127本目「ラブ・ソング」(1996年・香港) | ★にわか香港映画ファンの映画ノート★

★にわか香港映画ファンの映画ノート★

香港映画が大好きです!!愛してます!!

コロムビアミュージックエンタテインメント
ラブ・ソング

「甜蜜蜜」

製作年度:1996年

製作国・地域:香港

上映時間:118分

監督:ピーター・チャン

製作総指揮:-

原作:-

脚本:アイヴィ・ホー

音楽:チュー・ツァンヘイ

出演もしくは声の出演:レオン・ライ、マギー・チャン、エリック・ツァン、クリストファー・ドイル、クリスティ・ヨン


10年にもわたる一組の男女の恋愛模様を描いたロマンティック・ラブストーリー。香港アカデミー賞で、グランプリなど全9部門に輝いた名作。シウクワンは、ある事情から中国大陸を後にし香港へと渡ってくる。同じような理由で香港にやってきたレイキウ。町をさよっていた二人は、偶然マクドナルドで知り合う。それがきっかけで二人は付き合うようになるが、それは10年にも及ぶ二人の愛憎劇の序章にすぎなかった。(yahoo!ムービーより)


昨日、夜、あわてて借りに行ったこの作品。

小さな祭りで、みなさんからのとっても評価の高かったこの作品。いてもたってもいられなく、観ました。


上に、愛憎劇となっておりますが、この二人、憎んだ瞬間なんて、あったのかなぁ。。

孤独の中で、「同志」って思える人が、いた。それが、男性でも、女性でも関係なく、ほんとに、深いつながりになるんだろうなぁって思います。

「都会」って、でてみないとわからなかったけど、故郷から離れて、一から生活することって、こんなに、いろんな感情を味わうもんなんだ・・・って、思っていたから、本土から、香港という「都会」で、戦うように生きていく二人に、とっても共感しました。

だから、その中で、ほんとの自分を見せられる存在は、ほんとに、大事です。

みんな、「小さな夢」にむかって、もがきながら、生きているのかなぁと。


中でも、私は、エリック・ツァンに感動しっ放しでした。私、あの船のシーン、マギーの行動を心から理解できます。あそこで、ついていく気持ち。ああやって、言われたら、絶対。

ミッキーが、泣かす!!


レオン・ライ。「ヒーロー・ネバー・ダイ」のときは、もう、最高にクールでしたが、今回も、別の魅力にあふれておりました。香港来たての彼の、初々しい感じ!!演技としても、すごいなぁ。引き出す監督もすごいなぁ。

大人なふたり (このシーン、セクシーでしたぁ!!ドキドキ。)


そして、マギー!!彼女の表情。台詞にない、あの繊細な表現。痛いほど、切ない。

彼女の役、うまくやらないと、単なる上昇志向の強い女って終わりそうなんだけど、背景が、容易に想像できる、そうやっていかなきゃ、彼女は生きてはいけなかったんだ・・・と思えました。


レオンの奥さんも気の毒っちゃ、気の毒だけど、恋愛には、ほんとに、こういうことが、よくあるわけで・・・。

タイミングというか、どうしても、好きだけれど、うまくいかない何かが。


クリストファー・ドイルがでてた!!スラングばかり教える英語教師役。切ないなぁ。あの恋愛も。

「受け入れる」感じが大人でした。


ラブ・ストーリーの部分も、十分堪能できましたが、ドラマに、圧倒されました。

テレサ・テンって、ほんと優しい声で、切なくって、いいです!

ステキな作品でした。


オススメ度:★★★★☆

マギーって、すごいなぁ。度:★★★★★