155本目「硝子のジェネレーション」(1998年・香港) | ★にわか香港映画ファンの映画ノート★

★にわか香港映画ファンの映画ノート★

香港映画が大好きです!!愛してます!!

ハピネット・ピクチャーズ
硝子のジェネレーション~香港少年激闘団~

ニコラス 新古惑仔之少年激闘篇

YOUNG AND DANGEROUS:THE PREQUEL

製作年度:1998年

製作国・地域:香港

上映時間:115分

監督:アンドリュー・ラウ

製作:バリー・ウォン、マンフレッド・ウォン

脚本:マンフレッド・ウォン

撮影:アンドリュー・ラウ

歌:ニコラス・ツェー

出演もしくは声の出演:ニコラス・ツェー、サム・リー、ダニエル・ウー、スー・チー、リリアン・ホー、フランシス・ン、ユー・カーホー、ユエン・ワイホー


1989年の香港。17歳のナンたち幼なじみの仲間はある日、クラスメートのケリーがチンピラに絡まれている場面に遭遇する。ナンは彼女を助けたものの、その後報復に来たチンピラたちと乱闘になり、ナンたちは警察に捕まってしまう。そんな彼らを暴力団組織の洪興社が救ってくれる。やがて、学校に居心地の悪さを感じていた彼らは洪興社に身を投じる。「欲望の街」の番外編的作品で、主人公たちの青春時代が描かれる。(allcinema onlineより)


ニコラス・ツェー、デビュー作品であり、「欲望の街/古惑仔」シリーズの番外編ともいえる作品だそうです。

ポニーキャニオン
欲望の街~古惑仔 I・銅鑼湾(コーズウェイベイ)の疾風

このシリーズを一切、観ていない私ですが、ニコラスのデビューってどんななの!?という感じで観ました。


学生のふたり いや~、いいです!やっぱり、ニコラスは!

美しいし、もう、釘付けであります。なにがいいって、顔がいい、感じがいい、もう、どうしようもなく、いい!!

もう、きっと、鮮烈なデビューだったんでしょうねぇ。演技だって、いいしさ。

彼の感想を書くときは、だいたい、こんな風になっちゃいます。いくつよ?って。

普通デビュー作品だったら、究極に垢抜けていない感じとか、太っていたとか、そういうのありそうなんだけど、彼の場合は、もう、最初から今まで、ずっと、美しいっていうのが、すごいっす。

若いのに、しっかり、鍛えられていて。こんな10代、ほっとかないだろ~~~と思います。どんな世界でも。

学生の姿が、いいんです。白シャツが、またぁ!そして、怪我をして痛がっている姿が、妙に、官能的なんですよ!美しい男は!(おかしいですか・・・・)


そして、サム。彼も、キャラクターが、いつもいいですよね。変化球投手のようです。

おしゃべりな、でも、小心者くさい役が、ぴったりでした。ちょっと、力が抜けた感じがいつも、いいなぁと思います。退学しているのに、学校に来ちゃうところが笑えます。そんな先輩いたような気がしたなぁ!


ダニエル・ウー。美しいんだけど、ニコラスに完全押されているような雰囲気です。見せ場もあるんだけどなぁ。ただ、雨にうたれているときの髪が、どうも、気になる。髪質が細いのかな・・・。ぴったり、おでこに、くっついて、気になりました。ガタイが、人一倍でかい。ぬぼっとしてみえますが、でも、顔立ちは、あいかわらず、目立ちますねぇ。


仲良し二人 スー・チー。またもやおいしい役。もうちょっと、ニコラスとの恋愛を描いて欲しかった~~~。「香港を発ちます・・。フェイ。」とポケベルで、伝言。なんて、去り際もかっこいいんだよ~~。男をかき回すだけ、かき回しておいて!気取っているときのスー・チーってほんと、かっこいいですよねぇ。そして、キュートなときのギャップが、また!!ちょっと、はまる気持ちがわかりますよ~~。

くるくる寿司店での、いちゃいちゃシーンは、すばらしいなぁ!!く~~~。うらやましいぜ~~。ほんとに。


ニコのボス ニコのボス!この方、アンディ映画でも、けっこう、みる、イレズミどっさりおじさん。迫力ありますね。

普通の高校生が、そっちの世界にいっちゃうのが、わかるような・・・。(でも、いかないと思う。学校の歌唱大会で、校長にとめられたくらいでね。)

この間、ホンマモンの人に、「おい!ねえちゃん!!」って、言われたことがあって、めっちゃ、びびりまくりでした。私。そのとき、いくら、映画ではかっこよくても、その世界の人たちとは、うまくやっていけんのよ・・・と心の底から思った。いわゆるわかりやすいおじさんだったのも、あるけど・・・。


フランシス・ンが、もうちょっと、なんかやってくれそうかな?とも思ったんですけど、やっぱり、画面がひきしまります。


学生姿が! この作品、けっこう、おもしろかったです。ニコの熱演が、すばらしいですね。歌もバッチリ!

1989年のことを描いている作品で、作品の中で、香港の黒社会の若者と対比させて、中国の天安門事件のことがちょっとだけ流れておりました。映画の中で、

「自由を求めて、命をおとすものがいる。理想をもとめて、命をおとすものがいる。目的もわからないまま、命をおとすものがいる・・・。」と、決闘後の香港の黒社会の若者たちが、倒れている姿があって、なんだか、ほんとに・・・・・と、ちょっと考えさせられました。

ニコの義父って、いい人なんじゃん!って思い、そこで、また、切なくなりました。

けっこうまじめな部分と、青春映画の初々しい感じもあって、話も見ごたえあり、あっという間に見られました。アンドリュー・ラウ監督なのですねぇ。。


オススメ度:★★★★☆

ニコラスのPV、長いバージョンみたいな感じでした度:★★★★★