- タキコーポレーション
- ディバージェンス ~運命の交差点~
三岔口
製作年度:2005年
上映時間:101分
製作国・地域:香港
監督:ベニー・チャン
製作:ベニー・チャン
脚本:アイヴィ・ホー
美術:ウィリアム・チャン
出演もしくは声の出演:アーロン・クォック、イーキン・チェン、ダニエル・ウー、ロー・ガーリョン、アンジェリカ・リー、エリック・ツァン、ニン・チン、サム・リー、ラム・シュー、トニー・ホー
10年前に失踪した恋人フォンを忘れられず苦しみ続ける刑事シュン。彼はある日、実業家イウのマネーロンダリング事件に係わった重要証人を殺し屋コークに射殺されてしまう。事件の立件が困難となり、怒りに震えるシュンは衝動的にイウの会社に乗り込むが、イウの担当弁護士トウにたしなめられてしまうのだった。翌日、イウの息子イウ・ハのデビュー・イベントを張っていたシュンは、トウの妻エイミーが、行方不明の恋人フォンと瓜二つであることを知り、激しく動揺する。(allcinema onlineより)
久しぶりにアーロン映画を観ました。
この作品、全員、まともな奴がいない感じで、おもしろかったです。
ですけど、トーンが暗めだからかもわからんですが、少し、間延びした感じというか、なんか、暗っ!!という映像が多く、我が家のバカテレビ(黒にひじょうに弱い)には、なかなか・・・・。
ベニー監督は大好きです。白髪になってましたけど、乙武君に少し似ている、歯並びがキュートな感じの人です。
ベニー映画に、よくでているダニエル。本人も、メイキングに、スコセッシとデニーロみたいな関係でありたいと言っておりましたね。
アーロン、イーキン、ダニエルと、三者三様の演技がみれて、とってもお得な感じがしました。
中でも、アーロンのいっちゃった演技、よかったです~~。車のバック、こんなやつ、絶対、迷惑。私なら、完全ぶつかってるよぅ。
ほんと、運転中は心穏やかにありたいですね。
この作品で、アーロン、香港電影金像奨主演男優賞ノミネートされておりましたね。
アーロンは、濃さが最近、いい感じになってきましたよねぇ。バタ臭さが、非常に、いい風になってまいりました。四天王の中で、第3位の彼。かなり、第2位に接近してまいりました。(このブログを読んでいる方は、おのずと、この1位から4位、わかるんでないでしょうか。)
しかし、この四天王ってさ、ほんと、いい年のとりかたする人たちですよねぇ。
アンディ、トニーがはいっていた五虎グループは、こんなにいい年のとりかたしているのかなぁ。
(→五虎のみなさんだと思う。ちなみ画像です。)
サスペンス色のつよいアクションだそうです。
アーロンとダニエルが戦う市場のシーン、よかったぁ。息遣いが、ドキドキです。
あと、ダニエルとニン・チンカップルって、けっこう、ステキなカップルですよね。明日死ぬかもわからん殺し屋と、仲介屋カップルだけど。そこがロマンティックだなぁ。ニンさん、坊主頭が、超かっこいい。一度、やってみたいんだけど、私の場合、しゃれにならんほど、まん丸お月さんになるから、やめとこう。(あと、保育園のお迎えとか、子供たちの素直なリアクションに耐えられなさそうだしさ。)
ひげダニエルが、かっこよすぎる。今までの作品の中で、最高に好きなルックス。特権意識のある異常性格な殺し屋ですけどね。
彼は、ほんとに、美形なんで、ニコ同様、悪役だと、ものすごくいい!!!
ダニエルの行動が、かなり謎な感じがしますが、最後にあぁ!!そうなのねぇ!!って。
イーキンもおいしい役だし!この家族もいわゆる幸せな象徴。だけど、その家庭だって、いったん中にはいってみないと、わからんもんだ。どこの家庭もねぇ。家は買わないと負けという感覚が、本人を追い詰めていくんだろうなぁ。賃貸は負けだそうです。
ラムさん、ちょい役だったなぁ。なんで、「PTU」とか主演俳優がさ、こう、あっさりさぁ。。。ラムさんは、とっても貴重な役者さんなのに、こういう役も、どんどん引き受けちゃって、借金とかあるのかな。(とってもよけいなお世話ですけどね。)
エリックも、少しのシーンだけど、かなり重要シーンです。アーロンの10年の痛ましさが匂いたつようであります。
(←エリックは、バゴーンかUFO食べてる?)
ちょいと、展開がドキドキしたり、いわゆる香港映画って感じでなくって、ドラマ部分もいい俳優さんたちが盛り上げてくださってねぇ。もっと、アクションが多いと、私的には嬉しいですけど。不必要な爆発とかないですし。
運命の交差点なんて、ひとむかし前の邦題つけられてねぇ。いらんわ。
たまに、私の人生、こう選択でよかったんかなぁ・・・と思ったりする人に、どうぞ~~。(私だ。)
オススメ度:★★★☆☆
もっと、猟奇的な感じでもおもしろかったかも度:★★★★☆