154本目「ワイルド・ブリット」(1990年・香港) | ★にわか香港映画ファンの映画ノート★

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ハピネット・ピクチャーズ
ワイルド・ブリット

ここが泣かせる BULLET IN THE HEAD

製作年度:1990年

製作国・地域:香港

上映時間:131分

監督:ジョン・ウー

製作:ジョン・ウー

脚本:ジャネット・チェン、ジョン・ウー、パトリック・レオン

撮影:ラム・コォク・ワ、チャン・プイ・カイ、ソムチャイ・キッティクン、ウォン・ウィンハン

音楽:ジェームズ・ウォン

出演もしくは声の出演:トニー・レオン、ジャッキー・チュン、ウェイス・リー、リー・チェーハン、サイモン・ヤム、フェニー・ユン、ヨリンダ・ヤン


ジョン・ウー監督による90年の作品。これまで男の友情を描き続けてきた彼が、戦場という極限状況下で次第に狂い始める男たちの狂気の世界を描く。若きトニー・レオンの姿も見られるこの作品のシナリオには、あの『男たちの挽歌』の続編用に書かれたプロットが使われている。
67年、香港。スラム育ちのベン・フランク・ポールは、ある事件をきっかけに追われる身となり、ベトナム戦争下のサイゴンへ逃げる。しかし、そこで彼らを待ち受けていたのは、想像をはるかに越える現実だった。香港映画史上最高の巨費と膨大なフィルムを使用し、軍の協力を得て撮影された、バイオレンス映画の決定版だ
(amazonより)


ワイルド・ブリット なんて、濃いお話でしょう・・・・・・。

まったく、予備知識なしで、ただ、ジョン・ウー作品に、トニーがでているんだ~♪で借りてみたら!!

また、ジャッキーが熱い!!!!

うれしいなぁ。ほんとに。この人、こういう熱い可哀想な役させたら、私の中で、世界一だけどなぁ。

香港でごちゃごちゃやるのかと思ったら、ベトナムですよ~~。(最近、「ベトナム」づいている・・・)

だから、そっち、いっちゃダメだって~~。

ベン(トニー)と、フランク(ジャッキー)、ポール(ウェイス)は、香港時代は、とっても仲良し3人組なんですけど、ポールがね、お金にどうしようもなく狂っちゃって、友情が、こう、ぐちゃぐちゃするんですけど。


サイモン・ヤム フランス系華人に、サイモン・ヤム!若い!!濃い!!今の濃さより50パーセント増しですよ~。

中盤、サイモンが主役?ってなくらい活躍してました。サイモン版「ランボー2」のようでした。

回転しながら、銃を撃ったり!動く、動く。


でも、なんといっても、ジャッキーとトニーですよねぇ。大熱演とは、このことでしょうか!

ジャッキーが、ほんとに、よくがんばってくれたのです。過酷の中で。ほんと、鬼気迫る演技で。

ジャッキーって、サッカーでいうと、中山雅史を思い出す。熱さが似ている。

つかまっちゃった 「いますぐ抱きしめたい」と、基本、熱さ、友情優先さ、は、同じなんですけど、状況が、香港でなく、戦争の現場ですからね、危機がもう、はんぱじゃないです。

ベトナムでの現地で、捕虜みたいになったときのシーンは、もう。ほんと。ドキドキ!!っていうか、そりゃ、狂うよ~~!って思います。香港では、不良でも、殺しなぞ手に染めるやつではないのに、そこでは、「殺さなきゃ、おまえ殺す!」って感じで。ここが一番ドキドキしました。

そのときのトニーもいいんだなぁ。「俺たち、香港かえるぞ!」って。なんか、どんな愛情の告白よりも、濃い感じです。


3人でケンカ トニーの演技に大泣きですよぅ。だって、途中で金に狂っちゃったポールは別として、ジャッキーとトニーは、ものすごい友情だったから。ジャッキーを思って・・・・。

トニーが泣くと、わたしも泣きたくなるよ。(←おかしいですか?)

ほんと、いいやつでした。困った女がいたら、やっぱり助けなくっちゃ。

「東京攻略」のときは、トニーのアクションって、新鮮♪って感じで、ほのぼの観れましたが、この作品は、アクションというより、必死な感じで、逆にすんなり観られました。

髪が水に当たると、細かいウェイビーヘアのトニーがみられました。天然パーマなのかなぁ。

最後、「エクソシスト」の女の子を思い出すような、顔の傷だったなぁ。


撃つもん 設定がものすごいから、全然先は読めないし、もう、銃撃戦は、あたりまえにものすごいし、ちょっと長いけど、ほんと、トニーとジャッキーがすばらしくって、あっという間でした。

「男の友情」を少しでも踏み外すと、人間じゃないくらいに、ひどい目にあいますね~。

ジャッキーが、大好きです。やっぱり、ジョン・ウー監督は最高ですね。濃いんだもん。


オススメ度:★★★★☆

ジャッキーの熱さが大好きだ度:★★★★★