239本目「セブンソード」(2005年・香港/中国) | ★にわか香港映画ファンの映画ノート★

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セブンソード

公式HP 読み応えたっぷり♪


どよん SEVEN SWORDS

七剣

製作年度:2005年

上映時間:153分(ながっ!)

製作国・地域:香港/中国

監督:ツイ・ハーク

アクション監督:ラウ・カーリョン

武術指導:トン・ワイ、熊欣欣

製作:リー・ジョウイ、マー・ジョンジュン、パン・ジージョン、ツイ・ハーク

製作総指揮:レイモンド・ウォン、ホン・ボンチュル、チャン・ヨン

原作:リャン・ユーシェン「七剣下天山」

脚本:ツイ・ハーク、チェン・チーシン、チュン・ティンナム

撮影:キョン・クォッマン

音楽:川井憲次

出演もしくは声の出演:ドニー・イェン(チュウ・チャオナン)、レオン・ライ(ヤン・ユンツォン)、チャーリー・ヤン(ウー・ユエンイン)、スン・ホンレイ(フォンフォリェンチョン)、ルー・イー(ハン・ジィパン)、キム・ソヨン(リュイジュ)、ラウ・カーリョン(フー・チンジュ)、チャン・チンチュー(リィウ・ユィファン)、ダンカン・チョウ(ムーラン)、タイ・リーウー(シン・ロンヅ)、パイ・ピアオ、チー・クワンチュン、ホアン・ペン、マイケル・ウォン


1660年、清王朝建国後の中国。満州人の清朝は漢族の明朝の滅亡を図り、“禁武令”を発して武術の覚えある者を次々と死罪に処していった。清朝の冷酷無比な圧政に、かつて明朝で処刑人を務めていた武術の達人・傳青主が立ち上がる。彼は青年剣士の韓志邦と女侠の武元英を伴い、伝説の刀匠・晴明大師が住むという神秘の山“天山”へと向かう。傳青主の救援の要請に応え、晴明大師は4人の偉大な弟子、楚昭南、楊曇、穆郎、辛龍子を特別な七つの剣とともに送り出す。こうして、4人の弟子に傅青主ら3人を加えた“七剣”が誕生、清軍に戦いを挑むのだった。(allcinema onlineより)


ツイ・ハーク監督の「セブンソード」を観ました。

観る前に、けっこう賛否両論な意見を耳にして、どうなんだろうねぇ~と思いながら、観たんですが、おもしろかった!!私は。

最初、七人の把握をするのが、とっても大変に思えたんですけど、1時間もたつと、それぞれ、えぇキャラです!と思えてきました。


サム・リー似? 冒頭の、白・黒・赤の色彩。悪い軍団が、むしょうに、かっこいい~~!!でも、バッサバサ、容赦しません。半分頭そっちゃった、イレズミいっぱいの女の人、でてきた女たちの中で、一番、好きでした。凶悪だけど。

私は、この映画で、思ったのが、こういう闘いのシーンが、胸に迫ってきて、つらくなって、ついつい泣きそうになってしまいます。

他の映画では、あんまりなかったことだなぁと思いました。


敵の武器で、丸いのに刃がいっぱいあるやつ、「続・片腕必殺剣」にも、あった~!とひとりで喜んでました。

「続・片腕必殺剣」も、いろんなタイプ(刀と、拳銃が併用してるやつとか、急に伸びたりとか。)ありましたけど、今回も、いろんな刀いっぱいです。チャーリーさんの使いにくそう・・・。笛みたいなやつ。

剣たち


シーフー 登場人物が多い中で、やっぱり、大注目が、ラウ・カーリョン!!嬉しい!!

ガンにも克服されて、こうやって、師匠として、君臨し続ける姿に、感動いたします!!

よく、死なず、天山までいったよな・・。殺生を嫌う男。途中からは、わりきっておりました。


そして、ドニーさん。彼は、この中では、やっぱり、動きが違います~~!!って思いました。

あの変な笑い方(でも、こういうひき笑いの人、いますよね。親父に多い。ひとりでうけてるやつ。)のボウズ悪役(スン・ホンレイ)との、壁の間の闘い!!!最高!!

なんで、こういうの思いつくの~~!!(トン・ワイ、熊欣さん。)

彼の韓国語も新鮮でした。韓国の女優さんも、綺麗だったしなぁ。やっぱり、あの女に持っていかれるか~と思いました。

屈折した人 ほわ~んとした


レオン。復讐を胸の中に封印する男・・・。

チャーリーさんをつっぱねましたねぇ。クールなんだけど、悲しいところが、共感をよびます。


チャーリーさん。泣いている声が、「愛と死の間で」を思い出します。こちらの彼女は、自分に自信がもてない子なんですけど、剣をもって、「七剣」の仲間になったことで、強くなっていきます。


村の恋愛模様もありつつ、彼らの独特の過去もいれつつ、悪役の味もありつつ、いっぱい要素がはいってました。

子供たちの健闘も、嬉しいです。

ゆうやけこやけ いっぱいはいりすぎた感がありますけど、でも、ひとつひとつのシーンが、綺麗だし、ドロドロしていて、「HERO」「LOVERS」「グリーン・デスティニー」などの武侠映画の中でも、一番好きかもしれません。


村娘のひとり、かわいいなぁ。いきなり、彼氏いるにもかかわらず、ドニー好きか・・・。

しかし、「七剣」村の人々を助けるために来たけど、救ったのは、すくなっ!!

村の中にも、悪い奴がいたから、しょうがないけどさ・・・。


また、違う街のほうへ行くっていう感じで、「まさか、また、話が始まるのか・・・」と、思いました。(けっこう濃くて、長いからさ・・・)

音楽の川上憲次さんも、かなりお話を盛り上げてくれたと思います。


オススメ度:★★★★☆

女優さんがそろいもそろって、ほそっこい顔だったなぁ。度:★★★★☆