潮騒が聞こえる旨さ! <岩の井 純米原酒 山廃仕込み meets 石垣島のラー油> | 還暦過ぎて料理生活家<旧:口中の幸い>

潮騒が聞こえる旨さ! <岩の井 純米原酒 山廃仕込み meets 石垣島のラー油>

前回ののんべいバトンで、冷蔵庫の中身を洗い出していたら、あ、そうだ「天吹 特別純米 山田錦 超辛口」が残ってたんだと思い出し、とりあえず1.5週間ほど前に飲んだ印象を書いておきました。「香りなくなったけど、まとまってきた」と。


で、今日ウチに帰ってくると桜海老を炒めたいい匂いが。サツマイモを千切りにして桜海老を加えてお焼きにしたそうなんですが、僕は軽くチンしてほぐし、オーブントースターへ。これが酒飲みを誘ういい匂いなんですよねぇ。


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ちょっと天吹のことが気になっていたのでちょいと飲んでみますが、まったく気が抜けたような酒になっちまって。。。過去エントリも参照 してもらうとして、僕の結論は「天吹に超辛口はいらない」。天吹は天吹らしく、非日常的な場での食前酒、および食後酒という独特なポジショニングを完遂したほうがいいのではないかと思いました。


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サツマイモと桜海老という、およそご飯のおかずとしてはNG出されそうな、でも酒飲みとしてはエンドルフィン放出的香りの前に、常温ほったらかし保存していた岩の井 純米原酒 山廃仕込みが無性に飲みたくなり、燗するためにやかんでお湯を沸かす間、羽陽男山 ひやおろし 純米 出羽燦々 中汲みをちびちび。


そんで熱燗で飲る岩の井 純米原酒 山廃仕込み(15BY)。くーっ、旨いっス! 二ヶ月に亘る夏場の常温(?)ほったらかし保存で、いい具合の深い酸味が! 熱燗にすると甘い旨みが奥へ退き、しかししっかりとしたコシのキレのいい味わいに。


でさらに!作ってくれていた豚肉と大根の炒め煮石垣島ラー油をたらして中華鍋で温め直し。これがね、旨い! しかも海同士というんでしょうか、岩の井とバッチリの相性。


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この石垣島のラー油、かなりエライです。ちょいとたらすと、普通のお料理がプロのお味に!って感じの魔法の杖なんですよ。ちなみに原料を挙げますと、
■島唐辛子
■唐辛子
■春ウコン
■秋ウコン
■ピパーチ
■石垣の塩
■ニンニク
■白ゴマ
■黒豆
■山椒
■黒糖
■植物油

大体はそこから想像できるような香りなんですが、これを料理にあわせると「アーラ不思議!」となると。

というわけで、なんとなく潮騒の聞こえてきそうな夕餉でしたとさ。


#この石垣島のラー油。作ってるところはペンギン食堂といいます(笑)
でも、冗談ではありません!苗字なんです。辺銀さん。辺銀暁峰さんが作るラー油なんです!


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「ペンギン食堂」
沖縄県石垣島大川199-1
TEL:0980-88-7030
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