217本目「raiders レイダース」(1991年・香港) | ★にわか香港映画ファンの映画ノート★

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至尊無上Ⅱ之永覇天下

また物騒なものを CASINO RAIDERSⅡ

製作年度:1991年

上映時間:92分

製作国・地域:香港

監督:ジョニー・トゥ

製作:ジミー・ヘウン

武術指導:チン・シウトン

出演:アンディ・ラウ、ン・シンリン、モニカ・チャン、ケルヴィン・ウォン、アンソニー・ウォン、ラウ・シウミン、ワン・チェ


【ストーリー】:ギャンブルの神様を見方に付け、必ず勝てると言う伝説の「賭神金牌」。その「賭神金牌」を持つ范老大(演:ラウ・シウミン)には三人の弟子、仇傑(演:ワン・チェ)と詹永飛(演:ケルビン・ウォン)と鶏翼(演:アンディ・ラウ)がいた。しかし8年前、范老大(ラウ・シウミン)は弟子の詹永飛(ケルビン・ウォン)に裏切られ、もう一人の弟子仇傑(ワン・チェ)が牢獄に入れられてしまう。

間もなく行われるアジアギャンブル大会で優勝を狙う詹永飛(ケルビン・ウォン)は、「賭神金牌」を奪おうと范老大(ラウ・シウミン)を襲撃する。残された弟子の鶏翼(アンディ・ラウ)は、恋人(演:ン・シンリン)の反対を押し切って一人復讐に出るがあっさり負けてしまう、、、そのとき「賭神金牌」の行方を知る仇傑(ワン・チェ)はちょうど出獄。しかし彼はもうギャンブルの世界から足を洗い、一人娘との普通の生活を望んでいたのだった…(
クイック・チャイナより)


そういうことだったんだ~~!!


私は、「カジノ・レイダース」という作品を観ていないのですが、この作品は、「Ⅱ」ということで、関連がきっとあるんだろうと思いますが、単品でも、楽しめた作品であります。

ジョニー・トゥ監督、アンディ主演っていうだけで、興奮してきますが・・・・。そして、お相手が、ン・シンリンで。私の中で、ドリーム・チームのはずなんですけど、何か、燃えてこないのは、なんででしょうか・・・。


修行 楽しいのが、トランプ修行のシーン。パラパラ飛ばすトランプの中で、パッと、取る訓練は、まじかよ・・・と思いながら。

そして、最大の見せ場が、バーでのアンディのトランプ対決。

勝ったら、人質の女の子を取り返す。

負けたら、全裸で帰る。

アンディは・・・・・・負けるんです!!!

・・・・・全裸・・・・???と思いきや、グレーのブリーフ姿で、帰ります。(屈辱。)

しかし、必見です。アンディのグレーブリーフ。絶対、見られないもん。中盤の、おどろきシーンです。

バーの入り口で、待っていたシンリンが自分のコートをアンディに着させるんですが、その姿も、コートに、ブリーフ一丁って!!(しかも、グレー・・)

目隠しアンディの姿もみれます。


うわ! ン・シンリンは、ギャンブラーアンディの相棒のような、つきまとう姉ちゃんみたいな恋人なんですけど、彼女は、なぜ、あんなに、苦労が似合うんだ・・・。

「お前、目が小さいし。」って、アンディに言われて、やっぱり、アンディも、そう思っていたんだ・・。

彼女は、気を失ったアンディを守るため、自分をおとりにします。そのすさまじさといったら、これぞ、アンディの永遠の恋人!!(映画上ですけど)って思います。私には、できねぇ・・・と。(やるけど。)

ふたりが、バイクに二ケツしていると、嬉しいです。


ギャンブル映画なのですが、肝心のギャンブルシーンは、そんなに、白熱しているように思えなくって、それまでの、過程などを丁寧にみせてくれますが。。

だけど、また、誰も幸せにならないストーリー。定番中の定番って感じがします。

ジャンプ!

アンソニー・ウォンが今より老けたような悪役ででております。救いのない嫌な奴をやっております。この頃のアンソニーって、一番悪い奴の二番手みたいな役が多いように思うのですが。。

(←鳥とともに飛んでますね。)


一番悪い奴が、「ハイリスク」で、ほんとうに、悪い悪い役をやっていて、「ポリス・ストーリー3」の悪役で、わりと整った顔の人です。(ケルヴィン・ウォンさんです。)この人も、情緒のない悪役でした。(同情すべき点が一個もない悪役)

クライマックスも、あっけない戦いでしたねぇ。粘着質っぽいのに。

なんか悪そう


アンディの師匠(ラウ・シウミン。この人でると、「八仙飯店之人肉饅頭」を思い出します。)が、敵の陰謀で、車椅子ながら海へ飛び込み、自決するのですが、また、うまいこと、アンディの船のひもにひっかかって、アンディに見つけられる点は、「すごい偶然だね・・・・・・・」って思います。(まぁ、よくあることです。)


ギャンブルも、やりすぎると、家族崩壊したり、いろんなしっぺ返しがくるんで、よしたほうがいいよ映画でした。

延々かわいそうだからなぁ。設定が。

モニカ・チャンも苦労するためにでてきたとしか考えられない。ワン・チェさんの娘さんのあどけなさが切ない。

なんだけど、なにか、テンポよく、みられて、爆発シーンとか、豪快だったり、ン・シンリンの熱演もあり、けっこう、楽しめた作品のひとつであります。だけど、男同士の友情とかもっと熱くみせてくれたらなぁ!!


オススメ度:★★★☆☆

「カジノ・レイダース」が見たいけど、なかなか見つからない度:★★★★★