349本目「アゲイン 明日への誓い/男たちの挽歌3」(1989年・香港) | ★にわか香港映画ファンの映画ノート★

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ポニーキャニオン
アゲイン 男たちの挽歌3

英雄本色Ⅲ 夕陽之歌


うえむいてます
LOVE AND DEATH IN SAIGON:A BETTER TOMORROW Ⅲ

製作年度:1990年

上映時間:117分

製作国・地域:香港

監督:ツイ・ハーク

製作:ツイ・ハーク

脚本:タイ・ホー、リャン・ユーミン

撮影:ウォン・ウィンハン

音楽:ローウェル・ロー

出演:チョウ・ユンファ、アニタ・ムイ、レオン・カーファイ、時任三郎、シー・キエン


陥落間近のサイゴン。従兄弟を政府軍から救出したマーク(ユンファ)だったが、二人は暗黒街との取引で危機にみまわれる。危ういところをキティ(ムイ)に救われ、マークとキティは恋に落ちるのだが、そんなとき、行方知れずになっていたシンジケートのボスでキティの情夫、ホー(時任)が現れる。「男たちの挽歌」の第3部。監督は前2作のジョン・ウーに替わりツイ・ハーク(兼製作)。時間的には1作目の前にあたる。よって、ユンファの役柄も1作目と同じマーク役。(allcinema ONLINEより)


~東京国際映画祭 香港映画祭 準備~第一弾!(ツイ・ハーク監督)


東京国際映画祭 香港映画祭 が、10/23(火)より開催されますね。本気で楽しみです。

ツイ・ハークも来日されるということで、ちょこっと彼の監督作品を予習といいましょうか、気分を高めるために観ました。

「男たちの挽歌」シリーズっつうことで、観たかったんですけど、ジョン・ウーがなんもかかわっていないということで、ちょっぴり敬遠しておりました。


【ツイ・ハーク 監督・製作・出演作品 一覧】


マーク、若いとき編。こういう恋愛もしたのですねぇ、とわかる作品です。

ベトナム・・・。ツイ監督もベトナム出身ということですが、その当時(1970年代)、混乱状態、わちゃわちゃ状態だったのですね。思い入れを感じます。


が~ん 私は、この作品で、アニタ姐さんがものすごいかっこいい、ということも印象的でしたけれども、「バット」と「お父さん」の関係が、一番、心に残りました。「バット」という名前だけで、ちょっとひいきしてしまいます。

現地の孤児バットの面倒をみている、レオン・カーファイのお父さん。お父さんが香港へ戻るとき、あのシーンは、切なかったです。ほんとに、かわいそうに思いました。

親の事を心配する子供(レオン)の気持ちもわかりますが、その心配が本当にお父さんの幸せにあてはまるかどうか難しいなと思いました。一緒にいるだけが幸せなんだろうか~、祖国に戻ることだけが幸せなんだろうか~、とか、自分の親を思い出しながら観てました。

しかし、バット、しばらくしたら、しゃべれるようになってましたねぇ~。バット、がんばって生きて~~。


時任三郎さん。。どういう経緯で出演したんでしょうか。

吹替えと、口の動きがあまりにもあわないのは、愛嬌ってものですが、口の動きが小さすぎやしませんか。

腹話術の人形(色黒版)という感じです。この人も、ホーという名前でしたけれども。

あの執事といいますか、お仕えの方、悲惨。最期まで従順だったのに。


ユンファ、アニタ、レオンの三角関係。恋愛色、強いですねぇ。ホーまで絡みつつ。

しかし、アニタ姐さん、権力すごいや~と思いながら、どうして、もっとうまいこといかないかなぁ~~と思いました。ユンファのビンタ、痛そうだ~~。本気だ。アニタ姐さんが壊れてしまうと思いました。(細いし。)

黒いロングコートは、姐さんからプレゼントされたものだったのですねぇ。


めがねだんし 国が混乱しているときには、感情なんて意味がない。

期待しすぎないほうがいい。

とか、けっこう台詞が、そういう情勢においやられたら、そうなんだろうな。。。と思いました。平和がいいなぁ。


オススメ度:★★★☆☆

香港のシーンの音楽がやっぱり嬉しかった度:★★★★☆


「アゲイン 男たちの挽歌Ⅲ」1989年香港・映画興行成績

7(総合8位) 「英雄本色III夕陽之歌」

■上映期間10/20~11/8 ★上映日数 20日 ●売上(港元)$18,476,116.00