン自体はこってりねっとりと性行為の場面が続いています。
いつものように筆運びはよろしくなっているのですが・・・
 
これ、完全に官能小説ですよ。
これはこのまま新聞に掲載していいのでしょうか。
世の中には一般紙と日経の両紙をとっているご家庭も少なくないわけで、テレビ欄を見ようと思った小学生が一般紙のつもりで日経の最終面を開くと、そこにはまあるいお臀が菊治の上にぽっかりと・・・
 
どうしますか、おかあさん方。
こどもさんが質問してくるんですよ。
 
「お母さん、これなんて読むの?」
「どーれ?」
「これ。『花蕊』
「ああ、これね。これは本当は『はなしべ』とか『かずい』って読むんだけど、この場合は渡辺ワールドだから特別に『かしん』って読むのよ」
 
・・・って、教えられるかぁっ!!
 
とまあ、そんな懸念から記者、前話で渡辺先生に描写への配慮を求めたんですが、しかしアメブロメンテナンス中にのんびり考えたところ、確かにこの小説が性描写の嫌いな方や子供の目に触れるのは問題ですが、先生に配慮を求めるのは誤りだと思うに至りました。
 
渡辺氏に性描写の自重を求めるのは、ボブサップに緻密なボクシングを求めたり、全盛期の王貞治にイチローばりのレフト前ヒットで走者を還せと求めるようなもので、せっかくの持ち味を奪うことはまったく前向きではありません。
ここは日経サイドが、渡辺先生の作品を連載するときには、小説欄を文化面から子供たちの目に触れにくい企業財務面とか商品市況面に移すべきです。
すなわち「王シフト」ならぬ、「渡辺シフト」を敷くべきなのです。
 
それなら記者も安心して電車内で新聞も読めますし、おとうさん方も読んだ新聞を居間に散らかしておいても、「こどもが見たらどうするの」なんておかあさんにぶつぶつ言われる心配もありません。
先生は誰に遠慮することなく思いきり濃厚な描写を展開できますし、われわれもまた思い切り突っ込めるというものです。
 
渡辺先生がエロスのホームラン王かどうかは定かでありませんが、とにかく公共への配慮は日経の守備に任せるとして、先生にはこのまま続けていただきましょう。
 
なんせ冬香はセックスごとに進化しています。
お気づきの通り、今回は馬から一気に進化して騎手(うまのり)になっています。
ただ、まだ進化の過程なんでしょうかね。
落ち着きなく、異様な声を発しているようですから。
いったいどんな声なんでしょうか。やはり「ひ・・・」、いや、使いすぎると陳腐化するのでやめておきましょう。
 
そして冬香は進化してなお飽き足らず、新しい快楽の探検に出るといいます。これには菊治も大賛成、協力を買って出ました。
 
まさに、菊治と冬香、快楽探検隊です。
 
・・・ドゥドゥビドゥバドゥビ、ハイッ、ハイッ、ハイハイハイッ!
快楽探検隊、快楽探検隊、快楽探検隊!
 
 
 
 
礼儀を 崩して 腰つかう
 
快楽探検隊、快楽探検隊、快楽探検隊・・・
 
あかんよね、殿方にお臀突き出して馬乗りになったら。 
そやね、慣れても礼儀を崩さないのが冬香のええとこやったのにね。
ほな次いこか。
 
 
 
夫も 仕事を ずるけてる
 
快楽探検隊、快楽探検隊、快楽探検隊・・・
 
仕事ずるけたらあかんね。
そやね、エリートやのにね。
期末で忙しいときは特にあかんよね・・・。
 
 
・・・って、これじゃ普通に「あるある探検隊」ですよ。
快楽も何もありませんね。
いけません。
前に使ったこともある「あるある探検隊」、おまけにオチに切れもないし、恥ずかしい限りです。
 
みなさんからおいてきぼりを食らわないように気をつけます・・・。
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2005年03月30日

今日の愛ルケ(#146)

テーマ:連載小説
まさか、まさか脱がされるなんて・・・
画 小松久子


この記事は渡辺淳一先生の連載小説「愛の流刑地」を記者が個人的な視点で読み解く記事で、性的な描写かなり出てまいります。そのような記述を好まない方、ネタバレを嫌う方、並びに15歳未満の方はご遠慮ください。
なお、記者がまとめたあらすじ中の灰色文字部分は、作品のテイストをできるだけ伝えるために原文をそのまま引用した部分です。

春雪 十六

相手の家庭の事情などといった雑念を振り払い、ともに強く抱き合う二人。許されぬということがさらに気持ちをかきたてる。
菊治はスリップをむしりとり、横向きに右の乳房に接吻(くちづけ)しながら、指先で花蕊の手前の鋭敏な個所をなぞる
この部屋に来た安堵からか、早くも乱れ出す冬香。
正面から、そして横からと求め合ううち、冬香は深い快感が得られるよう、菊治の上に重なるように上体を反らせる。菊治は左の太股を冬香の腰の下に深くすすめて、突き上げてやる。
「あっ、あっ・・・」と喘いでのけ反り、冬香の腰は妖しくうねる。
もはや男と女の戦いに近い。男はこれでもかと攻め込み、女は受けとめてさらに求め、男はまた挑む。
やがて冬香は仰向けの上体を軽く起こす。いまにも泣き出しそうな顔は、深い快感を味わっているようだ。
菊治は納得して、左手を冬香の背に添え、うしろからぐいと押してやると、白い躰が菊治のうえに起き上がる。
女は軽く上体をひねり、男に背を向け、うしろ向きになっている。
歓びを貪欲に求めた二人が自ずと到達した、最良の愛の形である。



えぇっ!
そんなにあっさりむしりとっちゃったんですか!?
せっかく記者がついこないだ「スリップ主義」を標榜したばかりなのに・・・。

まあ、けっこうですが、それにしても今日の描写は念入りでした。
これはあれですね。
われわれがチョキが分からん分からんって言うもんだから、先生、素人にも分かるように、詳細に体位の動きを描写してくださったんですね。
ご配慮、ありがとうございます。
今日こそは、たぶん理解できたと思います。

ただ・・・
すみません・・・
詳細で理解しやすいのはありがたいのですが・・・

朝からこの濃厚さ、キツイです。
朝ごはんに背脂コテコテのチャーシュー麺を食わされたような気がします。

それと・・・
せっかくわれわれにご配慮いただいて非常に申し上げにくいのですが・・・

この連載小説は、新聞の最終面に載っているんですよ・・・。
朝の混雑した通勤電車で読むこともあれば、前の席に座っている女性の目に触れることもあるわけですよ・・・。
そちらのほうにも、もう少しご配慮していただければと・・・。
記者、今日は朝からうっかりセクハラやらかしてしまった訳でして・・・。

じゃあどうしろと言うのかといわれると、記者も非常に悩ましいのですが・・・。
毎度ご無理申し上げて申し訳ありません・・・。


いやまあ、それにしても冬香。
早いこと乱れすぎです。
何もしないで触っただけで乱れるなんて、こりゃあ、菊治は楽ちんだなあ・・・。

でも菊治、いくら楽だといっても、またずいぶん早く入れちゃったなあ。
ゆっくりいじめるんじゃなかったっけ?
これじゃ時間が余って、結局仮寝が延びるだけだよ。

で、いつしか「男と女の戦い」ですか。
なるほど、それで冬香は「お手やわらかに」だったのですか。
見ている限り、冬香のほうが格上に見えますけどね。

だけど菊治さぁ。
昔からよく言うじゃない、勝負は戦いが始まる前に決着がついてるって。
だから戦う前の準備は、もうちょっとしっかりしましょうね。

あるいは先生、意地になって主張してらっしゃるのですか?
前戯は要らん、本戯が勝負だって。
なるほど、だから「前戯と本戯があるとしたら」だったのですね・・・。


はぁ。
具体的な描写を書き写して何度も見てるうちに疲れてきました。
とにかく背面騎乗位が「最良の愛の形」らしいです。
これだけはようく覚えておきましょう。
きっと試験に出ますよ。
いやもう、何いってんだか・・・。

おっと、危ない。
たしか今日からアメブロはメンテナンス入り、更新締め切りも迫ってますから、これくらいで終わりにさせてください。
ほんとはもっと突込みどころもあったんですけど、もういいです。
みなさんでどうぞ。
といっても、時間がありませんね。
今日中にこの記事を見られた方はラッキーですね。
・・・っていうほどのものでもありませんか。

では、いつものように最後にひとこと言っておきましょう。

この部屋にきたら、もはや装うことはない。
本能のまま正直に求めて、酔っていい。
(原文)

いや、できればお隣さんには気を遣ってくださいね。
本当は壁なんて分厚くないんですから・・・。
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2005年03月30日

関連グッズ2日「封切り」 -ホントに最終?-

テーマ:消費
「スター・ウォーズ」最終作 7月公開 -35面-

映画「スター・ウォーズ」のシリーズ最終作「エピソード3 シスの復讐」が7月に公開されるのを前に、関連商品の販売が4月2日に全世界で一斉に解禁されます。
国内では西友や日本トイザらスが一部店舗でイベントを兼ねて2日午前零時に販売を開始します。
シリーズ完結編で最後のチャンスを狙うメーカーも新商品を投入、国内でライセンス契約を結ぶ企業も「エピソード1」の25社、「エピソード2」の30社を上回り40社に達する見通しで、商戦が活発になりそうです。


第1作の封切りが1977年。大昔です。
すごいですね。30年前ですよ。CGなしですよ。
技術、スケール、世界観。
最初のシリーズ3部作も、今でも十分通用していると思います。

「日本の特撮技術は優れている」
そういえば昔からよくこう言われたはずですが、ではなぜ日本では「スターウォーズ」のような作品は生まれなかったのでしょう。

ストーリーの構想力やキャラクターや宇宙船をイメージする力の問題でしょうか。
一瞬そんな気もしますが、しかし日本でも70年代にはすでにガンダムやヤマトが製作されているわけで、独特の世界観を持った作品を作り出す能力がなかったとは思えません。
では人材がアニメーションに偏っていたのか、と思いきや、ウルトラマンシリーズのような特撮作品を見ても、なかなか独自の世界が描かれていたりもします。

あのように圧倒的なスケールの作品は、作らなかったのか、作れなかったのか、単に資金の問題なのか、やはり技術的な問題だったのか分かりませんが、しかしまあ、たとえばハン・ソロみたいな役をハリソン・フォードでなくて加山雄三さんあたりがやっていたらと考えると、実写はアメリカに任せておいて正解だったのかも知れません。

いや、別に加山さんがNGとかいうのではありませんが、日本人がああいう映画を作っていたら、どうも野暮ったくなっていたような気がします。
宇宙船の形とか、あるいは衣装とか・・・。

なぜなら、当初の公開前に、「スター・ウォーズ」とだけきいて、映像を見られない段階で作った公式レコードのジャケットが・・・





こんなんだったんですから。


ついでに、あのテーマ音楽に乗せて子門真人が歌った曲の詞は・・・

「・・・宇宙の平和守るため ダース・ベーダーを滅ぼすぞ・・・」
「・・・赤い火を吹く レーザー光線 ライトサーベル ふりまわせ・・・」


こんなんだったんですから。


まあもっとも、逆にいうとそんなイメージが一般的だったからこそ、「スター・ウォーズ」が世界中をあっといわせたのかもしれませんね。
なんせCG映像など存在しない当時にあのSFXですから、世界の若年層に与えたインパクトの大きさは想像もつきません。だからこそ最初の公開から30年近く経っても世界中に熱いファンがいつづけるのでしょう。
日経掲載の写真にはトイザらスの「スター・ウォーズ」グッズコーナーで遊ぶ子供が写っていますが、イベント当日に店頭に群がるのは、間違いなく30年前の少年達です。

当初のシリーズ公開当時に少年だった記者ですが、残念ながらそのころ映画館で見た記憶はありません。
後にテレビで見たのだと思いますが、しかしそれでも印象的なシーンがいくつも記憶に残っています。
ただ、記憶に残っているシーンも「帝国の逆襲」だか「ジェダイの帰還(「ジェダイの復讐」から改題)」だかごっちゃになったりしますし、あるいは「エピソード2」に至っては、まだ見そびれたままです。

こういうと「スター・ウォーズ」なんてどうでもいいと思っているように思われそうですが、そんなことはありません。
好きなんですよ。ほんとに見るたびすごいと思うんです。

でも正直に言いますと、たしかに記者、「帝国の逆襲」よりも・・・


オトナ帝国の逆襲に感動したのでありました。


画像:昔々、ネットの銀河系の片隅で・・・拾いました。
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2005年03月29日

今日の愛ルケ(#145)

テーマ:連載小説
この記事は渡辺淳一先生の連載小説「愛の流刑地」を記者が個人的な視点で読み解く記事で、性的な描写かなり出てまいります。そのような記述を好まない方、ネタバレを嫌う方、並びに15歳未満の方はご遠慮ください。
なお、記者がまとめたあらすじ中の灰色文字部分は、作品のテイストをできるだけ伝えるために原文をそのまま引用した部分です。

春雪 十五

冬香は6日後の3月末に再びやってきた。今回は11時から2時くらいまでがいいという。
家族を置いて男の許へとは、冬香は身勝手な、許せない女といわれそうだが、子供や夫の世話に追われる身、週に数時間くらい家を空けてもそれほど責められることでもない。
とはいえ、実態は不倫であることを考えると菊治は複雑だが、ともかく時間を空ける。大学が春休みなのも幸いだ。
冬香は11時ちょうどに現れる。今度も部屋の入口で待っていると、淡いピンクのショールをまとった冬香が、春の微風のように入ってくる。
暖かくなったなどといいながら接吻をし、ベッドルームへ誘う。
また逢えたというと、微かに笑う冬香。北叟笑(ほくそえ)むのとは違うが、目と目と見合わせて、忍びやかな笑いである。
今日は3時間あるので、「ゆっくり、いじめてやる」というと、「だめです、お手やわらかにお願します」と答える。
菊治は「今日は、彼は」ときいてみる。
「子供たちと、デパートに行くとかで・・・」
菊治は息をのむ。夫が3人の子供を連れてデパートへ行くいっぽうで、妻がここで服を脱いでいる。
ひどく罪深いことをしている気がするのは近くに住むようになったせいか。離れていてなにも知らないほうがよかったのかもしれない。



えっ!
もう来ちゃったんですか、メールのやりとりもなしに!

いやー、やられました。
菊治と冬香は週イチで逢ってりゃいいですが、こちらは連日です。
食傷気味というか、胸焼け気味というか・・・
そうか、渡辺先生、こちらの突込み意欲を無くす作戦に出ていますね。
こ、これは・・・手を出そうとしたら痛い目にあうという・・・それは流行りの言葉で言うところの・・・

ポイズンピルってやつですか!?


まあそんな時事ネタはいいとして・・・。

えーっと、冬香が3月20日に引っ越してきて、2日後の22日に逢瀬、その6日後ですから、今日は3月28日月曜日ですね。

・・・。
ええ。
そうなんです。
そうなんですよ。
もう記者が何を言いたいかお分かりでしょう。


会社行けよ、エリートの夫!!

・・・。
ていうかさ・・・。
もしかしてさ・・・。
渡辺先生さ・・・。

日付1日間違えちゃったでしょ!?

本当は引越しは19日(土)で、21日(祝)が最初の逢瀬で、27日(日)が2度目の逢瀬のつもりだったんじゃないですか??
カレンダーを1日見間違えて、すべてが狂っちゃいましたか??

いいですよ。
それならそれで構いませんよ。
記者はうっかり間違いには寛容です。
だって、われわれの疑問に答えるために、菊治に会話の流れを無視した質問までさせてくださってるんですよ。
おまけに冬香が身勝手だとかどうだとかいう批判にも、なんとか答えてくださってるわけですし・・・。

・・・そうですね。
それでは担当さんと相談して、どこかでさりげなく、あれはうっかり日付が間違ってたんだっていうメッセージを送ってくださいませんか。
もちろん、こちらも勝手に間違いと決め付ける訳にもいかないので、それまでは本紙といたしましては、

「大手製薬会社のエリートの夫は期末期初に2週間ほど春休み」

という、実に破格の待遇を受けていることを前提に話を進めさせていただきます。

さて、そんな破格の待遇の夫が子守りするのを尻目に、妻は菊治の許へ服を脱ぎにやってまいりました。
寒い冬場にスカスカだった襟元・胸元には、春らしくピンクのショールを巻いてきました。
そう、「春の微風のように」・・・。

ふーぅ。
なんでしょうかねえ。
やっぱりこういう表現って、織り交ぜないとだめなんですかねえ。
僭越なド素人の記者としては、なくてもいいと思うんですが・・・。
それより真冬に冬の木枯らしのようだった冬香の服装に気を遣ってやってください。

ま、どんな服を着ていてもどうせすぐ脱ぐのだから関係ないっていえばないのですけどね。いずれにせよ、冬香が部屋へ入れば2人は接吻してベッドルームへ直行するのです。
しかしこれは前回同様ですが、菊治は前回とは若干違った入れ込み具合です。
それもそのはず、「今日は3時間はたっぷりある(原文)」のです。

「ゆっくり、いじめてやる」

ええ、ほんとにゆっくりお願します。
まさか、まさかとは思いますが、仮眠時間が延びるだけだとか、あるいはわれわれに気を使って仮眠明けに無理矢理コーヒーを飲んで時間をつぶしたりとか、そんなんじゃないでしょうね。
ましてや、することは同じなのに時間だけ進んで、「荒い息遣いのまま横たわる冬香に満足して、ふと時計を見ると、もう1時30分である」とかいうのは絶対なしですからね。
それは反則ですよ。

あ、それともあれですか。
いつぞや同様、あっさりそのシーンは終わっちゃって、冬香の身の上話に行ったりするんですか?
とにかく、楽しませていただけることをお待ちしてますからね。

そうそう。
例のサインのほうも、お待ちしてますよ。
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2005年03月29日

新東京タワー墨田区有力 -ここはどこ?-

テーマ:話題・コラム一般
NHKと民放5社候補地を選定
-1面、首都圏経済面-

東京タワーの2倍近い、地上600m級になる予定の「新東京タワー」につき、NHKと在京民放5社は、東京・浅草など観光名所に近い「墨田・台東エリア」を有力候補地として選定したと発表しました。
ただ、東京の災害時に備えて、埼玉県さいたま市の「さいたま新都心」も候補地として残します。
首都圏15ヶ所が誘致活動を展開する中、墨田区は候補としては後発でしたが、電波障害の検証結果に加え、地元の東武鉄道がタワー建設の事業主体作りに乗り出す意向を表明したことで優位に立ちました。
建設予定地は墨田区業平橋・押上地区で、東武鉄道が所有しています。


土地の確保が出来ていることが決め手だったのでしょうか。
墨田区が最有力候補となりましたが、ただ先行して浅草地区への誘致を進めてきた台東区に配慮してか、「隅田川を挟んだ台東区と連携して」という条件もついているそうです。

墨田区としてはもちろん、なんでもいいから歓迎でしょうから、「台東区とは姉妹提携しており関係は緊密」とアピールしていますが、一方の台東区にとっては寝耳に水のようで、「突然降ってきた話で何とも言えない」(台東区商店街連合会の石山会長)だそうです。

学級会で学級委員長に立候補したら、「委員長は墨田にやらせるから、お前は副委員長な」と先生に言われたような複雑な気分、とむりやり喩えたら却って分かりにくいでしょうか。

確かにかなりの経済効果が見込まれるでしょうから、各候補地の自治体や商工会などはなんとか「おらが村へ」といった感じだったのでしょう。
しかし悔しいのは分かりますが、隅田川を挟んで反対側に600mのタワーが建つから協力しろといわれたにもかかわらず、台東区の一部で「電波塔とは別に観光用タワーを建ててはどうか」などといった意見が出たというのは、下町・江戸っ子の意地というにはあまりに残念な印象です。

そんな悲喜こもごもの当落模様は置いておくとして、最有力となった新東京タワー、「すみだタワー」を見てみましょう。
スペースの都合上小さくしてありますが、せっかくですからクリックしてフルサイズの画像もご覧ください。

トップに掲載したのは「地区内商業施設とすみだタワー(夜景)」だそうです。飛行船も飛んでいたりするのがなぜかコワイ印象を与える近未来絵図ですね。
なお、記者はこれを見て「フェザーン自治領」という言葉が浮かんでしまいましたが、それはどうでもいいことです。


もうひとつ「地区内商業施設とすみだタワー」です。
こちらは昼景。
なかなかいい感じですね。
いえ、道行く女性ではなくて、建物全体の印象がです。
下町情緒と近代的商業施設の融合、微妙ですが、悪くはないでしょう。
しかし人物のほうに一瞬目を引かれてしまうのは、建築パースとして素晴らしいのでしょうか、どうなんでしょうか。



続いてこちら。
「錦糸町方向からすみだタワーを望む」だそうです。
なんでしょうか、平野の真ん中にそびえ立っています。
ただ、余りにそびえ立ちすぎていて、微妙に違和感を持ったのは記者だけでないかもしれません。


続いて写真右は「浅草・隅田川方向からすみだタワーを望む」だそうです。
こちらから見ると違和感はそれほどありません。
アサヒビールの本社のオブジェとの相性も悪くなさそうです。

もうひとつ、写真左。
「北十間川とすみだタワー(夕景)」です。
広重チックな夕焼けのグラデーションに騙されている気もしますが、まあ、ありでしょう。
ありですが、しかし、さすがにかなりの存在感です。
それこそ広重が描くと、どんな風になるのでしょうか。


とまあ、すみだタワーが建ったらどんな風になるか、イメージパースを眺めてみました。
あまりの突出した存在感に、拒否反応をお持ちの方もいるかも知れません。
でも考えてみれば、今でこそ当たり前になじんでいる現・東京タワーも、昭和33年完成当時はとんでもなく突出した高さの建築物だったのです。
鉄骨だらけの異様な塔、反対の声もあったのではないでしょうか。
それでもすっかり東京になくてはならない風景のひとつとなっていると、個人的には思います。

記者は都心環状線を内回りで浜崎橋に向かう途中に左手に見える夜の東京タワーが好きですが、どうせ新しいタワーが建つなら、何年か後、あるいは何十年か後にでも、誰もがお気に入りのシーンを持てるようなタワーになってほしいものです。


イメージパース: 「すみだタワー」WEBサイト より。
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2005年03月29日

今日の愛ルケ(#144)

テーマ:連載小説
この記事は渡辺淳一先生の連載小説「愛の流刑地」を記者が個人的な視点で読み解く記事で、性的な描写かなり出てまいります。そのような記述を好まない方、ネタバレを嫌う方、並びに15歳未満の方はご遠慮ください。
なお、記者がまとめたあらすじ中の灰色文字部分は、作品のテイストをできるだけ伝えるために原文をそのまま引用した部分です。

春雪 十四

バスルームから出た菊治は、すっかり身支度を終えた冬香にきく。
「今日は、子供さんたちは、いるの?」
「はい、まだ春休みですから」

夫もいるのかと思いつつ、次はいつ逢えるかきく。
学校が始まればいいというが、それは6日だという。そのときになると、夫も会社に出て、日中は自由になるということか。
週に2度でも逢えるかもというと、冬香はここは午前中誰もいないのかときくが、掃除や洗濯をしてくれる人が週に2度午後に来るだけだから大丈夫だ。
新宿あたりのラヴホテルのほうがいいかときくと、冬香はここがいいという。ホテルに入るのを見つかると大変かもしれない。
胸元のネックレスを指し、気づかれなかったかきくと、大丈夫だという。
「その靴に、幸せをいっぱい入れてやらなければならない。もっともっと、いっぱい快くなるように」
そんなことしたら此処から帰れなくなると冬香は呆れていう。
菊治は帰らなくてもいいと答えてうなずきながら、祥子の「本気になったら大変よ」という言葉を思い出すが、それを待っているのは、菊治のほうかもしれない。


「子供さんたちは、いるの?」

やっと聞きましたか。
子供がどうしているか、気にならないほうが不思議です。

「はい、まだ春休みですから」

え?
まだ春休み??
「まだ」ですか???
あのー、今日って3月22日なんですけど・・・。
どっちかっていうと、春休みに入った「ばかり」なんですけど・・・。
いやいや、冬香の時間の概念はよく分かりません。

夫もいるのかと思うが・・・・

えーと、もう一度確認しますが、20日に引っ越してきて今日はその2日後、3月22日火曜日なんですけど・・・。

夫は普通は会社に行きますって!

それとも今日は休みを取って、妻の不倫のために子供と一緒にお留守番なのでしょうか。なんとも哀しい話です。
しかし大企業のエリート、3連休に引っ越してなお翌日休みを取るなんてのはかなり異例です。
いやそもそも4月正式辞令の10日以上も前に引っ越してくることが相当異例です。
ていうか、非常識または非現実です。
なんだかもう、よくわかりません。

それで、と。
とにかく早く学校の始まる4月6日にならないかな、と。
で、

そのときになると、夫も会社に出て、日中は自由になるということか。

お、おい、おいおいおい・・・

夫もそのときまで春休みですかぁ!

どんな会社だよ、まったく。
いや、どんな会社っていうかさぁ、そんな会社ありえないんだけどさぁ、そんなこと考えちゃう菊治さぁ、ていうか渡辺先生さぁ・・・

浮世離れし過ぎだよぉ・・・。

まあ好意的に解釈すれば、「そのときになれば」は「夫も会社に出て」には掛からず、直接「日中は自由になる」に掛かって、「そのとき・・・」と「夫も・・・」が並列的に「・・・自由になる」に掛かるんだって読めなくはないんだけどさぁ。

でもねえ、年度変わりの異動の10日も前に新任地に引っ越して、期末のくそ忙しい連休明けも当然のように会社を休んで子供の面倒見てるエリートさんってねえ。
そんな状況も含めて、どうも菊治や渡辺先生は、夫も春休みを取っていると考えてるとしか思えないんですよ。
なんせ次話では・・・いや、フライングはいけませんね。
話題を変えましょう。


「新宿のホテルと千駄ヶ谷の菊治の部屋」

この選択は微妙ですね。
正月冬香が来る時に、せっかくだからいいホテルをとってやれと菊治に毒づいたところ、「不倫している女は豪華ホテルよりも相手の男の部屋へ泊まりたいものだ」というコメントを頂いたことがあります。
なるほど、女心とはそういうものかもしれません。
しかし・・・

「新宿のラヴホテルと千駄ヶ谷の菊治の部屋」

この選択肢なら迷うことはないでしょう。
そりゃあ冬香も「ここに来させてください(原文)」って泣きつきますよ。

しかしなんで最初っから「ラヴホテル」と言い切っちゃうのでしょうか・・・。
せめて「ファッションホテル」とか「ブティックホテル」とかお洒落に言えば・・・
ってやっぱりそれもだめですか?
いくら結果的にラブホに行くとしても、逢う約束をする前から「ラヴホテル」とは、なんとまあ直截というか、前戯なしというか・・・。

やっぱ菊治のセックスそのものっつうことですね。

それにしても、何のこだわりがあって「ラホテル」なのでしょうか。
そして菊治は下唇を軽く噛むように「lv」と発音したのでしょうか。
ルビつきの強引な当て字へのこだわり以上に気になるところであります。

一方、菊治が気になったのが例のハイヒールのネックレス。
夫と問題にならなかったときいて安心します。
そして「靴いっぱいに幸せを入れてやろう」というのは一見ロマンチックなのですが、その幸せたるや・・・

もっともっと、いっぱい快くなるように。

お前の幸せはイチからジュウまでセックスかよ!

まったく、冬香の身の上の幸せに思いを馳せられないのかよ・・・。
冬香も呆れる方向が微妙に違うけどよう・・・。

もう、とっとと2人してお望みどおり大変なことになっちゃってください。

あ、それと、ひとつお節介ね。
あんまり冬香の咆哮が凄いなら、やっぱラヴホテルにしたほうがいいかもよ。
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2005年03月29日

今日の愛ルケ(#143)

テーマ:連載小説
- slippism -
それは趣味ではなく、主義。
画 小松久子


この記事は渡辺淳一先生の連載小説「愛の流刑地」を記者が個人的な視点で読み解く記事で、性的な描写かなり出てまいります。そのような記述を好まない方、ネタバレを嫌う方、並びに15歳未満の方はご遠慮ください。
なお、記者がまとめたあらすじ中の灰色文字部分は、作品のテイストをできるだけ伝えるために原文をそのまま引用した部分です。

春雪 十三

激しさから一転した静けさの中、菊治は快楽を反芻する冬香を抱き、項から背を撫ぜる。前戯と本戯があるとしたら、これは後戯であり、性の饗宴の完結には欠かせないものだ。
菊治が思い出したように「よかった?」ときくと、冬香は「はい」と答えるが、そう答える自信があるからきいているのだ。
声が凄かったというと冬香は「やめて」と首を振る。隣に聞こえたかもと冗談半分でいうと、本気で心配したようなので、壁が厚いから大丈夫だ、と宥める。よかったというように顔を伏せる冬香。
2人で軽く仮寝(まど)ろみ、ふと気がつくと11時40分。「ねぇ、大丈夫?」と冬香にきくが、黙って休んでいるなら放っておけばいいのに、なぜこちらからきかねばならぬのか、やはり小心者だからか、などと思いつつ起こす。
「今日は、新幹線に乗らなくても、いいんだよ」
冬香は微かに笑い、嘘のようだという。うなずきあうが、結局、冬香が先にベッドを離れる。


#前戯、本戯、後戯。
別にいまさら声を大にして訴えることでもないと思いますが、あらためて説明するあたり、菊治世代の男性には、「自分が果てれば終わり」、よほどそういう方が多いのでしょう。
ただ・・・

「前戯と本戯があるとしたら・・・」

前戯はなかったかもね。
これはこう突っ込んで欲しかったのかもしれません。

そして・・・おっとあぶない。
菊治、忘れてしまうところでした。
いやー、思い出してよかった、いつもの確認事項。

「よかった?」

菊治は自信を持ってききます。
それもそのはず、よかったかどうかはボディランゲージで確認済みですから。
冬香はもちろん答えます。

「はい」

あちゃー。
残念ながら、流れってものを読めてません、冬香。
ここは前話に続いて繰り返しで答えるところです。

「はい、はい。よかった、よかった」

これならなにかと評判の悪い冬香にも、それなりのファンがついたことでしょう。記者も見直したに違いありません。
あー、もったいない、もったいない。

そんな気の利かない冬香ですが、朝から近所迷惑が気になるほどの咆哮を撒き散らしたせいでしょうか、さすがにお疲れのようです。
限られた貴重な逢瀬の時間を削って、菊治とともに仮寝ろみます。

先に目覚めるのはやはり菊治。
睡眠だけでなく、仮眠も眠りが浅いのでしょう。
そして寝起きで機嫌が悪いのでしょうか。
「大丈夫?」と冬香を起こすのもご不満です。

なぜ、こちらからきかねばならないのか。冬香が黙って休んでいるのだから放っておけばいいのに・・・(原文)

いやまあ、確かに帰らなきゃならない冬香がぐーすか眠っているのが悪いのですが、でも小心者も何も、この状況で気づいていて起こさなければ、一気に「大変」なことになりかねません。

それにしても、11時40分ってなんでしょうか。
菊治が起こさなければ、冬香が目覚めるのはおそらく昼過ぎです。
ここは延長を確認する電話も掛かってきませんよ。
冬香は次回から、帰る時間の30分前に携帯のアラームを設定してから来て下さい。

しかし時間がないのにさんざん眠っても、別れは惜しい菊治です。

「今日は、新幹線に乗らなくても、いいんだよ」

お前は部屋から1歩も出なくて済ましてるじゃねえか。
そういいたいところですが、今日は大目に見ましょう。
なんせ、菊治が連載143回目にして初めて気の利いたことを言ったのですから。もちろん、この程度で気が利いてるか?との疑問はありますが、出来の悪い子は褒めて育てなければなりません。

さて、冬香はベッドから出ました。
時間もないことですし、もはやお茶の1杯も期待できませんが、せめて別れ際の会話には期待してみましょう。

え、まさかそこでの会話もボディランゲージですか?
いや、それは勘弁して下さい。
「今度いつ逢える」とか「何日に来ます」とか、そんなボディランゲージ・・・

新しい上司のフランス人じゃなくても通用しませんから。
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2005年03月28日

「日経JAPAN1000」来月から公表 -お節介-

テーマ:証券
浮動株ベースに新指数-26日1、15面-

日本経済新聞社は25日、浮動株に基づく新たな時価総額の株価指数「日経JAPAN1000」を4月1日から公表すると発表しました。
企業間の持ち合いなどで実際には市場で売買されない長期保有分を除いた株を浮動株とし、それをベースにした指数です。機関投資家などが国内株式市場全体の値動きに連動した資産運用を目指す上で、利用しやすい指標となります。採用の千銘柄で、浮動株ベースの国内全上場銘柄の時価総額の94%をカバーします。
2002年11月1日を基準日として、その時の指数を1000としました。


何やら難しいことを言っているようですが、要は日経新聞社が、「日経平均株価」に続いて新しい株価指数をつくる、ということです。

日経平均は国内ではもっとも一般的な指標であり、記者のような機関投資家関係者も、株価の水準を議論する時にはもっともよく使う指数です。
しかし、運用の成果(パフォーマンス)を論じる時には、通常「TOPIX=東証株価指数」と比較します。
それは、日経平均は225銘柄の単純平均であるのに対し、TOPIXは時価総額による加重平均だからです。

はい、初心者の方、意味が分からなくなりましたね。
簡単に説明するために、2銘柄だけの株価指数を考えてみましょう。
分かってらい!って方や細かいことはどうでもいい方、あるいは算数が大っ嫌いな方は、少し下の印まで飛ばして読んで下さい。

4月1日の株価、A株=100円、B株=1900円。
4月2日の株価、A株=95円、B株=1945円。

日経平均のような単純平均では、平均した株価は、
1日=1000円、2日=1020円、2%上昇しています。

しかし、市場に出回っている株数が、A社:10万株、B社1000株だったとするとどうでしょう。
時価総額(すべての株の価値の合計)は、

1日:A株=100円×10万株=1000万円、
B株=1900円×1000株=190万円
合計1190万円

2日:A株=95円×10万株=950万円、
B株=1945円×1000株=194万5千円
合計1144万5千円

なんと、市場に出回っている株式の価値の合計は4%近く下がっているのです。
実際の指数はこれほどひどい差はありませんが、考え方は同じです。

そんなわけで、株価の単純平均ではなく、市場全体の価値の総額の変動と比べるほうが資産運用の成果を判断する際には適切であるため、パフォーマンス評価には日経平均ではなく、一般的にTOPIXが使われているのです。

TOPIXは東証が算出しているのですが、日経はここで機関投資家向けの指標としても「日経」の優位性をアピールしたいのでしょうか。
新指標を導入するというわけです。
確かに浮動株ベース(持ち合い株などは市場に存在しないものとして計算)を採用するという時代の流れを汲んでいますし、2部市場やマザーズ、大証やジャスダックの銘柄も採用というのは市場全体の動向がつかめるでしょう。
意義はけっこうあると思います。

しかし・・・。

「機関投資家などが国内株式市場全体の値動きに連動した資産運用を目指す上で、利用しやすい指標」

市場参加者でこの言葉を額面どおり受け取った方は少ないでしょう。
まあ、定着しないでしょうね。
それは別に、浮動株ベースはTOPIXでも段階的に導入予定だから独自性もたいしたことがないとか、そんなまっとうな理屈じゃありません。

新しい指数なんて、めんどうくさい・・・。

ただそれだけです。
おそらく日経新聞は市場面の目に付きやすい場所に載せるでしょうし、あるいは市況記事でも取り上げて浸透を図るでしょう。
現に15面では必死にTOPIXの限界を訴えて、運用の評価をTOPIXから日経JAPAN1000に移すように熱く勧めてます。
ですが・・・。

今までいくつか出て来ましたが、新しい指標って浸透した試しがないんですよ・・・。
日経がつくったのでも「日経300」「日経500」とか、あんまり見てる人いないでしょう。正直、記者も意識したことはないです。

本当にこの指数が浸透するためには、指数先物を上場させて、有効なヘッジ手段や指数自体の取引を活発にしないと駄目でしょうが、予定はあるのでしょうか。
しかし仮に上場しても、日経300先物なんて上場してても売買する人ほとんどいないくらいですから、それだけが条件じゃないのでしょうけれど・・・。

まあ、機関投資家なんて横並びが大好きですから、当分は「他社が採用して一般的になったらうちも採用」なんてスタンスでしょうから、紙面でどれだけ有用性をアピールするよりも、とりあえず、どこか大手年金基金にでも採用してもらうのが普及への近道かと思われます。

しかし普及するにせよしないにせよ、「まったく、頼んでもいないのにもっともらしい指数を作り出してくれちゃって、採用するかしないかの会議の資料作りだけでもかなわん」なんて、どこの機関投資家でも歎いている担当者がいそうな気がするのは、記者だけでしょうか・・・。
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2005年03月28日

商標登録 境目めぐり攻防 -ただのトリビアかも。-

テーマ:話題・コラム一般
-28日19面スクープ-

商品やサービスの名称である商標を押さえることはビジネスの生命線ですが、どこまで商標とみなされるかはあいまいです。
今国会に提出されている商標法の一部改正が可決されれば「地名」+「普通名詞」が商標として認められることになる見通しで、たとえば「博多人形」など、商標登録を拒否されてきた地域ブランドの保護に役立ちそうです。


「ウォークマン」がソニーの商品名であることは日本人ならたいがい知っていますが、その名称が世界中であまりに普及してしまったため、オーストリア最高裁では02年に「普通名詞である」との判決が出てしまいました。
あるいは「味の素」や「ほんだし」が海外で普通名詞のように扱われて、味の素社が各国当局に是正を求めた、などというエピソードも記事中紹介されています。
売れすぎるのも善し悪しです。

なんだそれ、海外はいい加減だな、と思いたいところですが、国内でも似たような事例があります。
たとえば「うどんすき」。
実は「美々卯」の登録商標なのですが、最高裁判決で、「うどんを魚や肉や野菜などと合わせて食べる鍋料理の一種として一般に認識され、普通に使用されている」として、他の企業なども使える普通名称と認定されてしまいました。

このように、普通名称と思って普段使っている単語が実は商標であることは少なくありません。
日経記事に添えられた表から、記者が驚いたものを挙げてみましょう。

以下、商標名(商標権者):普通名称

エレクトーン(ヤマハ):電子オルガン

え、エレクトーンって、普通に楽器の名前じゃなかったんですか!?

固形肥料(日本肥料):桃核状腐植入り肥料

こんなのが登録されるとは・・・。何かニュースにでも絡んだ場合には、NHKでは「桃核状腐植入り肥料」って読み上げるのでしょうか・・・。

ジープ(ダイムラークライスラー):四輪駆動車

ジープがクライスラーの車なのは有名ですが、普通名称が「四輪駆動車」っていうのは違うんじゃないかなあ・・・。

セロテープ(ニチバン):セロハンテープ

な、なんですと!
セロテープって、セロハンテープの略称じゃないのですか??
驚きました。
ちなみに「セロハン」はその昔は米デュポン社の商標だったそうです。

ポリバケツ(積水化学工業):プラスチックのバケツ

ひゃー、これまたびっくりです。
これもぜったい普通名称ですよ。

マジックテープ(クラレ):面ファスナー

へぇー。
あれ、面ファスナーって言うんですねえ・・・。
正式名称のほうが意外です。

万歩計(山佐時計計器):歩数計

「山佐」以外のメーカーでも「万歩計」っていう名称でガンガン売ってませんでしたっけ??それは気のせいなのでしょうか・・・。

デジカメ(三洋電機):デジタルカメラ
ラジコン(増田屋コーポレーション):無線操縦

はぁー。
こんなのも商標ですか。
デジタルカメラ、略してデジカメ。
ラジオコントロール、略してラジコン。
なんでこんなのが登録出来ちゃうんでしょうか。基準がよく分かりませんね。

これがアリなら「愛ルケ」だって登録出来ちゃうかもしれませんよ。
まあ、略称でないほうの著作権者さんは許さないでしょうけどねえ。


ところで話はぜんぜん変わってしまうのですが、先日、車で千葉県某所を走っていたところ、あるレストランの前に設置されている看板が目に付きました。
いや、名前自体はそれほど突飛なものではなかったのですが、看板でアピールしている文字が若干気になったのです。
それは・・・

登録商号 レストラン
ふらいぱん


いや、その、商号の登録を別に看板でアピールしなくても・・・。


※商号の登録(登記)は特許庁で審査する「商標登録」とは異なり、地元の法務局に申請するもので、同じ業種の類似の商号(屋号など)が登記されていない限りたいがい認められます。
※「レストラン ふらいぱん」さん、そのうちお邪魔しますのでお許し下さいませ。

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2005年03月26日

今日の愛ルケ(#142)

テーマ:連載小説
この記事は渡辺淳一先生の連載小説「愛の流刑地」を記者が個人的な視点で読み解く記事で、性的な描写かなり出てまいります。そのような記述を好まない方、ネタバレを嫌う方、並びに15歳未満の方はご遠慮ください。
なお、記者がまとめたあらすじ中の灰色文字部分は、作品のテイストをできるだけ伝えるために原文をそのまま引用した部分です。

春雪 十二

菊治は急がず我慢して、いろいろな形で冬香一人を愉悦の花園に遊ばせる。それは愛の表現でもあり、調教でもある。
正面から、横から、後ろから。冬香はそれを受け入れて燃える。そんな自分を恥じているようだが、菊治は冬香が乱れるほど愛しい。「ごめんなさい」と、いいかけるのに、「いいんだよ」と囁く。女の()がり声を嫌う男なぞいない。
菊治が「思いきり()くなって・・・」というのに安心したのか、冬香は「いいわ、いいわ・・・」とさらに訴え、やがて、駄目、やめてと髪を振り乱す。
しかし、そのとおりやめれば、「ふうん」と不満そうに鼻を鳴らされるだけだ。そんな口先だけの要求は無視して、さらに攻めたてる。
「冬香、ふゆか・・・」「あなた、あなた・・・」

律義に答える冬香が愛しく、さらに激しく攻めると言葉は「ねぇ、ねぇ・・・」と短くなり、やがて「だめ・・・」といって、快楽の雲に乗って空の彼方に飛翔する。


#冬香は雲に乗って飛んでいってしまいましたか・・・。
菊治のテクで十万八千里をひとっ飛び、筋斗雲に乗った孫悟空とでもいうのでしょうか。
確かに2人はサル並みにやりまくってますが・・・
お馬さんの次はお猿さん、今度は冬香、ひとり動物園を目指すのでしょうか・・・・って


申し訳ありません。


強引にネタを膨らませるにも無理がありました・・・。
いやほんとに。
記者の「土日もきっと買う価値あり!」の宣伝文句に期待して、週末の新聞を駅やコンビニで購入してしまった方、お詫び申し上げます。

どうもすみませんでした。

まったく、前話のヴァーチャル冬香とのボディランゲージによる脳内交信はどこへ行ったのでしょうか。
「つらぬかれてる」なんていう冬香のぶっ飛んだ喘ぎ声はどこへ行ったのでしょうか。

普通です。
あまりに普通になってしまいました。
正直、記者はがっかりしております。

「いやっ」「いいわ」「だめ」「やめて」「あなた」「ねぇ」「だめ」

はぁ~ぁ。
前話の「はぁ~ぁ」は堪能して満足した「はぁ~ぁ」でしたが、きょうは溜息です。

誤った「期待」と分かりながら言わせてもらえば、せっかく最初の方で「調教」だなんて言っちゃってるんですから、もう少しそれを活かして欲しかったです。
だって、菊治が冬香を「調教」ですよ。
そりゃあ期待しちゃうじゃないですか。

あ、今、鞭やロウソクや荒縄を頭に浮かべた貴方。
勘違いしてます。
ましてや妙な器具やら注射器なんかを思い浮かべた貴方。
行き過ぎです。
ていうか問題外です。
そっち方面の期待ではありません。

だって、愛ルケで調教って言ったら、

お馬さんに決まってるじゃないですかぁ~!ひひん。

いやまあ、同じ比喩表現の蒸し返しがあるとも思っていないのですが、密かにそれを超える変身シーンがあるんじゃないかと期待していたわけですよ。
それがあんな風に普通に?喘いで、雲に乗って飛んでっちゃった訳で、これはがっかりせざるを得ません。

先生風に勝手に一般化して言い切らせていただければ、

魅力のない女性がただ愉悦を訴えるシーンを、いくら真剣に描かれても、読者というものは一向に萌えるものではない。

そんな感じですね。


・・・しかし「調教」ですかぁ。
いつか出るフレーズだとは思ってましたけどねえ・・・。
「純愛」なのに「調教」はおかしいだろ、というご意見もありましょうが、「主導的に奉仕者に徹し、耐えに耐えて女を絶頂の上でなお遊ばせることで病みつきにさせ、女をひれ伏すまでに従順にする」のが菊治のいう純愛な訳ですから、そもそも「純愛≒調教」なわけで、それほど矛盾はないのです。
いや、そもそもの前提は置いておいてですよ。

でもねえ。
中身に目新しさがないだけに、ちょっといまさらな感じですねえ。
まあ勝手にやってくれ、って感じです。

そんなわけで、今回は週末(土日月)3本立てのまだ1本目(土曜日分)、記者の方がやっつけ仕事になってしまいました。
これで終わりではさすがに「更新が遅れてる割にはこれかよ」と言われるかもしれませんが、ご勘弁下さい。
最後に、いつもどおり一般化されてしまう菊治の私見に、小さなアンチテーゼを示して終わらせていただきます。

「女の悦がり声を嫌う男なぞいない」

そりゃ原則そうですが、限度ってものもありますな。
記者、血気盛んな頃でも、さすがに豊丸さんには引きましたから。

あぁっ、自分を切り売りしていく・・・。


豊丸さん、ごめんなさい。知らない人もごめんなさい・・・。
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