113本目「拳神/KENSHIN」(2001年・香港) | ★にわか香港映画ファンの映画ノート★

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ハピネット・ピクチャーズ
拳神 KENSHIN デラックス版

製作年度:2001年

製作国・地域:香港

上映時間:97分

監督:アンドリュー・ラウ、コリー・ユン  コリー・ユン監督のほかの作品「クローサー」「トランスポーター」「ターゲット・ブルー」

製作総指揮:バリー・ウォン、ドウ・ショウファン

原作:-

脚本:チャン・サプサム

音楽:チャン・クォンウィン

出演もしくは声の出演:ワン・リーホン、スティーヴン・フォン、ジジ・リョン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウ


人間の脳は、その90%は眠ったままになっており、そこは“神の禁区”と呼ばれていた。そして、その秘められた能力を引き出すパワーグローブの研究開発が政府により進められていた。だが実験は成功したものの、突如研究はストップされその事実は闇へと葬られてしまった。それから20年後の近未来サイバーシティHONGKONG。青年クァンは、警察官で拳法の達人だった父フォンロイの姿を、彼を映した映像でしか知らない。母ウィンからは、クァンが生まれる前に父は死んだと聞かされていた。そんなある日、ウィンのもとにフォンロイの元同僚ダークがパワーグローブを手に現われ、クァンに真相を話すよう伝える。 (yahoo!ムービーより)


バリー・ウォン製作総指揮。

アンドリュー・ラウ監督。コリー・ユン監督。

そして、主演がワン・リーホン。ワン・リーホン初めて、観た。またまた、いい男、発見ですなぁ。

可愛い顔と、完璧な肉体。ちょっと、ジェイク・ギレンホールを彷彿させる顔つき。えぇですな。

勢ぞろい


近未来(たぶん2050年くらい)の世界を描いております。

人間は、普段、脳の10パーセントしか使っていないそうです。だけど、それをひきだしちゃったら、さぁ、大変の世界です。

北斗神拳でも、人間、本来30パーセントしか自分の能力をひきだしていないのですが、全部だせちゃうぞ、みたいなエピソードがあります。(「北斗の拳」第3巻。でっかい悪魔みたいなやつと戦うときです。お母さん想いの悪魔でした。)

ちょっと、それを思い出しながら、楽しみました。


私は、なにが楽しみかっていうと、ユン・ピョウ!!!わたしの小学生時代のアイドル。

ユンさま~!です。彼は、ワン君のお父さん役なのですが、「パワーグローブ」をはめちゃったおかげで、洗脳されてしまい、ちょっと、悪役です。

ちっと、太りました?いいです。そんなん。マスクしていたほうが、よかった?いえいえ。はずしたとき、ちょっとふっくらした頬が愛しいです。

キレは、そりゃ、全盛期と比べちゃ、コクってもんですけど、おいらは、ついていきます。

ユン・ピョウ


サモハン師匠もかっこよかった。ドクタークランプのリアル版かと思った。サスペンダーが、やっぱり、いい!!(私も、しちゃおう。絶対、しちゃおう。)

彼は、本当に、ユン・ピョウにくらべると、若いというか、年をとったんだけど、そんなに、びっくりしない。

童顔の得というか、まんまるで、しわとか、よくわからんし。

「お前は、死ぬのが、怖いか?」

彼は、「パワーグローブ」のせいで、自分の死期がわかるのです。

まるで、「ブッダ」の三つ目みたいに。その恐怖。すごいことだと思うけど、冷静にその状況を受け入れていることに、感動しました。人も恨まず、天も憎まず。

もうひとつ、「パワーグローブ」の影響は、太るということ!以前のサモハンを、イーキン・チェンが演じておりました。(無理あっだろ~!香港プレミアのときに、さかんに、インタビューの人に、聞かれていたなぁ。)

拳神のスティーヴン


スティーヴン・フォンは、なんだか、微妙というか、あんまり、魅力的に感じられなかった。

目の表情とかは、いっつも大好きなんですけど。ワン君が、あまりにも、魅力的だからでしょうか?

でも、やっぱり、女に惚れられちゃう役です。(プレミアとかのほうが、髪、短くって、かっこよく感じた。逆に、ワン君は、髪が短髪から、ちょっと伸びていて、感じが変わっていたなぁ。短いほうが、私は、好きだなぁ。誰もきいてねぇ!!)


ロイ・チョン!!!悪役でした。まさしく。

ロイ

だけど、圧倒的存在感です。普段は優しいお兄さんのように、見えました。(また、プレミアのとき)

ジジもキュートで、フォンの相手役のお姉さんも、美しかったなぁ。(女性陣には、あっさり感想。)


映像がCGいっぱいだけど、意外といやじゃなかったなぁ。アンドリュー監督の「ブルー・エンカウンター」より、好きな仕上がりです。

っていうか、豪華ですから。俳優が。つまらんわけないだろうって。あと、コリー・ユン監督ものを、観たいなぁと思いました。

家族の絆、友情、恋愛、未来の世界が、ぎっしりつまった映画でした。アクション映画でも、ドラマ性があって、よかったな、と思いました。


「強さは、怒りじゃなく、愛なのだ。」というような言葉が、繰り返されましたね。

「北斗の拳」と、通じますね。「無想転生」です。フドウを思い出す・・・・(涙)

家族を守る愛。愛するものを守る強さ。これぞ、この作品のテーマですね。そういうテーマは、ほんとに、大好きです。

ワン君のインタビューで、「パワーグローブ」を、「ライト・セーバー」とたとえていて、なるほどな、と思いました。っていうか、ほんと、似た設定だなぁ。そう、言われれば。


オススメ度:★★★☆☆

ユン・ピョウ全盛期作品、観ていくぞ~度、まずは「孔雀王」あたりから?度:★★★★☆