体の不自由な時に考えたこと | 新潟市ボクシング教室 ”市ボク”サブ通信

新潟市ボクシング教室 ”市ボク”サブ通信

新潟市陸上競技場の脇にたたずむ1件の古ぼけた道場。
そこに、ボクシングに興味を持った老若男女が、
それぞれ目的を持って、毎日気持ちのいい”汗”を流しています。
そこで流したいろんな”汗”のカタチを、
コーチ&練習生がニオイ抜きの写真と文章でお届けします。

マリオですえへへ…。先週土曜日の怪我は、未だに治らずの状態ですガクリ

こういう時、私はどのような練習をして、どのような態度でいるべきなのか・・・を今週考えました。柔道の先生は子供達に、怪我のために前廻り受け身ができないなら後ろ受身をさせ、2人組の打ち込みができないならばシャドー打ち込みをさせ、それもできないならゴムチューブを使っての手の引きをさせていました。

話はとびますが・・・2年前に私はオヤジカップ大会に出場する予定でしたが、その3日前に転倒して右肩を負傷してしまい、右腕が動かなくなって、大会を棄権しました汗。しかし、そのときの決断が正しかったのか、未だに悩んでいます。仮に、出場を強行していても怪我をこじらせるだけだったかもしれません。また、本調子でないことは、相手の方に失礼だし、怪我を負けたことの言い訳にしかねません。

しかし、たとえ負けても左手だけでも闘うべきではなかったのか、とも思いました。結局、あの時の決断の是非のついては結論がでないのですが汗

国際大山空手道連盟の大山茂最高師範の言ったことで、「右腕を折られたら左腕で倒せ。両腕を折られたら足で倒せ。両手両足が利かなくなったら噛み付いてでも倒せ。それで殺されたら化けて出ろ。男として生まれたからには、倒れるときはただ1度、死ぬときだけだという覚悟で行け。」とのことで、感銘をうけました。まあ、極端ですけど・・・。

練習に於いては、とにかく今できることをやっていけばいいわけなんですね。また、闘う時は、左足が利かぬなら、左足の負担にならない動きを考えていけばよい、と思い至りました。不適切かもしれませんが汗・・・路上での喧嘩に遭遇したとき、「今は足が痛いから、また今度ねおんぷ。」とは言えません。

今週・・月曜は用事もあって、合気道に行きました汗。勿論、ただの見学でした。しかし、この見学も「見取り稽古」と考えれば、マイナスにはなりません。ただ動けばよい、ということではなく、人の動きを観て勉強することも大切なことだと、改めて思いました。

市ボクに行ったのは、水曜日でした。コーチとマスボクシングをしました。コーチは私の怪我のことをご存知で、加減してくれましたえへへ…。私の方は、この不自由な足でどう動くか、かなり考えました。足の痛みで、踏み込めないし、フットワークは出来ません354354。このため、いつも以上にパンチは届かず、「亀田家」の接近戦で行くしかないと思いました。でも、これだけではやられてしまうので、横移動は合気道の転換動作の応用で、スウェーは空手の猫足、他にも「流し付き」をしてみたり・・・傍から見たらハチャメチャだったかもしれませんが、「総力戦」で思いついたことをいろいろとやりました汗

これがいいのか悪いのかは置いておいて汗、今週のような不利な状況でいかに闘うか、また、不自由な体でどのような練習をするのか、について考える機会に恵まれたということで、それなりに有意義な1週間でありましたえへへ…