「犬とかいう狂気の永久機関」
ちょうど昨年の今頃、ドライブがてら訪れた某海浜公園。
その一角には「ふれあいワンワン王国(仮称)」なる催しがあり、覗いてみると敷地内を駆け巡るワンコたちの姿が。
根っからのワンコ好きである僕、その状況にテンションあがりまくる。
よく躾られているのであろう、和洋問わず、大型犬から小型犬までが仲良く共存している様子。
とても可愛い。人懐っこく、手足では飽き足らず顔まで舐め尽くされる。まさに癒し。心和む。
……とはいえ。落ち着いてあたりを見回すと、粗相だらけでもある。踏んでしまわぬように足場を探す。
ワンコは好きでもウン項は好きではない。
薄い毛色のあるワンコをじっと見ると……どうにもこうにもそれによって汚れている。
……いくぶんテンションが下がり始める……。
そして、隅の方では飼育員の方に叱られているワンコの姿が。そのワンコは叱られながら、ずいぶん汚れたタオルで口周りを拭われていた。
……?
ワンコたちはウン項を咀嚼しているという、悪夢のような現実。
食事が足りないのだろうか、それはわからないけれど、「ウン項を食べて、それをまたウン項に……」しているという自家発電ぶり、まさに永久機関。
サッカーで言うならオウンゴール(←違う)。
そして、である。
おお、その口で、その舌で舐め回されていたという狂気。
心のなかで絶叫。まさに絶叫(せざるを得ない)アトラクション!
完全にテンションが下が……いや、戦意喪失。ここのワンコと戯れるわけにはいかない。早く顔を、手を洗わないと……。
そんなことをふと思い出してしまった連休……。ワンコはいまでも大好きですけど、その類の催しからは遠ざかりつつ……ビバ、犬とかいう狂気の永久機関!
あの海浜公園には行くことはないであろうと思う私である。
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