以前鑑定をしたお客さんから近況の電話がかかってきたので、許可をもらったんで内容を書いてみます。
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ある会社の社長さんが、そろそろ息子さんに会社を継がせようと、他所の会社でサラリーマンをしていた息子さんを自分の会社に入れられたそうです。
息子さんも、「親父が大切にしてここまで大きくしてきた会社だから」と、今までと畑違いの職種ではあるものの、会社に入られたそうです。
しかし、やはりその道で40年やってきた社長さんからすると、息子さんの新しいやり方は認めにくく、ケンカが多くなってしまったそうです。
そなときに、社長さんの奥さんがたまたまイベントに来られていて、「易者」というのに惹かれて相談に来られました。
「夫に直接鑑定をしてやって欲しい」と言われたのですが、中々時間が取れないそうでしたので、メール鑑定をさせていただきました。
そのときに周易で出たのが「風雷益の上九」でした。
社長さんは易経?論語?の読書会みたいなのにも出られているそうなので、ちょっと詳しく書かせていただいたのが、下の文です。
益卦に「上を損して下に益す、民説ぶこと疆りなし」とあります。
「上の者が自分の持ち物を減らして、下の者に与えるから喜ばれる」という意味です。
上はもちろんお父様で、下はもちろん息子さんのことです。
今、息子さんは新しい仕事に対して、それこそがむしゃらに頑張ってらっしゃるんだと思います。
それは、お父様の会社を継ぐということは、従業員の人生も引き受けなければならなくなる・・・そういう気持ちなのだと思います。
しかし、息子さんはそれをお父様が分かってくれていないと思ってらっしゃいますよ?
だから上九「これに益すことなし。或はこれを撃つ。心を立つること恒なし。凶」が出たのかと。
「自分の都合や利益だけを考えて、他を認めようとしない者には、誰一人として利益を与えてやろうとは思わない。それどころか、憎んで攻撃してくる者もいる。凶」という意味ですが、そういう状態にはなってらっしゃいませんか?
あれはダメ、これは良い、では心は伝わりません。
経営者として息子さんがまだまだ未熟だと思われるなら、もっとお父様が培ってきた哲学を伝えてあげて下さい。
経営者として息子さんがまだまだ未熟だと思われるなら、もっとお父様が培ってきた哲学を伝えてあげて下さい。
そうすれば、息子さんも素直に聞き、そして自分で更に考えて、いずれはお父様とは別の経営哲学を自ら築き上げていかれると思います。
「先生のメールを読んで、自分自身、反省いたしました。
先生のあの言葉、ガツンときました」と、言っていただきました。
まだまだ息子さんに教えなければいけないことはあるけれど、息子を後継者と認めて接するようになってから、息子も見違えましたよ、と喜んでいただけました。
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やはり、易経というのは非常に大切なことを教えてくれるな、と、最近ますますよく感じています。
その場しのぎの言葉ではなく、将来に繋げるためのヒントや、チャレンジになるようなことを、僕自身がしっかりと考えられるようになりました。
信頼される易者になれるよう、もっともっと運命学の学びを深めていこうと思います。
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開運アドバイザー・易者 武部泰莞
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