昔懐かし、今もあると思うが・・・。

岩波文庫のデザインを模様か柄に見立てポーチにしてしまった商品。

堅物の岩波書店が良くOKを出したものだ。

ローコストにより誰でもが読めるそして、日本人の知識レベルを向上させるために・・・と裏表紙に崇高な使命を帯びた文章が確か記されていたと思う。

ゆえに、セピア色の表紙(安い紙)と商品価格を★の数で決めていた。

合理的と言えば合理的である。

当時の日本は高度経済成長に伴い、インフレがひどく、その都度価格を訂正する手間暇を★の単価でしのいだのだ。

値上げの場合、★1個○○円と訂正した紙を本屋の入り口に貼れば済むのである。



まさか、岩波文庫創刊メンバーはこのような姿・形で商品化されるとは夢にも思わなかったであろう。

しかし、嘆くよりは喜ぶべきだ。

このポーチにより岩波文庫自体の存在を知る若者もいるであろう。

確実に少しは拡がるのだから・・・。


ちなみにこの販売台 は弊社提供商品である。