- ワーナー・ホーム・ビデオ
- ロミオ・マスト・ダイ 特別版
製作年度:2000年
上映時間:115分
製作国・地域:アメリカ
監督:アンジェイ・バートコウィアク
製作:ジョエル・シルバー、ジム・ヴァン・ウィック
共同製作:ウォーレン・カー
製作総指揮:ダン・クラッチオロ
原案:ミッチェル・カプナー
脚本:エリック・バーント、ジョン・ジャレル
撮影:グレン・マクファーソン
美術:マイケル・ボルトン
編集:デレク・G・ブリーキン
音楽:スタンリー・クラーク、ティンバランド
武術指導:ユン・ケイ
出演もしくは声の出演:ジェット・リー、アリーヤ、イザイア・ワシントン、ラッセル・ウォン、DMX、デルロイ・リンドー、D・B・ウッドサイド、ヘンリー・オー、ジョン・キット・リー
ジェット・リーが「マトリックス」のスタッフと組んで放つスーパー・アクション。オークランドの湾岸地域では黒人ギャングと中国系マフィアが一触即発の状態にあった。だがその均衡は中国系マフィアのボスの息子が殺されたことによって崩れ始めた。中国系マフィアは報復に出ようとするが、その頃、香港刑務所を脱獄したひとりの男がオークランドに降り立った。それは殺された息子の兄であった……。(allcinema onlineより)
リンチェイが、アリーヤと共演した「ROMEO MUST DIE」を観ました。字幕だと、「色男は死ね!」となっておりました。
現代版「ロミオとジュリエット」らしく、それを中国系マフィアと、黒人ギャングとの闘いにしてありました。これまた、物騒な。
私は、この作品をずっと観たいと思っていたのは、アリーヤと「TRY AGAIN」という歌が好きだったこともあります。
- Aaliyah
- Try Again
今回、DVDの特典映像に、このMVがあって、しかも、メイキングもあったんですが、以前見たときとは、違う喜びが!!
リンチェイが思いっきり参加していて、「燃えよドラゴン」のモチーフや、このMVにも、ユン・ケイがちゃんと指導していて、嬉しいんだぁ。もちろん、アリーヤも、かっこいいんですが。(アリーヤを知らないぞという方は、こちら へ。)1年後に亡くなるなんて、想像もしないっす。
ジョエル・シルバー製作カンフー・ヒップホップの第一弾だそうです。第2弾「電撃」第3弾「ブラック・ダイヤモンド」。
はじめから、音がかっこいい(そんな風にしか表現できないんですが)作品です。
リンチェイは、元警察官で、親を守るために、服役中。しかし、弟が、アメリカで、殺された事を知ったら、監獄で暴れだし、独房につるされた瞬間(しかも、さかさまに)、またも、大暴れ。脱獄するわけです。こうもうまくいくかい!!と。
リンチェイの弟も、「お坊ちゃま=まことちゃんカット」という定説をちゃんと、実行しているんです。DMXのクラブで、目立つことしたもんだから(女どもが、妙にやらしいダンスしておりました。でも、彼女たち、もっとでてきてほしかったなぁ。)、ちょっとした小競り合いになります。そして、その日の夜、弟が何者かに、殺されてしまうわけです・・・。
DMXは、マフィアたちが狙う土地にある、クラブオーナーという設定ですが、少ない出番ながら、印象の残る言葉を発しておりました。「銃が、人を殺すんじゃない。人が人を殺すんだ。」
台詞って感じがしませんでした。
アリーヤは、リンチェイのお父さんと敵対している黒人ギャングのトップの娘です。お父さんは、息子のために、堅気の仕事をしたいと、作戦ねっているんですが、その息子も何者かに殺されてしまう。
お父さんは、迫力のあるスキンヘッドですが、もみあげだけ、あります。(それもすごいな。)
顔が上と下がさかさまになる人形をおもいだしました。
- 伊藤 文人
- まさかさかさま〈その3〉
どうよ、どうよ~~!!の展開なんですが、あやしいやつが、やっぱり、あやしいんだ、って感じで、種明かしされても、さほど、驚かんかったわけです。
やっぱり、見所は、リンチェイと、アリーヤの、何かにやついてしまう2人のロマンスぶりです。
(←出会いは、盗んだタクシーの中です。普通おびえるシチュエーションです。)
年の差、かなりあるだろうけど、アリーヤがリードしてんじゃねぇのって思います。
リンチェイ、初クラブに行く・・・の巻、みたいなときの、かわいさといったら。アリーヤのまとわりつくようなダンスに、戸惑いまくりですよ。
ちゅ~~もないんだもんなぁ。アリーヤとの本格ラブ・シーンとか観たいのになぁ~~。
そして、リンチェイをはばむアリーヤの親父側の連中なんすけど、ことごとく、圧倒的に、リンチェイにやられる。第一回目の対戦アリーヤの自宅脇、第2回目の対戦アメリカン・フットボールにて、第三回目の対戦消防のホースにて、めちゃめちゃやられる。と。このホースの闘いは、かっこよかったです。ユン・ケイがいい仕事をしております。
やっぱり、ハリウッド映画をみるとき、リンチェイや、ジャッキーがずば抜けていて、周りの人たちが、ついていけないんだろうなぁって思います。そういうとき、テンポとか、リアクションとか、香港のスタントさんは、すっごいなぁと思います。
途中途中はいる、やられた相手が、急にCGで、骨がこき~~ってなったり、おもしろ映像に切り替わるのも、どうなんだろうな・・とも思いました。
デブのモリースが、あほで、あほで、やっぱりね~の動き連発です。メイキングでの、はりきりようが、うるさい。(でも、なんか許せるけどさ。)
テンポがあって、楽しかった作品です。ただ、別に謎解きみたいなの、あんなに、まどろっこしくしなくても・・とも思います。ドラマ部分が、弱いような・・・。
ただ、リンチェイのお父さんとの迫真演技は、切ないものがありました。
オススメ度:★★★☆☆
リンチェイの親父、故橋本首相に、似ていてそればっかり気になった度:★★★★☆
常に、リンチェイのプレミア時の服装をチェックしたいと思ってしまう私ですが、この「ロミオ・マスト・ダイ」も、性格あふれる、素朴な格好をしてくださりました。(一生、流行を追わない男であってほしいです。)
(まずは、ピースサインから) (そして、拝んで・・) (高級キャバクラで、ぼったくられる青年風)