175本目「エンター・ザ・フェニックス」(2004年・香港) | ★にわか香港映画ファンの映画ノート★

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エンター・ザ・フェニックス

大[イ老]愛美麗

ENTER THE PHOENIX

製作年度:2004年

上映時間:104分

製作国・地域:香港

監督:スティーヴン・フォン

製作:ウィリー・チャン、ソロン・ソ

製作総指揮:ジャッキー・チェン

脚本:スティーヴン・フォン

撮影:プーン・ハンサン

出演もしくは声の出演:ダニエル・ウー、イーソン・チャン、カレン・モク、チャップマン・トー、スティーヴン・フォン、ロー・ガーイン、ユン・ピョウ、ニコラス・ツェー、サム・リー、サミー・チェン、ジャッキー・チェン


香港裏社会を牛耳るマフィアの首領が亡くなった。慌てふためく子分たちは、親元を離れタイで一人暮らしをしていた息子ジョージを連れ戻し、彼を首領に据えることを決める。ところが、子分たちはジョージのルームメイト、サムをジョージと勘違いし跡取りを依頼してしまう。マフィアの首領になることが夢だったサムはすっかり上機嫌。一方、ある秘密を抱えたジョージもそのほうが好都合と、サムの偽装を黙認、彼の付き添いとして香港へと戻ってくるのだったが…。(allcinema onlineより)


調印式 肩の力をぬいて、観てまいりました。「エンター・ザ・フェニックス」。

ドラゴン・プロジェクト 」のとき、楽しみにしすぎて、異様に辛口な観方しかできなかったのですが、今回は、そんなに期待せず観にいったら・・・。

おもしろかった!!!

テンポもよくって、だら~~~とした時間もなく、笑い満載映画であります。キャラがみなさん合っているんで。ほんと、ナイスキャラ連発であります。


マフィアのドンが、ユン・ピョウ。(ここの配役最高ですね。)いや~~、かろうじてかっこいいんだけど、お疲れですか?というお顔のユン様。でも、演技が泣かせます。

そして、ユン様の息子役が、ダニエル・ウー。

っていうか、彼は、存在が完璧でないでしょうか。見惚れるいい男です。どんな顔してもいい男なんだ。

端正な顔立ちアジア代表で、1位、2位を争うんでないでしょうか。ほんとに、この作品では、彼のアップが多いので、劇場でみると、ほんとに、ぽわ~~んとします。アップに耐えられる顔です。(ユン様がつらいときがあった・・・)

二人の親子愛の魅せ方が、ひとつひとつ心温まるんだよなぁ。人形に隠された手紙や、写真のくっつけるところなど。うるうるきました。


マッサージ屋さん イーソンも、すばらしいです。

おかしいんだけど、味のある演技をしてくれて。イーソンのアップが、お肌つるんつるんで、ナイス表情の連続で。彼がいたから、この映画が、楽しくなったと思います。ダニエルのかっこよさだけでは、もたなかった。

イーソンのタイのお部屋のポスターが、「欲望の街 古惑仔・外伝」のポスターをトニーの顔とジョーダンの顔から、イーキンの顔に変えてあるものが貼ってあって気づいて嬉しかった。

欲望の街外伝


マッサージ カレンも、キュートな姉ちゃん役です。酒の飲みっぷりもいいし、ゲロ吐きシーンもしっかりやってくれて!

チャップマン・トーと、ロー・ガーイン親子も最高だし。「口をあけろ」のところの、ふたりが、おかしくって、おかしくって。

タイのマッサージのおばさんも見事なおもしろ顔(登場のインパクト大)してるし、香港のゲイのマッサージ屋が、いかにもな感じで!!(最後のほうは、かなり、主要人物的に登場人物とからんでいて嬉しい。)


「少林サッカー」の株取引している会社員役の、シンチー映画によくでてくる人も、おいしい殺し屋だったし!

ニコのシーンだけ、もっと見たかったなぁ!!!

あんなに情けない感じのシーンが、サービス精神満点で、こんなことやってくれたんだ~!って嬉しく思います。

サムも、おいしいカメオだし。サミーもでてきて、うぉ~~~!!って思いました。

最後、ジャッキーの笑顔でしめるのは、どうか・・・と思いますけどね。(気をつかいすぎでないか・・・)


細かいやりとりが楽しいのと、クライマックスのダニエルとスティーヴンの闘いなのですが、あのくらいの闘いのほうが、「ドラゴン・プロジェクト」よりも、すごい感じがしました。

葉山豪さん、はじめて知りましたが、チャップマン・トーの、「安い!」「安い!」の日本語、泣くほど、うけた。


監督スティーヴン スティーヴン・フォンは、過去のトラウマを持ち続けて、復讐を誓う敵役みたいなのをやってますけど、おいしいなぁって思います。監督だしね!

「ドラゴン・プロジェクト」の兄ちゃん役も可愛かったですけど、こういう、黒スーツビシッって役もすばらしいです。暑そうでしたけどね。


けっこうおもしろくって、映画館で、爽快な気持ちになりました。ぜひ、ご覧になってもらいたい映画です。


ただ、ゲイだろうがなんだろうが、その人の性癖って、そんな大騒ぎするもんなのかな・・・と根本的に思ったりしましたが。でも、ゲイネタがいちいち楽しい!!

そういうことより、人を大切に思うことや、家族ってやっぱりいいもんだ、とか、そっちのほうがメインに伝えたいことなんだろうし、伝わってきて、思わず、実家に電話でもしようかな、と思いました。(してないけど・・・)


オススメ度:★★★★☆

傘をたくさん差し出すシーン、結局濡れてないか?と思った度:★★★★☆


おまけ画像

表紙