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2004年11月30日

今日の愛ルケ(#30)

テーマ:連載小説
密会 七

京都には定刻の9時20分に着いた。
ホテルに向かい、メールで冬香が向かっていることを確認してからチェックインする。もし冬香が来なければ無駄になるからだ。
8階のダブルの部屋からは京都の街が見下ろせる。降り始めた霧雨は秘めやかな逢瀬に似つかわしい。
ラウンジに下りる。気忙しく行き来する朝の人々を尻目に密かに女性を待つ自分を困った奴だと思うが、自慢したい気持ちもある。
コーヒーを頼んだところで冬香が現れる。今日の冬香は白いカットソーにベージュのブレザー。
少し前に新幹線で着いたという菊治に、「ごめんなさい、こんな早く・・・」と申し訳なさそうに頭を下げる。
菊治はその恐縮しきった表情を見ただけで、来た甲斐があったと思うのであった。


#やる気マンマンで乗り込む菊治ですが、チェックインする前には無駄にならないようきっちり確認。
まあ、3万円もする部屋な訳で当然と言えば当然なのですが、渡辺先生が敢えてそこまで書いているのは菊治のこすい人間性を浮き立たせたいのでしょうか。

そして朝から働く人々を眺めて自慢したい気持ちになる菊治。
有休を取った日など、仕事に向かうサラリーマンを横目に遊びに出かける気分は確かに最高です。ましてやデートです。
嘉門達男の「人が仕事をしてるのに」という歌を思い出しましたが、そんな感じです。あ、いえ、知らなくて結構です。
とにかく気持ちは分かります。

しかしです、しかしですよ。
さっきまで劣等感の塊だった男が、この変わり様です。
「ああ、おれは朝っぱらからこんなとこまで子持ちの人妻追っかけて、落ちぶれたもんだ。おお、あの若くて綺麗な女性はどこへ行くのだろう、仕事だろうか、そうでないとしたらどこへだろう。デートだろうか。相手はどんな奴だろうか。金持ちだろうか、若いのだろうか・・・」などというネガティブな妄想は一切展開されません。
グチグチ言っても「女と逢える」となれば我が世の春です。いやもっとはっきり「できる」となったら有頂天と言ってもよいでしょう。
相手だってもうかなり誰でもいいはずです。

そして謝る冬香を見て、この表情を見るだけで来た甲斐があった・・・

嘘つけ、と。
じゃあ帰っていいのか、と。
でも女性のそんな表情が好きなのは本当でしょう。
いわば謝りフェチ。

到着早々の冬香に早くもエロティシズムを見出した菊治、頭の中はもはや妄想超特急のはずです。
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2004年11月30日

社会の階層化とニート -その向こうにヨン様-

テーマ:春秋・社説
春秋

○英国でチャールズ皇太子の「だれでもスターや裁判官になれるかのように教えたために、多くの人が実力以上の高望みをしている」との教育批判が波紋を呼んだ。
○夢は努力次第、という社会に陰りが広がる。就業意欲のない無職の若年層「ニート」は英国で生まれたが、「総中流の平等社会」といわれた日本でも所得や学歴の格差を映して「勝ち組」「負け犬」がはびこっている。ニートの増加はその反映だろう。
○韓国では集団カンニングが発覚したが、若者達が将来の夢へ向けて競い合う韓国社会の一面のようだ。
○「韓流」ブームにのって「ヨン様」に対する中高年女性の熱狂が高まっている。偏差値やブランド競争に疲れた世代が身近に見つけた癒しの対象と見える。
生活の階層化と競争に対するさめた感覚は社会の成熟化の通過点かもしれないが、若者が自分の夢を描きにくい時代はどこか冷え冷えしている。
(要約)

今日の春秋は流行語大賞とタイアップでしょうか。
しかし、コラムとしてきちんと理解できるのは最初の段落までです。

2段落目、文脈もよく分からないのですが、なにより「勝ち組」「負け犬」の使い方が間違ってます
これでは学歴や収入の低い人が「負け犬」です。「負け犬」はそんなダイレクトに差別的な意味で流行した覚えはありません。

「○子ってかわいいけど、けっきょく負け犬だね(笑)」
笑いながら軽く言っても、言われた本人はおろか周りも笑えません。
「どうせ俺は負け犬だよ!」
これなどは犯罪がおこりそうな予感です。怖すぎます。
誤った「負け犬」の使い方はやめていただきたいところです。

さてコラムに戻ると、3段落目は「学歴」を受けて韓国のカンニング騒動についてですが、2段落目が「学歴社会で夢をなくしてニート増加」なのに、「将来の夢へ向けて」と学歴社会に肯定的ととれるのは疑問です。
単に4段落目「韓流」への枕なのかもしれません。

その4段落目、一目見て問題のある前段はコラムそのままです。
とにかくなんでしょうか、この屁理屈は。ネタに困ったのでしょうか。偏差値とブランドに疲れて行きつく先が「ヨン様」

そんな疲れた人たちにあんなに群がられたらヨン様も迷惑でしょう。「貴公子の微笑み」も作り笑いあるいは苦笑いに変わろうってもんです。
ていうか絶対疲れてませんよ、あの人たち。ものすごいパワーです。

だいたいこの理屈、「癒し」を求めて「熱狂」という時点でおかしいと思うんですけど。

ということで、今回は「やたら流行語を散りばめればいいってもんじゃない」という見本でした。
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2004年11月29日

今日の愛ルケ(#29)

テーマ:連載小説
正直、今回のは読んで「参りました」。
何が参ったって、もう、とりあえずお読みください・・・。
今回はあまり端折れませんよ、端々まで濃いですから。

密会 六

菊治にも女性がいないわけではない。
妻と別居して十数年、何人かの女性と親しくはなった。人気があった頃は、女性編集者やフリーター、銀座のクラブの女性など、それなりにもてたものだ。
しかし落ち目となった40代半ばからは、焦りが見えたのかあまりうまくいかない。それでも30代半ばの広告関係の女性や、パーティ知り合ったバンケッターなどと際き合ったが、みな疎遠になった。
いま際き合ってるのは日中はコンピューター関係の仕事で夜は新宿のバーでアルバイトをしている女性だが、30歳目前の彼女は彼女なりに転機にあるようだ。
自分は結婚に不向きで二度とする気はないが、そんな先のない男とだらだら際き合っても無駄だという女の気持ちも分からないではない。
それにしても華やかな銀座のクラブの女性と際き合っていたのがいまや新宿のバーに勤める女性とは、自分の衰退の象徴ともいえる。
そしていま、初めて際き合う人妻の冬香を、30代半ばをこえて子供もいるのを承知で京都まで追いかけているのだ。
そのことにある種の敗北感を覚えるが、そんな我侭をいったところでどうなるわけでもない。


#かなりの方が怒りを覚えたのではないでしょうか。
そして同時に呆れも覚えたのではないでしょうか。

もう、松田優作さんでなくとも「なんじゃこりゃ」です。
爆笑問題の田中さんでなくとも「んなわけねえだろ」です。
ビートきよしさんでなくとも「よしなさい」・・・かどうかは分かりませんが、とにかくとんでもない話です。

職業「作家崩れのライター稼業」はいいでしょう。55歳も構いません。過去の栄光もよいでしょう。
しかし、
初めて二人で逢ってろくな会話もないうちに「とにかく部屋へ行きましょう」と誘う男、そのあと「接吻できてよかった」とつぶやく男、遠距離の20歳近く年下の人妻と不倫するのに5万6万の旅費を惜しむ男、中央線にジャージで乗る男、あのキツネ目の男と、
いまだに際き合う20代の女性がいるとは何事でしょうか。
とりあえずこの女性はくらたまさんに取材依頼しましょう。だめんず確定です。

いやそれにしても渡辺ワールド、奥が深すぎます。
(すげえ浅いよ、とか言っちゃだめです、連載終わっちゃいますから。)

しかし唯一納得のいったことがあります。
菊治が55歳でメールの語尾に(はあと)マークを使うだった訳です。
20代と際き合ってりゃそれも分かります。が、今度は別の称号です。
TPOの分からない男。

ああ、とにかく記者には無理です、菊治像の再構築。

ん?
は!
そうか!!
合点のいかないみなさん(記者含む)にすべてを解決する答を思いつきました。

菊治はものすごいフェロモンを出している。

これしかありません。
しかし仮にそうだったとしても、菊治の身勝手な女性観や、自分の劣等感を交際相手の女性に短絡的に結びつける幼稚な精神性が、これっぽっちも擁護されるものではありませんが。
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2004年11月29日

おでん用カセットガスコンロ開発 -そんな季節ですねえ。-

テーマ:消費
岩谷産業 長谷川宏明さん -29日17面-

日に日に気温が低くなり、おでんの恋しい季節ですが、「家庭でも屋台風のおでんを気軽に楽しめたら」と考えたのが岩谷産業の長谷川宏明(47)さん。10月、おでん用カセットガスコンロ「おでんの達人~小さな屋台」(写真=岩谷産業HPより)を発売し、話題を集めています。

記者もホームセンターの店頭で見かけましたが、「面白い」とは思ったものの、こんなもので煮込んでたらガスボンベ代が高くついてしょうがないじゃないの、とスルーしました。
しかし今回の記事で以下の開発秘話を読んで分かりました。

「おでんは具を鍋に入れいるだけ。家族相手に試しても反応は今一つ。ある時、おでんをつまみにひとりで酒を飲んだ。ちびちびと、何杯も酒がすすむ。『いける』。ようやく確信した」

そうです。おでんを作るためでなく、食べるために利用することがこの器具の最高の利用法だったのです。

残業で夜遅く帰ってきたお父さん、家族は寝静まり、夕飯のおでんは鍋の底でもう冷めてしまっています。あまりに寂しい状況です。
そこで家族を起こさないように押し入れからこの器具を取り出し、冷めたおでんとおつゆをセット。
カチッと火を付けると、そこはもう暖かい屋台、あるいはなじみの小料理屋です・・・。

そんな背景があってか商品化にあたって最も腐心したのがおでん屋の雰囲気づくりだそうで、全国のおでん屋を何十軒も食べ歩き、編み出したのが杉の木ぶたや松の木の取っ手だそうです。
この調査、ぜひとも同行したかったですねえ。

ともかくそんな長谷川さんの工夫のおかげで、温め直したおでんにお酒もすすみ、お父さんも明日への力が湧いてきます。
ただ、ほろ酔いで気持ちよく眠りに就いた翌朝、待っているのは奥様のこんな言葉でしょう。

「あんたなに夜中にこんなもの引っ張り出してきてんのよ!ややこしい洗いもの増やさないでちょうだい!ちゃんと洗ってから会社行ってよ!」

男のロマンはなかなかあたたかく迎えられないものです・・・。
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2004年11月29日

薄型TV 割高感薄れる -買う?買わない?-

テーマ:消費
「買いたい価格」調査 -29日1面ほか-

日本経済新聞社が全国3000人の消費者を対象に、主要な消費財・サービスをいくらなら購入しようと思うかを聞く「買いたい価格調査」では、一部のデジタル家電で実勢価格との差が半年前に比べ縮小しました。

調査では40-50インチのプラズマについて、夏の時点では30-40万円なら買いたいという人がもっとも多かったのが、今では40-50万円出してもよいという人が多くなり、平均値も上がっています。

よく分かりません。
表を見ると実勢価格50-80万円となっていますが、どこの実勢でしょうか。カカクコムで見ると、42インチならすでに30万円台からあります。
4人にひとり以上の方がプラズマを買いに走るのでしょうか?
とすれば、小売や電機業界のアナリストさんはクリスマス商戦の予想を大きく変えなければなりませんが、そうはならないでしょう。
仮に買ってもいいとは思っても、ただ大きいだけ(綺麗だけど)のテレビ、実際に買うとは限らないからです。

一方、同じデジタル家電でもDVDレコーダーの買いたい価格は下落傾向にあり、こちらは店頭での値崩れをしっかり見込んでいるようです。
ただ日経記事の中には「2万円程度で購入できるVHS機との比較が消費者の念頭にあるようだ」というくだりがありますが、たぶんそれは少数派でしょう。
特にHDD搭載機とVHS機を価格で比較するのはあまり意味がありません。HDD機の録画をするのにカセットなど空きメディアを探さくてよいという機能は画期的で、全く別物と言ってよいのではないでしょうか。

そういう意味でプラズマや液晶TVとは違い、「買える価格」になれば買いたい価格より多少高くても買ってしまう可能性はあるでしょう。
在庫増で値崩れをおこしているのは消費者にとってはありがたい話ですが、メーカーにとってはもったいない話だとつくづく思っております。

記者もこの冬、HDD搭載のそこそこのスペックで7-8万円くらいならどうしようか、と真剣に考えています。
いえ、実は夏も真剣に考えていました。
でも買いに行ったヤ○ダ電機の駐車場で車をぶつけてしまい、DVDレコーダーはバンパーに化けました・・・。しかも修理したのは相手の車のだけで、自分のはまだ傷ついたままです・・・。ヒロシです・・・。

ネタのようですが、オチは哀しい実話でした。
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2004年11月29日

今日の愛ルケ -挿し絵-

テーマ:連載小説
第28回挿し絵 (小松久子 画)


挿絵画家の先生、女性のようですが、どのようなお気持ちでこの小説をお読みでしょうか。
これまでの挿し絵では菊治の顔はあまりはっきり描かれていませんでしたが、この画を見る限り、少なくとも菊治に好意を持っているとは思えません。

縮小画像のままでは分かりにくいかもしれませんが、
ヤバイです、
かなりヤバイです、
菊治の目つき。
昔あの事件で見たキツネ目の男です。

こんな男がこんな目つきでジャージを着て中央線に乗り込んできたら警戒モードオレンジです。
手持ちの鞄の中でごそごそ始めようものなら迷わずレッドまで上げましょう。

注:何いってんの、その画は仮眠してるところだろ?などと冷静な反応はなしです。

それにしても記者の持つ菊治のイメージとどうも合いません。もっとオッサン臭いイメージをもたれていた方も多いのではないでしょうか。
新刊や文庫と違って、新聞小説はどうしても挿し絵のイメージに左右されることがあります。
それは良くも悪くもあると思うのですが、このシリーズ記事はそもそも新聞小説が素材ということで、今回初めてですが載せてみました。
この記事での突込みはさておき、菊治像を描けないで苦労されている方がいらっしゃいましたら、参考にしてみてください。
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2004年11月28日

今日の愛ルケ(#28)

テーマ:連載小説
密会 五

菊治は仕事の都合で当日の朝京都へ向かうことになった。週刊誌のアンカーマンをやっているが、前日は校了日で最終に間に合わなかったのだ。
校了後の飲み会は1軒で切り上げ、なんとか6時に起きて東京駅から新幹線に乗り込む。背もたれを倒して目を閉じるが気が高ぶっているのか眠れない。
こんな早い時間に遠くまで行くデートは初めてだ。その異常さにため息をつくが、それは冬香も同じか。
食事の支度をし、家族を送り出し、急いで身なりを整えて家を出る。冬香も大変だと思うと菊治は少し切なく、優しい気持ちになり、軽く仮眠(うたたね)する。


#眠い目をこすりながらも人妻の都合に合わせて朝イチ新幹線で京都へ密会しに行く。
記者に言わせればここはウキウキもののシチュエーションですが、菊治は冴えません。
それどころか、遠方に住む愛する女性に逢いにいくために早朝から新幹線に乗っていることを「異常」と言い、ため息さえついてます。
分かりませんねえ。日常とかけ離れたことをするからよさそうなものなのに。
そもそも初めて二人で逢って前置きもなく部屋へ誘ったり55にもなってメールで真剣に(はあと)マーク使ったりしてるほうがよっぽど「異常」です。

それにしても、前回(#27)でも申しましたが、とにかく説明臭いのですよ。今回のあらすじはいつもより短めですが、まだまだ行けます。

菊治は仕事の都合で当日朝の新幹線に乗った。早起きは辛いが家事に忙しい冬香も大変だと思い、優しい気持ちになり仮眠する。

ほら、2行になりました。今回の菊治なんて実質こんなもんです。
あらすじで2行になることを精緻に描く、それが文学なのでしょうが、情景や心理の描写でなく、不要な説明が多いのがテンポを悪くしている気がします。

記者も無駄に長い記事を書くことが多いので、ここは他山の石とさせていただきます。
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2004年11月27日

今日の愛ルケ(#27)

テーマ:連載小説
密会 四

朝の9時半にホテルのコーヒーラウンジで逢うとは、考えてみれば不思議な逢い引きだが、しかたがない。
しかしホテルの予約がとりにくい。朝9時半から正午までの時間貸しもない。ラヴホテルではないのだ。
チェックアウトは11時だし、それを超えると割増料金を取られかねない。とにかく面倒な時間だが、朝からラヴホテルに行く気にはなれない。
前泊するか朝早く部屋に入るかのいずれかだが、結局菊治は前夜から部屋をとった。
しかし前回と同じダブルの部屋をとると3万円、新幹線代も入れると5万円は軽く超す。子供のいる人妻と逢うのがこれほどたいへんだとは思わなかった。
かなり大きな出費だがいまさらやめられない。
前夜から泊まって、朝、冬香が駆けつけるのを待つ、菊治は楽しみだけを考えることにした。


#ああうっとうしい。
今日は一話丸ごとこんな話ですよ。
ウダウダウダウダ説明くさいし、何よりショボい。ああショボい。
もう不倫なんてやめちまえよ菊治。この逡巡のどこに愛があるのさ。

ええ、もうR13自主規制してるから遠慮なしに言っちまいますよ。
どっからどう見てもただ素人とやりたいだけじゃないの。

はぁ。
大丈夫かしら。年内打ち切りあるかもね。
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2004年11月26日

トヨタ、中韓から鋼板調達拡大 -羹か鱠か-

テーマ:産業
需給ひっ迫にらむ -1面ほか-

トヨタ自動車は功罪需給のひっ迫が長期化するとみて、アジアの四大鉄鋼メーカを軸とする鋼材の新たな調達体制を構築する一方、新日鉄とJFEスチールにはトヨタの生産計画に沿った安定供給を求める。
トヨタが国境を越えた囲い込みに入ることで、産業基礎素材である鋼材争奪競争は一段と激化すると見られる。


ライバル日産自動車は鋼板不足で年内5日間の操業停止に追い込まれたようで、韓国製鉄最大手ポスコに供給増を緊急要請したそうです。
とにかく鋼材がえらく不足しているようです。

こんなことは今までほとんどありませんでした。
鉄鋼は基本的に生産過剰で、価格は最大の需要家である自動車会社の言いなりといってよかったでしょう。

それがここ数年、鉄鋼会社サイドは統合の流れの中で生産能力を絞り、一方日産を中心とした自動車会社はコスト削減のため調達先を絞ってきました。
そこへ建設ラッシュに沸く中国景気や原料の鉄鉱石供給不足も加わり、なるべくしてというか降って湧いたというべきか、一気に供給不足におちいったのです。
昨年から今年にかけ鉄鋼会社は強気の価格交渉で値上げを勝ち取り続けています。

以前ならここぞとばかりどーんと設備投資をして供給能力を増やし、シェア拡大を図ったであろう国内鉄鋼業界ですが、かつての過剰投資による長期鉄鋼不況の反省に鑑み、そんな動きはありません。
正しい経営判断に見えますが、将来振り返ればあつものに懲りてなますを吹いていた、という可能性もないとは言えないでしょう。

そういえばいつぞやの日経新聞には鉄鋼業界のヘタレっぷりを表すコメントが載っていました。意味だけを拾ってラフに言うと、

「自動車会社相手にいちおう強気で交渉してるけど、ほんまやったらまだまだ高う売ってもええくらいやねん。
ほんまはここでがーんと借りを返したいところやけど、せやけどあんまり調子に乗っとったら、そのうち景気悪なった時にまたえらい無茶言われたらかなわんやろ。
ほんまこないだまでのあいつら言うたらメチャクチャやったからなあ。
せやから適当なところで我慢してるねん。じっさいすぐ供給過剰になりそうな気ぃするし。」

なんだかビジネスのギブ・アンド・テイクというよりは、いじめられっこの習性を見たような気がしました。
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2004年11月26日

今日の愛ルケ(#26)

テーマ:連載小説
密会 三

2日間冬香からのメールが途絶えたのはゆっくり逢いたいと言われて困惑しているのか。
少し強引だったかと反省していると、3日目に来た返事には、子供がいるので週末以外の午前中にしてくれないか、とある。
分かっていたはずのことながら急に現実の生活を見せられたような気がして、一瞬菊治はしらけた気持ちにとらわれた。
しかし誰でも現実の生活はある。そして他人に知られたくない裏面もある。
自分も冬香には知られたくない沢山の現実がある。その裏面を言い出したら冬香の比でないかもしれない。
夫がいて子供がいても冬香は冬香だ、それを承知で好きになったのだと菊治は自分にいいきかし、次の週の水曜日に、初めに逢った時のコーヒーラウンジで逢う約束をとりつける。
いまはただ、逢うことだけを考えることにする。


#菊治の自分勝手な思い込みにもいい加減慣れてきました。
流行語大賞の季節ということで、やや食傷気味の波田陽区で適当に斬っときましょうか。

俺は菊治、菊治、ペンネームは章一郎、
人気作家が行き詰まり、ライター稼業で食ってます。
誰にでも他人に知られたくない裏面はある・・・
って言うじゃな~い。

でもあんた、
あんたが知られたくないのは表面ですから!
残念!!
「愛の流刑地」で流行語大賞は無理!斬りっ!!

拙者、他人のブログでギター侍ネタを見るたびに、もうそろそろ潮時じゃないの?って思いながら自分でやっちまいました・・・
切腹!!
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