- ジェネオン エンタテインメント
- わすれな草
製作年度:2000年
製作国・地域:香港
上映時間:101分
監督:イップ・カムハン
製作総指揮:トーマス・チュン、ウィリー・チャン
原作:-
脚本:イップ・カムハン
音楽:チウ・ツァンヘイ
出演もしくは声の出演:エリック・ツァン、ニコラス・ツェー、スー・チー、スティーヴン・フォン、サム・リー、ケリー・チャン、アンソニー・ウォン、テレンス・イン、サンドラ・ン
30年前、吸いかけの煙草をくれた謎の女が忘れられないヒョウは、彼女に会いたい一心で、単身移住していたブラジルから香港へ戻る決意をする。だが、久しぶりの香港には昔の面影がなく、途方に暮れる。そんな時、チンピラのスモーキーと出会い、金に困っていた彼に札束をちらつかせ、女を捜す手助けをしてもらう。渋々引き受けたスモーキーだったが、宿敵・九龍との決闘で汚い手を使われ傷を負わされた話や、探している謎の女の話を聞くうちに次第にヒョウに友情を感じ始めるのだが……。 (yahoo!ムービーより)
また、全然予備知識なく、キャストだけで、観たこの作品。
切ない恋愛ものかな、と名前だけで判断したんですが、恋愛ものというより、親と子ほど、年の離れたエリックとニコラスの友情というか、なんというか。
いい感じなのです。
やたらと、ちょこちょこでてくる人が、豪華で、また嬉しい作品でした。
エリックとニコラスが、ほぼでずっぱりで、あとは、カメオっぽく、まぁ、ちょこちょこいい味を出すのですが。
「わすれな草」は、なんかの花なんかな、と思っておりましたが、この作品では、忘れられない彼女が吸っていたタバコの意味らしいっす。大事にもっているんですよ。吸い終わったタバコを30年も。
エリックは、演技はいうまでもなく、迫力というか、くぎづけになります。ブラジルから30年ぶりに香港に戻ってくる殺し屋(?)役です。
そして、エリックに見込まれたのが、娼婦の息子ニコラス。お父さんの顔を思い出せないお母さんは、彼を思い出すために、今でも現役の娼婦です。お母さんを影で支えるチンピラというか、ポン引きもやったり、とか、ふらふらした男です。
この役のニコラスが、もしかしたら、今までで一番好きかもしれない・・・と思いながら観てました。(「PROMISE」観てないからかもしれないけど。)
いい奴なんだもん!本当に。演技だって、すっごいもん。見た目も完璧なのに。髪もちょっといつもより、短髪で、さらに好みだし。
そして、エリックの30年前役(エリックの妄想)が、スティーヴン・フォン。そして、彼の適役が、サム・リー。
またぁ、この3人だぁ!!
スティーヴンが、神がかり的に、かっこいい!!!(また、何度も巻き戻した。)
回想シーンだから、10分も満たないのですが、「詩人の恋」より、ファンとしては、もう、大満足です。
彼は、やっぱり、女性と絡むといきる!スー・チーとのやりとり、すばらしかったです。もう!
口の中のタバコ隠し。すげぇ。
サム・リーも、おまえさん、本当に細いなぁ、と思いながら、でも絶対印象に残る演技をしますね。
スー・チー、絶対、おいしい役!!ほんと!すっげ、綺麗。びっくりした。
30年、同じ鮮度で、男をときめかすルックス。すごいです。女性必見です。
唇、やけどしたわけでは、ありません。なんか、辛いもの食べたわけでもありません。
別の意味で、おいしいケリー。この人、ほんと、ビデオ越しの顔とか、ほんと、整った顔してんだな、一般人は、こうはいかないな、と強く思いました。
アンソニー・ウォンも、すっごい印象だったし、姉御サンドラも、なんだか、綺麗に思えた。迫力あったし。
ニコラスが可愛くてしょうがない、って感じでした。
テレンス・インは、いかれた、LA帰りのチンピラ役でした。でも、いつも、邪魔してきて、しっかり、残ってます。(すいません。「香港国際警察」のとき、気づかなかった。)
親子の愛情とか、男同士の不思議な友情というか、人間くさい、だけど、ほんわかあったまる映画でした。
好きです。音楽がよかった。テレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」が、かなり効いてます。
(私も、よく歌う。18から歌っていた気がする。)
ちなみに、「喜劇王」にでていた、3人組の真ん中(誰かわかるかなぁ・・)もチョイ役だけど、でてました。でも、目立ってました。香港の亀田三兄弟みたいです。
しっかし、ほんと、タバコいっぱい映画。みんな、うまそうに、また。
ちょっと、途中だれたような気もするし、オチも、あぁ、そうなの?って感じでしたけど、でも、全体として、観てよかったな、意外とよかったな、ラッキー!って感じでした。
オススメ度:★★★★☆
回想シーン、何度も見た。スティーヴンの目の表情をどうか堪能してください度:★★★★★